ぶっちゃけ、入院中こそ勉強が一番💕🎶💕

【入院中に勉強する理由】

当時は、普通に目標や夢があり、そのために勉強することにやり甲斐と達成感を感じていた。目標の問題数を解くのも楽しかったし、正解するのも楽しかった。当然、分からないことと遭遇して、それを学び、理解して、次はできるようになることに多大なる喜びを感じていた。

私は、38度以上の発熱でも、あまり苦痛を感じない。熱が上がる途中の寒気だけが苦手だ。頭痛は大の苦手だし、吐き気も得意じゃない。逆にいうと、頭痛以外、嘔吐していない時は、わりと苦痛を感じる程度が強くない、鈍感な体質なのかもしれない。(昔からスポーツ好きで、擦り傷や切り傷、打ち身だらけで自然の中を駆けずり回っていた影響もあるのかもしれない。)

そして、座っていることも身体的な負担だと主治医が判断し、勉強にドクターストップをかけられたこともしばしば。「毎日筋トレ」を年始の抱負に掲げてから、まさに瀕死で動けなかったり、意識がなかったり、全く身動きが取れない状態ではない限り、人工呼吸器装着中も毎日最低一回は腹筋をしていた。こういう目標は支えにもなる。継続は力なり。ただ、筋トレも、主治医にバレたら、ドクターストップがかかった🤣。

この辺、無理なく楽しんでね😉

無理は禁物!!

よく、入院中に勉強をしていると「偉いね」と褒めてもらえる。なので、後づけとはいえ、私が入院中、何故そこまで勉強が楽しくて、どちらかというと勉強こそ必要で、おそらくは勉強に助けられていたと思う理由を書こうと思う。

この内容が、少しでも闘病中の小児・学生や卒後のAYA世代の方々の助けになることを願っている。


【後づけの勉強理由】

病気で入院中に勉強をしていると、「偉い」と褒めてくれる人も多い。当然、こういうのは嬉しい。しかし、病気で身体が辛く、他にやることもなければ、意識の矛先も自分や病気以外には無くなってしまうのが入院生活だろう。友達が毎日お見舞いに来れるなら、いざ知らず……

卒業周辺は、自分も友人達も皆が学校を卒業する。各々の大学の場所へ移住したり、母国に帰国したりするのが一般的。

すると、小児や思春期世代では人生で未だかつて感じたことのない孤独感と疎外感とに遭遇することになる。特に、転勤族で長くはその地に住んでいない時の学校卒業では、学校という本拠地が消失し、そこの同級生も皆移住する。元気な状態で転校して、新しく友達を作れる環境とも異なる。地域に根ざしていないから、友達の輪も近隣地域中心ではない。そして、親しい友人達が遠い地域に住んでおり、直ぐに会えず、連絡はメール。(院内で医療機器の関係でインターネット禁ならば、手紙となってしまう。メールも打てず、手紙も直筆できない場合には、親に代筆してもらうことになる。)

加えて、やはり進学が決まって、未来の夢を追う輝かしい同級生の姿は眩しい。自分「だけ」が人生取り残され、自分「だけ」が病気で、自分「だけ」が必死に闘わなければ命を勝ち取れない。こんな状況は、正直現実を逃避せずにもしも負の心情に埋没したら、とんでもないことになってしまうだろう。

だから、勉強というのは、確実に集中できる別世界なのだ。そして、この世界では、努力すれば、その分だけきっちり見返りとして成績向上がついてくる。加えて、一問一問正解する度に、達成感が得られる。ある意味では、数値で承認欲求も満たされる。

そして、一日何問解くというノルマの達成自体も、目の前の目標の明確化と達成感を感じる手助けとなる。

そして、勉強しているということは、自分も自分の夢を追っていることなのだ。だから、取り残されずに、自分も前進している。

同時に、勉強の先の大学生活を夢見ることができる。その先の職や自分の成功も夢見ることができる。

最悪、参考書を広げて、途中で居眠りしても、勉強意欲の高い自分を自分で褒めることもできる。(偉いから勉強しているわけではないとはいえ、やっぱり前進意欲は賞賛していいだろう😉。)

なんだろうな…… 寂しい? きっと、普通の日常を歩んでいる人々からしたら、色々思うところもあるのだろう。

ただ、考え方によっては、誰もが読書をすることで疑似体験を楽しむのと、よく似ているかもしれない。

読書は他者の体験。
勉強は自分で今後描く未来の想像と希望。

少なくとも、私は「偉い」、「立派」、「できる」、「凄い」等の理由で、特別な人だから勉強していたというわけではないと思う。大義や人間性よりも、現状との共存や自分のエスケープ場所として勉強をしていた部分もきっとあるだろう。(思い返しているので、これも記憶をベースにした想像となろう。)

そして、目標を持てるということは、随分と原動力になる。その原動力は、勉強の原動力でもあるだろうが、なによりも体調の改善、それも最大限最高な体調での元気な状態になろうと頑張る原動力になったことだろう。

だから、勉強に救われていたと思う。

そして、体調が思い通りに改善せずとも、自分にできることがあるというのは、自身にも繋がる。そして、色々と気持ちの折り合いをつけるのにも役立つのかもしれない。(これならば出来るが、これは難しいとかね。そこから、現実的にやれることで、夢や希望を膨らませて、ある意味で妄想の域を拡大するのかもしれない。)

案外、入院中こそ勉強が予想以上に大切なのかもしれない。

今を大切に生きよう!

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追記:ちなみに、一応申し添えておくと、世界ランキング上位の医学部卒業してますよ😉

この入院中の勉強が実ったかはさておき、入院前の高校生の時の勉強とそれまでの勉強、卒業後に通信制大学で勉強しながら体力を蓄えて、勉強した内容は全て、私の人生の肥しになっています。医学部入学(実は現役中も受かり、病気を理由に辞退しました。移住後に再発していたら、入学前の家族と離れている状況では、相当キツイ闘病だったことでしょう。随分と遠回りしましたが、退院後に再度医学部に合格して入学し、卒業してます😅 こんなにも寄り道?道草?ただのアホ?みたいなことをしていますが、正直に言って、私は母校が好きですし、母校で学べたことも、そこでの恩師の姿勢も、様々な出会いにも心から感謝しています。受験や大学、その後の進路については、日本ではイレギュラーでも、自分は気に入っています。生まれ変わっても、私は母校で学びたいですね。また、まぁ色々、10代での闘病も必要な修行だったのだと思います。直近数年も必要な修行だったのでしょうが……これは、生まれ変わってまでしたいとは思えないのが正直な今の心境です。今後、色々前進していったら、いずれ「この時期のおかげで」と考える時が来るかもしれませんね。そうなるように、全力で生きます😄👍。)

今を大切に生きよう!

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