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今あるものを最大限に活かす その3.47 未来のためにできること 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 常に最先端に身を置くというのが私の信条です。

 だからこそ今あるものを最大限に活かすということを常に意識しています。新しいものに貪欲であるからこそ、新しいものを喰い散らかさないという感じでしょうか。

経緯
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 義父母が残した鉄骨住宅。東京から鉄道でも車でも1時間程の通勤圏ですが、海と丘陵が美しい街に有る義父母が残した鉄骨住宅。次世代の未来のために別荘気分でアップデートしておこうかと。

 稀に見る強固な岩盤地質に理想的な社会インフラとして設計された街に、
(その辺りはこちらをお楽しみ下さい。)

 オーバースペックの鉄骨住宅。
(その辺りはこちらをお楽しみ下さい。)

その持ち主の義父母の介護を仕事を辞めてまでやり切って、この不動産を吾妹が相続したのでした。

 とは言え義父母の自宅介護中も少しずつアップデートをしていました。

 自宅だけではなく自宅周辺の道路や階段、そして隣接する公園の除草やアルカリ性化によるアップデートもしていました。ある意味で社会貢献。

 正に身近なことから一つ一つですかね。

 その3.23は、社会貢献の続編で、向こう三軒両隣と公園を超えて少しずつ街を綺麗にして行く事を始めているというお話でした。

 その3.3鉄骨住宅そのものに関するアップデートです。
駆体の構造設計の良さを活かして、明るいティファニーカラーをアクセントにデザインを一新。その上で再生可能エネルギー設備まで具備しました。

 その3.40からは庭に関するアップデートです。先ずは義父母からの初期状態の庭の風景を。これはこれで統一感が有りました。

 しかし、鬱蒼とした森のような庭には課題が多く、そのソリューションとしては家族で駐在したカリフォルニアの庭が良いお手本になると言う結論に…

 その3.42は隣家からの高木に対する苦情に対するソリューションについてでした。

 その4.43は、鬱蒼とした森のような庭に住む様々な危ない動物たちの駆除に関するソリューションについてでした。

 その3.44は、
③棘のある危ない植物
④湿度
⑤防犯
についてのソリューションのお話でした。

 課題の対症療法は完了し、その3.45からは、いよいよ課題の根本的な解決の為のアップデートのお話でした。
 カリフォルニア、シリコンバレー駐在時で住んでたアパートをリファレンスにして
①生け垣をアルミ製のフェンスと同じ高さまで刈り込む
②樹木は3本を残して全て伐採
③下草は全て除草
④除草部は除草シートを敷き詰め上にチップを撒く
⑤それ以外は全て芝
という方針。
で作業を進めました。
 その3.45は、①と②についての電動機器、チェーンソーやヘッジトリマーまで投入してのアップデートの話でした。

 その3.46は、
③下草は全て除草
についてのアップデートのご紹介でした。

 特に除草剤の選択にあたりその有効成分の量についての物理屋としての理解をご紹介しました。

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 正に別荘という位置づけの家を、次世代の未来のためにアップデートをと考え実行してきました。 
 カリフォルニア、シリコンバレー駐在時で住んでたアパートをリファレンスにした
④除草部は除草シートを敷き詰め上にチップを撒く
⑤それ以外は全て芝
というアップデートのお話の続きです。

④除草部は除草シートを敷き詰め上にチップを撒く
 完璧に除草し、固形の除草剤を多めに散布した土壌にいよいよ除草シートを敷き詰める作業です。
 除草シートはホームセンターで1巻50mのものを購入しました。適切な巾に切断するため長手方向にガイドのラインが入っているものを選びました。今は厚手のものも簡単に入手できるようですが、当時は除草シートといえば以下の写真のものしか私の自宅付近のホームセンターには有りませんでした。
 

除草シート
ホームセンターで1巻50mのものを購入

適切な巾に切断するため長手方向にガイドのラインが入っているもの

 継ぎ目は耐候性を重視してコストコで買ってきた3M製ダクトテープを存分に使い完璧に、シームレスに遮光しました。また残した木の根元もダクトテープで処理し雑草の種が入るのを防ぎました。
 コツは継ぎ目があるとそこが弱点になるので、先ずは除草シートをなるべく切断せずに大面積をシートで覆う工夫をします。ダクトテープを惜しみなく使い継ぎ目は全てテープで接続します。
 そこからは残った雑草シートを庭の形状に合わせて裁断して行きます。我が家の場合は義父母が残した庭石が芝地と樹林との境界に並べられていて複雑な形状になっていました。その上、樹林の中にも庭石が散見されるという面倒な配置。結局石を掘り起こして処分する方が重量物の移動もあり手間なので、シートを丁寧に石の形状に合わせて裁断する方を選択しました。

コストコの3M製ダクトテープ
耐候性を重視しての選択

 これは半日仕事でした。雑草が生えだすと厄介なので丁寧に施工しました。
 
 最後の仕上げはチップの散布です。駐在していたカリフォルニアの住宅や公園等でもチップは多用されていました。

カリフォルニアの公園

チップを敷き詰めてある

正確にはバークチップと呼ばれています。木の樹皮(赤松が多い)を使用していることが特徴です。

効用としては、
a)自然な見た目
b)チップが硬い(割れにくい)
c)耐候性が高く朽ちにくい(長持ち)
d)硬いので虫が付きにくい
e)施工が簡単
といった所でしょうか。
 シリコンバレーの自宅付近の公園の遊具のある区画は全てチップが敷き詰められていました。ブランコ、ジャングルジム、滑り台の下に少し厚めに敷いて有るので事故防止の為のクッション代わりにもなっていました。。

 我が家の庭はひな壇の上にあり、その下の道路の道幅が5m以上もあることから陽当たりが良いのです。加えて西側は広い階段とその先はなだらかな法面なので風通しも良く、チップ敷設は最適解、ソリューションだと考えています。
 風通しが良すぎてある確率で紛れ込んでいる小さめのチップが落ち着くまでは、チップの飛散の始末が必要な程です。

 施工当時はLサイズの50Lというのが近所のホームセンターで簡単に入手できました。3000円程度だったかと。しかし一時期入荷が止まりました。何処の店も入荷無し。最近は運が良ければ入荷が有って、それでも25LのMサイズのものしか無いという状況です。値段は3000円程度で量は半分という感じですかね。

バークチップ
25LのMサイズ、値段は3000円程度

体積はありますがとても軽いので運ぶのは楽です。

①生け垣をアルミ製のフェンスと同じ高さまで刈り込む
②樹木は3本を残して全て伐採
③下草は全て除草
④除草部は除草シートを敷き詰め上にチップを撒く
と、此処まで来ました。

 上空から見るとこんな感じです。

①生け垣をアルミ製のフェンスと同じ高さまで刈り込む
②樹木は3本を残して全て伐採            
③下草は全て除草                   
④除草部は除草シートを敷き詰め上にチップを撒く    
迄完了                                                                                 

庭の端を上空から見るとこんな感じ

 森の様な庭が激変してとてもスッキリした感じです。建物からは広い芝地を挟んでその先の景色。

自画自賛。

 この景色の維持は極めて容易。除草シートの上に乗っかって居る形なのでメンテナンスも楽です。飛散してきた種が根付きたまに雑草も生えます。でも除草剤で良く枯らして処理した後、土ではないので手で簡単に処分できます。これなら未来の住人も喜ぶかと思います。

 完全に自己流でやった施工でしたが、今回の事前調査で全く同じ様な前処理を推奨している資料を見つけました。プロのコメントですので参考になさってください。

 残すは、
⑤それ以外は全て芝
です。取り敢えず此処まで。

 まぁこんな感じでゴールは遠いものの未来のためにできることとしてのアップデート作業は確実に進んで行くのでした。

つづく 



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