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コーチング

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コーチングを学びながらコーチとして気づいたことなど
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”Coach the Person, Not the Problem" ~『変革的コーチング』読書メモ

”Coach the Person, Not the Problem" ~『変革的コーチング』読書メモ

細々と続けているコーチング修行。
学びと同時に壁もある。
そんなときに、ふと出会ったこの本。
"Coach the Person, Not the Problem"
「『問題』ではなく、人を見なさい」
まるで私の心の悩みを見透かされたようなこのタイトル。
すぐに入手して読んでみたら、ドンピシャ!

『変革的コーチング 5つの基本手法と3つの脳内習慣』

「コーチングしていてどうしても問題解決に寄っ

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『問いのデザイン 創造的対話のファシリテーション』読書メモ

『問いのデザイン 創造的対話のファシリテーション』読書メモ

コーチングを学び始めたのは、自分の質問力を高めたかったから。
そこから私の興味は、社会心理学やデザイン思考などなど、とどまるところを知らずに広がっている。
そして、あらためて「問いとは?」と思った時に出会ったのがこの『問いのデザイン 創造的対話のファシリテーション』だった。

コーチングの視点から

自分がコーチングをするときに「どうしたら効果的な問いになるか?」を、相手の話を聞きながら同時並行で

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ゴール(目標)の先にあるもの

ゴール(目標)の先にあるもの

息子(中3)が次女(高2)に高校での科目専攻について相談している。
そこでの次女のアドバイス。

「何を勉強するかは、進学先じゃなくて、自分の興味のあること、将来やりたいことから考えた方がいい。誰に何を言われても、自分の考えを変えない方がいい。」

「将来やりたいことがわからないなら、ママと話すといいよ。私はママと話して、いろいろ質問されて自己分析が進んだし、自分が何がやりたいのか、本当に興味のあ

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コーチング関連 読書メモ

コーチング関連 読書メモ

コーチングについて経験と独学で学び続けるステージになった。
セッションを継続しながらも、学びを深めたい!
そんなときに出会った本をいくつかご紹介。

「バイブル」というだけある!~『コーチング・バイブル』

コーチングについてもう少し深く学びたいと思った時に、目にした『コーチング・バイブル』。
多分、コーチングを学び始めた頃にも手に取ったことがあることを思い出した。たしか、読んでみて、「ちょっと抽

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コーチングの成果とは

コーチングの成果とは

先日、国際コーチング連盟(ICF)の倫理規程と能力水準を学ぶ研修を受けた。

ICFが定める能力水準(Competency)の中に、「学習と成長を育む(Cultivating Learning and Growth)」という項目がある。これは、講師によれば「昔は『行動を促す』だった」とのこと。つまり、以前はとにかく行動に結び付けることがコーチングの成果とみなされていたということらしい。
代わりに現

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「聴く」と「訊く」

「聴く」と「訊く」

認定コーチ資格試験に合格しました。

約半年間のコーチングを学ぶ旅。
当初は資格なんて考えてもいなかったのに、始めたらもう面白くってたまらない。
コーチや練習相手をしていただいたクライアントの方々から
「向いてるよ!」
「気持ちよくお話ができた」
「自分のなかにある答えを引き出してもらえた」
「改めてやりたいことを再発見できた」
とか褒めてもらい、「○○もおだてりゃ…」ですっかり木に登ってしまい、

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「コーチング」と「コンサルティング」

「コーチング」と「コンサルティング」

「定年後の準備について何をしたらいいかを話をしたいんですけど、なかなか本題にいかないですね。。。」

コーチング練習の最中にクライアント役の方から言われた一言。
その方のその問題意識はわかっていたものの、私から、定年後の「理想とする働き方」についての質問ばかりされるので、不安に感じられたらしい。

練習後の相互フィードバックで、「女性の方とやっていると、話したいことから遠ざかって、話がどこかに行っ

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コーチング~問題解決せずに問題を解決する方法

コーチング~問題解決せずに問題を解決する方法

コーチングの講習受講中、フォローアップセッションということでコーチのセッションを受けることができる。その時間は自由に使ってよいと言われており、私は以前は受講していてわからなかった疑問点などについて教えてもらうセッションにしていたが、先日、思い切ってコーチングをしてもらった。
自分の中では、自分の悩みや想いを人に聞いてもらうのは心理的にすごくハードルが高いと感じていたために、これまでコーチに話すこと

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理想のコーチングのための2つのポイント

理想のコーチングのための2つのポイント

その後もコーチング講座を続けている。
認定資格はそもそもの目的ではないが、目安としていうなら、資格認定に必要な講習時間40時間を折り返した。

体験講座を受けた時を振り返ると、間違いなくコーチングの理解度は高まってるし、自分の成長も感じる。同時にコーチングの奥深さも感じていて、つまりは「はまってしまった」。これはもうやめられない。

これまで受講してきてコーチングを最も「深い!」と思ったのは、講師

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新卒採用とコーチング

新卒採用とコーチング

実は新卒採用面接官はコーチングと親和性が高い。新卒採用面接を受けに来る人は、初めて社会に出るわけで、自分の将来のキャリアも明確に描けていないことが多いし、大抵の場合、迷っている。我々面接官も応募者がどんな人物かわかっていない。つまり、コーチングのコンテクストで言えば、コーチもクライアントも知らない「クライアントのための効果的な質問」をするのにぴったりなシチュエーションなのだ。

例年、人事部所属の

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コーチングを学び始めてみた

コーチングを学び始めてみた

昔から関心のあったコーチングを、とうとう学んでみることにした。

人事部に配属になって、新卒採用・社会人採用・その他職制採用・採用者との定期面談・部下との面談・インターンやOG訪問などなど、ざっと数えてみたら年間150~180人くらいと面接や面談をしていることがわかった。

私は初対面の人と話をすることはまったく苦にならないのだが、面接・面談の時間内では表面的な会話で終わってしまって相手のことをよ

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