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エゾヒメギフチョウ飼育記①:初齢〜2齢まで

2023年5月17日。

我が家にエゾヒメギフチョウがやって来た。

まだ卵の状態で連れ帰ったはずだったのだけど、

家についたら、なんと産まれていた。

産まれたばかりのエゾヒメギフチョウ。


一応産まれてくる瞬間が見たかったのだけど、野外で観た殆どのエゾヒメギフチョウは、すでに産まれていたので、どうやらそれは来年に持ち越しらしい。

まずどれくらいのスピードで、彼らは蛹になるのだろう?産まれたばかりの幼虫の大きさや色すら知らなかったが、数匹はまだ若干緑色をしていた。

それから数時間経つと、彼らは黒っぽくなった。
僕が野生で見たまんまである。


飼育容器は、至ってシンプルに、
百均で買ってきたプラスチックケースに入れて飼育した。

蓋がついていればなんでも良いと思うのだけど、
チョウの幼虫が食べ物であるオクエゾサイシンに問題なく辿り着けるよう、20センチ立方ぐらいの小さめの容器を選んだ。

オクエゾサイシンは、エゾヒメギフチョウを採集したところから数枚持ち帰っている。

大量に持っていくとその森の野生のエゾヒメギフチョウが食べるものが減ってしまう。次回からは勿論、別のエゾヒメギフチョウの居ない森、少ない森から採取する。

2023年5月23日

エゾヒメギフチョウが2齢になった。

実は数日前に2齢になっていたのだろうという大きさ。ちょっと一日、家にいなかった。前よりもオクエゾサイシンを食べるスピードが早くなったが、相変わらず群れている。

初齢と同様、とても臆病で、葉っぱを食べている姿を撮るのは、とても難しい。
今日は曇りなので、
曇りの空と一緒に、写真を撮ってみた。

仲良く並んだエゾヒメギフチョウ2齢幼虫


幼虫の色も縁に黄色が見え、
初令の面影はなくなったなぁ。

ミズゴケを水で浸したものを水切りネットに入れて「ミズゴケ玉」を作り、それを飼育容器に入れておいた。

これは幼虫の脱皮不全を防ぐことはもちろん、
食料であるオクエゾサイシンがカピカピになってしまわないようにと考えた。

今のところ、幼虫たちはすくすくと成長している…と思う。

(スマホのメモ帳よりそのまま寄稿)

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