高橋怜央

自然写真家の高橋怜央です。 いいな、と思ったら、インスタの写真を見て、いいねしてくださ…

高橋怜央

自然写真家の高橋怜央です。 いいな、と思ったら、インスタの写真を見て、いいねしてください。理由ですか?僕がとても喜びます。そんな感じで、よろしく。

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    Be Natural ロンT 【ロクショウグサレキンモドキ】

    この商品画像はオリジナルプリント.jpで生成したイメージです。実物とは異なる場合がありますのでご注意ください。 Be Natural ロンT 【ロクショウグサレキンモドキ】は、ユニークなプリントが特徴の一枚です。このロンTに描かれているのは「ロクショウグサレキンモドキ」という菌類の写真。自然の美しさを身にまといたい方にぴったりのアイテムです。 綿100%の素材で、着心地も抜群。シンプルなデザインなので、コーディネートのポイントとして活用しやすいですよ。ロクショウグサレキンモドキの写真は、他にはない個性的な雰囲気を演出してくれます。 このBe Natural ロンTを身に着ければ、自然への愛着や独自のセンスを表現できること間違いなし。是非、オンラインショップでチェックしてみてくださいね。 ※商品画像はイメージと異なる場合がございますので、ご了承ください。
    5,000円
    ECHOES
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    『銀世界』 銀塩プリント 半切 1/1

    真冬の銀世界に宿るエゾフクロウの美しさを、半切サイズの写真プリントに閉じ込めました。一瞬の美しさと、自然の魅力を感じながら、時が止まったような世界を堪能できる一枚です。壁に飾ったり、自分へのご褒美にしたり。インテリアをより華やかに彩ること間違いなしです。 銀塩プリントとは、プリント職人が一枚ずつ心を込めて印画紙に印刷したものです。(フジフイルムのプレミアムプリントと呼ばれるもの)インクジェットプリントとは違い、10年以上色落ちのない美しいプリントが特徴です。今回も僕のオーダーの通りの色味で表現されています。 『銀世界』の魅力をぜひ手元で感じてください。 額装する場合のお値段であるため、額装しない場合はお申し付けください。 掲載されたままの状態でお届けする場合は、ご購入後5000円値引きいたします。
    56,000円
    ECHOES
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    BENATURAL バックプリントT-shirt『Komorebi』

    2020年に撮影したエゾシカの写真をTシャツにしました。 知床峠で車を走らせていた時、エゾシカに出会った。 峠はいつも霞んでいて、あの朝も霧で霞んでいた。 エゾシカにはいつも出会えるのだけど、僕が小鹿を眺めていた時に親鹿がそれを遮るように、 前に立ったのが印象的だった。 あえて小鹿は撮らず、親鹿の胴だけを切り取ったのを覚えている。 夏毛のときにだけ表れる「木漏れ日」模様を、まじまじと観察させてもらった。 後ろの写真だけでもよかったのだけど、 フロントにどうしても僕の願いである 『Be Natural』(自然であれ)という言葉を入れたシリーズを作りたかった。 僕が自然・動物に憧れ、撮影をする理由は、彼らのようになりたいから。 全て僕が本当に着たいなと思えるようなものを、制作させていただいてます。 高橋レオ *この商品画像はオリジナルプリント.jpで生成したイメージです。実物とは異なる場合がありますのでご注意ください。
    4,800円
    ECHOES

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冬の森に宿るもの。

2021年2月17日 7時20分 動物たちにとって、一つの節目となるであろうこの豪雪の季節に、僕は山に入る。今年既に5回目だ。時間は少し遅い。寝坊した。冬だし動物がみたいの…

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ついに、 待ちに待ったその時がやってきた。 蛹化の瞬間だ。 この瞬間を見るために、 26時間も待った。 彼らにとって大切な節目となるその時に、 立ち合わせてもらっ…

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エゾヒメギフチョウ飼育記②:3齢〜4齢まで

5月25日 今日はスマホでタイムラプスを撮影してみた。 3齢幼虫たちの、食欲旺盛な様を見て欲しい。 5月28日 3齢まではかろうじて、 オクエゾサイシンにぶら下がってい…

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2023年5月17日。 我が家にエゾヒメギフチョウがやって来た。 まだ卵の状態で連れ帰ったはずだったのだけど、 家についたら、なんと産まれていた。 一応産まれてくる瞬…

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エゾモモンガと出会った日。

ある朝。 夜寝る時にカイロを貼った足に、新しいカイロをつけて、いつものように森を歩くことにした。 生き物を観に行くというよりは、森を歩くことが大学生の頃からのラ…

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天国の青い蝶

一時間半かけて大学に通っていた頃があった。 母方と父方のじいちゃん、 両方が同じ時期に亡くなって、 親が離婚。 父親が大腸ガンで入院。 全て2016年の、 夏から冬に…

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夢への一歩

三重県のとある小学校で講演会。 11月に、はるばる行ってきました。 今回はそんなお仕事をすこし深掘りしながら、お話ししたいと思います。 あんなにたくさんのギャラリ…

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夢になりきれない夢

僕は最近よく夢を見る。 大切にしていた何かを、ある日突然、 忘れてしまう夢だ。 起きた瞬間には夢の内容を忘れているのだが、 内容が「何かを忘れてしまう」夢だという…

高橋怜央
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冬の森に宿るもの。

冬の森に宿るもの。

2021年2月17日 7時20分

動物たちにとって、一つの節目となるであろうこの豪雪の季節に、僕は山に入る。今年既に5回目だ。時間は少し遅い。寝坊した。冬だし動物がみたいのでゆっくり登ることにする。
小樽にある小さな山だ。

10時32分

狙いの生き物だったエゾユキウサギには、残念ながら会う事ができなかった。足跡の追い方は、少しづつ掴んできている。9時前ごろにキタキツネを発見したが、すごい勢い

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エゾヒメギフチョウ飼育記③:蛹化

エゾヒメギフチョウ飼育記③:蛹化

ついに、

待ちに待ったその時がやってきた。

蛹化の瞬間だ。

この瞬間を見るために、

26時間も待った。

彼らにとって大切な節目となるその時に、
立ち合わせてもらった。

26時間待ったというのに、
脱ぎ始めてから、
完全に脱げるまでのその時間は、
たったの5分40秒。

よく見ると、
緑色の体の奥底には、
血管の揺らぎが見えてくる。

斑紋のようなものが見え、
線が浮き出る。

そうやっ

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エゾヒメギフチョウ飼育記②:3齢〜4齢まで

エゾヒメギフチョウ飼育記②:3齢〜4齢まで

5月25日

今日はスマホでタイムラプスを撮影してみた。

3齢幼虫たちの、食欲旺盛な様を見て欲しい。

5月28日

3齢まではかろうじて、
オクエゾサイシンにぶら下がっていても大丈夫だったのだけど、4齢の幼虫も多くなってきた。

一匹いっぴきの重さで、オクエゾサイシンを立ててあげることが出来なくなった。

そもそも食べるスピードが早すぎて、一枚あげても、また一枚という感じで、オクエゾサイシンを

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エゾヒメギフチョウ飼育記①:初齢〜2齢まで

エゾヒメギフチョウ飼育記①:初齢〜2齢まで

2023年5月17日。

我が家にエゾヒメギフチョウがやって来た。

まだ卵の状態で連れ帰ったはずだったのだけど、

家についたら、なんと産まれていた。

一応産まれてくる瞬間が見たかったのだけど、野外で観た殆どのエゾヒメギフチョウは、すでに産まれていたので、どうやらそれは来年に持ち越しらしい。

まずどれくらいのスピードで、彼らは蛹になるのだろう?産まれたばかりの幼虫の大きさや色すら知らなかった

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心のアレルギー

心のアレルギー

北海道の人って、
ゴキブリを見たことがないから、
ゴキブリが嫌いな人が少ないらしい。

かくいう僕も、
北海道出身で、
ゴキブリを観たことがなかった。

だからゴキブリにはむしろ会ってみたい、
そんな気持ちがあったのだけど、埼玉に居た時、キッチンに突然現れたゴキブリをみて、「ああ、これは僕も嫌だなぁ」と思った。

(ゴキブリの写真は出てこないので、安心してほしい)

ムシが好きな人だって、
突然家

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エゾモモンガと出会った日。

エゾモモンガと出会った日。

ある朝。

夜寝る時にカイロを貼った足に、新しいカイロをつけて、いつものように森を歩くことにした。

生き物を観に行くというよりは、森を歩くことが大学生の頃からのライフワークのようなものになっている。

この森でエゾモモンガをみたのは、
今日で二度目となった。

ぼくが森に入って10分。
木の幹を駆け上る灰色の生き物に出会った。
あたりはまだ明るくなって間もなく、
朝日が斜めに入って、森を照らして

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天国の青い蝶

天国の青い蝶

一時間半かけて大学に通っていた頃があった。

母方と父方のじいちゃん、
両方が同じ時期に亡くなって、
親が離婚。

父親が大腸ガンで入院。

全て2016年の、
夏から冬にかけての出来事だ。

住むようになったその家は、
僕が小さい頃からよくお世話になっている家。

幼稚園に通う前、毎日のように預けられ、小学校に入ってからも、毎週のように行っていた「ばあちゃんの家」だ。

家族はみんな、この家のこ

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夢への一歩

夢への一歩

三重県のとある小学校で講演会。

11月に、はるばる行ってきました。
今回はそんなお仕事をすこし深掘りしながら、お話ししたいと思います。

あんなにたくさんのギャラリー(小学生たち)の前で話したのは初めてのことでしたが、なんとか形になりました。

僕が子供の頃に聞きたかったことを詰め込んだ、とてもシンプルなものだったけど、良いものをお届けすることができたと信じています。

小学生もたくさん自然のこ

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''貯食''

''貯食''

最近、小学生の頃を思い出すようにしている。

というのも、11月の終わりに三重県のとある小学校で、講演をさせて頂けることになった。

こんな機会は滅多にないから、本当に嬉しい。

ありがとうございます。

そんなこんなで小学校の頃の記憶を無理矢理呼び起こしてみると、出てくる僕の小学校の頃の思い出…

遅刻して怒られたり

忘れ物をして怒られたり

ノートを書くのが遅くて怒られたり

置き勉をして怒

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なぜ人は、自然に惹かれるのか。

なぜ人は、自然に惹かれるのか。

こないだ久々に、
秋の森を歩いていて思ったこと。

僕は小さい頃から自然に触れてきたけど、そもそも触れる前から自然に帰りたかったような感じがする。物心がつく前から、そんな気持ちが根底にあったのだ。

小さな頃、車から見えた田園風景をみて、「田んぼ!田んぼ!」を連呼し、うるさいと親に殴られ怒られたくらいに、謎の自然への執着があった。(田んぼは里山であり、二次的な自然だけど)

何が僕をそうさせたのか

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しばれた体を暖めて

しばれた体を暖めて

「北海道出身なのに、寒いの苦手なの?」

バイトを終え着替えていると、
店長に言われた。

「そうなんすよ、むしろ冷え性です。」

なぜ寒いところに住んでいる人の体が、特別にできていると思うのだ。

そんなツッコミをふと思いながら、同時に確かに面白いなと思った。北海道に倭人がやってきて、占領してしまった経緯から考えると、僕の中には寒いところに適応できるような遺伝子は入ってない。

僕の先祖は、どこ

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元気ですよと答えたい

元気ですよと答えたい

「僕は今日、思い出すことができました。」

自分を少し誉めるように。僕が意識している事は、神頼みでもじいちゃんにお願いするでもなく、自分のやっている事を、ただ見ていてください、と伝えること。

僕は今日、ばあちゃん家で、仏壇の前に座って、じいちゃんと顔を合わせているつもりだった。8月11日は、祖父の命日でもあり、僕の弟、虎士(タケシ)の誕生日でもある。

なんだかんだで三年間も、関東と北海道を行き

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夢になりきれない夢

夢になりきれない夢

僕は最近よく夢を見る。
大切にしていた何かを、ある日突然、
忘れてしまう夢だ。

起きた瞬間には夢の内容を忘れているのだが、
内容が「何かを忘れてしまう」夢だということだけを覚えている。そして、無駄な喪失感に実際苛まれる。

夢の内容を覚えていないのに、何故なのか、「大切にしていた何かを忘れてしまう夢」という所まではわかる。景色はいつも違う。森の中であったり、病院であったり。得体の知れない何かを忘

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