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素晴らしいnote集

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皆さんが人生で培った経験が、古今東西、普遍的価値をもつnote
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2024年4月の記事一覧

【短編小説】 娯楽屋

【短編小説】 娯楽屋

 ここは、まだ魔法が存在する世界。
 魔法使いはそれぞれ何かを生業にしている。

 ある者は錬金術師を、ある者は医師や薬師を、またある者は魔法を使ったスマートな害虫駆除を行った。
 魔法使いの一人であるレオは、「娯楽屋」という仕事を生業としていた。

 この時代、人々は追い求められる魔法の技術革新に疲れ果てていた。厭世的な価値観が蔓延し、今の世の中に希望を見出せない人々は娯楽を求めた。その結果、た

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スコットランド人と出会って5ヶ月後に結婚した話

スコットランド人と出会って5ヶ月後に結婚した話

私が結婚することを伝えた時、友人たちはみな同じリアクションをとった。

少しだけへんな間があり

「-----。へえ、そうなんだ。ふーん」
驚きでもなく、感嘆でもない。みんな、どう答えてよいのか分からない感じ。とりあえず「へえ。そうなんだ。」そして
「おめでとう。よかったね」と付け加えた。

私を理解している数少ない友人たちは口を揃えて言った。

「でも、あなたらしいと思う」

私らしい??

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何のために仕事をするの?

何のために仕事をするの?

ある鳶職の勇気ある行動
日本はまだまだ捨てたもんじゃない!

 最近、以前NHKで放送されていた
   プロジェクトX
という番組が
   新プロジェクトX~挑戦者たち~
という名前で新たに始まった。

 プロジェクトXは、2000年からおよそ5年半に渡って放送されたもので、黒四ダムや青函トンネルなどの巨大建設、VHSテープや国産自動車の製品開発、大きな事件事故の舞台裏など、日本の産業史や現代史に

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森鴎外『舞姫』現代語訳

森鴎外『舞姫』現代語訳

森鴎外の『舞姫』を現代語に翻訳してみましたので公開します。翻訳文には原文にない見出しを付けて章分けを行い、読者の理解を助ける工夫をしました。原作の雰囲気を味わって頂ければ幸いです。

登場人物太田豊太郎(おおたとよたろう)
エリスの恋人。19歳で東大法学科を卒業し、官僚になります。22歳の時、ドイツのベルリンへ出張(留学)しました。エリスに出会ったのは25歳前後です。語学能力を天方伯爵に認められ、

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翼をください。どこに飛んでいくの?

翼をください。どこに飛んでいくの?

翼をください・・・
誰もが一度は想うことだ・・・
未来につながる翼が欲しい・・・
自分の願い・想いを、翼に載せて、大空いっぱいに飛んでいく・・・
そんな翼が欲しい。

翼をつけたら、あなたはどこに飛んでいくの?

自由な空へ・・・
ロマンがあって、美しくて、期待感あふれる「希望の空」へ・・・

しかし、現実は・・・「自由な空はなかった」という人が沢山いる
だから・・・「翼が欲しい」という人が多いの

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うまく書ける人は、うまく話せる

うまく書ける人は、うまく話せる

先日、とある noterさんとオンラインで飲みながら、「書く」と「話す」は違うスキルなのか?って話になったんですよ。
彼は、書く能力に長けていて書く内容も文章力も優れているのですが、話すのは苦手と自覚しているらしいのです。

同じ言語を使っているのに、うまく書けてうまく話せないのはなぜか?
あるいは、書く言語と話す言語は別物なのでしょうか?

まずは、同じはずだ、という立場をとりました。
同じ日本

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JOG(277) 保科正之 ~ 清冽なる名君

JOG(277) 保科正之 ~ 清冽なる名君

 保科正之は、会津藩領民に仁政を施し、将軍家綱の後見役として「徳川の平和」の礎を築き上げた。

■1.心配り■

 信州高遠(たかとう)藩3万石の小大名・肥後守(ひごのかみ)保科正之(ほしな・まさゆき)が徳川第2代将軍秀忠が側室に生ませた子だという事が知れ渡ると、いまのうちに正之に取り入っておこうと、近づいてくる大名があらわれた。

__________
 お上(3代将軍家光)とこなたさまとが血を

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JOG(463) 北里柴三郎 ~ 大医は国を治(ち)す

JOG(463) 北里柴三郎 ~ 大医は国を治(ち)す

医の真道は人民の健康を保ち、その業を務めしめ、もって国家を興起富強ならしむるにあり。

過去号閲覧: https://note.com/jog_jp/n/ndeec0de23251
無料メール受信: https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=172776

■1.「日本の大学者北里来る」■

 明治25(1892)年3月、パリに着いた翌朝、北里柴三郎は新聞を見て

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人生はやった分だけ花開く

人生はやった分だけ花開く

 拙著「バグる潜在意識」でもご紹介した本。何度読んだか分からない、ボロボロになって何冊買い直したか覚えていない、私のバイブルの1冊「思考の整理学」。新版が出ていたので昨日は丸の内の丸善本店で購入してきました。

 この本に、植物はシンメトリーでできていて土の中に育った根の分、上にも育つと書いてあります。上には上がいてまだまだですが、この外山先生の一行が心に刺さり私は猛烈に勉強し始めました。結果、今

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身銭を切って学んだことは内なる資本となる

身銭を切って学んだことは内なる資本となる

 本を読んだりセミナーに出たりスキルアップの勉強会に出るのは本当に大事なことです。そこでは身銭を切ること。自己投資とは得たいものとお金のエネルギーを交換することです。

 資本主義経済の中で私たちは生きています。資本とはビジネスをおこなうときの元手となる資金のことを言います。資本とは私はふたつあると考えています。ひとつはお金。ふたつ目は学びで得た知識やスキル。これは内なる資本です。身銭を切って得る

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JOG(1198)  「国のため、道のため」 近代医学の祖、緒方洪庵

JOG(1198) 「国のため、道のため」 近代医学の祖、緒方洪庵

感染症と闘い、国を憂いて人材育成を続けた一生。

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■1.幕末のコレラ流行に奔走した緒方洪庵

 安政5年(1858)6月、長崎に入港したアメリカの軍艦ミシシッピー号乗組員が感染源となって、中国か

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歴史を裏側から見る

歴史を裏側から見る

幕末・明治維新の時期は、イギリス・オランダ・フランスなどが、日本を植民地にしようとして、いろいろな策士が暗礁したので、いわゆる『正史』が書けない時代でした。
誰もが正統だと主張し、策謀、暗殺などが日常的に行われたからです。
「仮説」すら、利害が錯綜して、何が何だかわからない時代なのです。
幕末から明治維新を「裏からスケッチ」した人たちの記録を拾ってみます。

『正史』というのは、勝利者になった側の

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考え方と感情を整えて望みの引き寄せを起こす

考え方と感情を整えて望みの引き寄せを起こす

 感情を作るのは感じ方もありますが、考え方を通して感情を作り出していく方が多いのです。考え方を整えると良い感情が起こり、望みの引き寄せが起こり始めます。

 よく、ワクワクを追いかけましょう、ワクワクはあなたの人生のナビゲーターです、などといわれますよね。あなたも私も大好きな引き寄せという言葉。その引き寄せは感情の周波数で起こります。ワクワクとは誰かや何かを好きなことや、嬉しく楽しい感情、もしくは

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一番確実な開運法

一番確実な開運法

 自分をロウソクの炎だと思うといいです。人に炎を分け続けると周りがどんどん明るくなります。それが一番の開運法です。明るくした分、運気が上がります。

 具体的に言うと、良いことを見聞きしたらアウトプットして、できる範囲で親切にするとよいですよ。すると人に与えた分が運気アップとなって本当に必ず戻ってきます。

 今年の3月に「バグる潜在意識」を出版することができました。記念すべき1冊目で4000部ス

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