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エゾヒメギフチョウ飼育記③:蛹化
ついに、
待ちに待ったその時がやってきた。
蛹化の瞬間だ。
この瞬間を見るために、
26時間も待った。
彼らにとって大切な節目となるその時に、
立ち合わせてもらった。
26時間待ったというのに、
脱ぎ始めてから、
完全に脱げるまでのその時間は、
たったの5分40秒。
よく見ると、
緑色の体の奥底には、
血管の揺らぎが見えてくる。
斑紋のようなものが見え、
線が浮き出る。
そうやっ
エゾヒメギフチョウ飼育記②:3齢〜4齢まで
5月25日
今日はスマホでタイムラプスを撮影してみた。
3齢幼虫たちの、食欲旺盛な様を見て欲しい。
5月28日
3齢まではかろうじて、
オクエゾサイシンにぶら下がっていても大丈夫だったのだけど、4齢の幼虫も多くなってきた。
一匹いっぴきの重さで、オクエゾサイシンを立ててあげることが出来なくなった。
そもそも食べるスピードが早すぎて、一枚あげても、また一枚という感じで、オクエゾサイシンを
エゾヒメギフチョウ飼育記①:初齢〜2齢まで
2023年5月17日。
我が家にエゾヒメギフチョウがやって来た。
まだ卵の状態で連れ帰ったはずだったのだけど、
家についたら、なんと産まれていた。
一応産まれてくる瞬間が見たかったのだけど、野外で観た殆どのエゾヒメギフチョウは、すでに産まれていたので、どうやらそれは来年に持ち越しらしい。
まずどれくらいのスピードで、彼らは蛹になるのだろう?産まれたばかりの幼虫の大きさや色すら知らなかった
エゾモモンガと出会った日。
ある朝。
夜寝る時にカイロを貼った足に、新しいカイロをつけて、いつものように森を歩くことにした。
生き物を観に行くというよりは、森を歩くことが大学生の頃からのライフワークのようなものになっている。
この森でエゾモモンガをみたのは、
今日で二度目となった。
ぼくが森に入って10分。
木の幹を駆け上る灰色の生き物に出会った。
あたりはまだ明るくなって間もなく、
朝日が斜めに入って、森を照らして
なぜ人は、自然に惹かれるのか。
こないだ久々に、
秋の森を歩いていて思ったこと。
僕は小さい頃から自然に触れてきたけど、そもそも触れる前から自然に帰りたかったような感じがする。物心がつく前から、そんな気持ちが根底にあったのだ。
小さな頃、車から見えた田園風景をみて、「田んぼ!田んぼ!」を連呼し、うるさいと親に殴られ怒られたくらいに、謎の自然への執着があった。(田んぼは里山であり、二次的な自然だけど)
何が僕をそうさせたのか