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人よりも繊細なきみへ



春、夏、秋、冬、
移りゆく景色もきみにとっては、
この世界がひっくり返って、
何かが始まろうとしているように見えているかもしれないね。

音、味、匂い、光、
色んなものを吸収するきみの体は、
今、なんて言っているのだろう?

「疲れた…」

そうか、疲れているんだね。
でも、何故だろう?
色んなものを感じ取れる繊細さがあれば
楽しさや喜びももっと感じていてもおかしくないのにね…

窓を開けて見て
そこには、今のきみだけが見える景色があるでしょ?

空の色を、きみは何て表現する?
青色以外の何か?それとも、やっぱり青色がしっくりくる?

ほら、あっちの方では葉っぱが風に揺られて、
まるで、きみに応援歌を送っているみたいだ。

「大丈夫だよ、そのままでいいよ」
そうやって、体全体を使って。

あれ、もうこんな時間だっけ
と思わせるような、
真っ赤な夕日が顔を出した時、

きっときみは夕日が落ちていくスピードに
驚くだろう。

きみの感性が、
綺麗な夕日を捕まえようとするその瞬間、

スッと、夕日は沈んでしまった。

なんだか、暗くなった空は、
今にも覆い被さってきそうなくらい
何かを訴えかけているようにも見える。

すると、何だか不安が、心の中で咲いた気がした。
何に対する不安かもわからないようなものが…

夜はね、
今日の反省をするためにあるんじゃなくて
まだ見ぬ明日を想像する為にあるんだ。

「今日はもう終わり」
そう、唱えてみて。

夕日を失った空ではなく
明日も照らしてくれる為に眠る夜空に感謝してみて。

じゃあ、一緒に明日を生きる練習をしよう。

明日って、怖いことだけじゃなくてね、
希望、可能性、偶然、必然、
色んなことが潜んでいるんだ。

そのなかのどれが、自分の元に来てくれたら嬉しい?

小さな小さなものでいいから
幸せなことが起こったらいいなと思うとするでしょ?

するとね、不思議なことに、
いつもの道なのに、何かが違って見えるかもしれない。

いつもと違う色が見えたり
いつもと違う音が聞こえてきたり

そして、それを、ちゃんと喜んでみて。

昨日でもなく、明日でもなく、
今、生きてるんだって、思ってみて。

そして、その小さな喜びを感じる時間を、
夕日のように一瞬で手放さなくてもよくて、

自分の思うままに、抱きしめて。
明日も、一緒に気軽に生きてこうね。


Yotube↓では映像と音声付きで見れますのでぜひ🪽


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