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【専門家アドバイス】中学受験をどう考える?世代の違う方に理解してもらうには?

【ご相談】

5年生の息子です。
発達障害と診断されています。
最近私立中学校を受験したいと言いだしました。
周りの友達が塾に行き私立を目指していることを知り、自分もやってみたくなったようです。
地域的にはクラスの3割程度が私立中学受験をします。
これまで我が家は息子は息子のペースで良いとあまり勉強を無理にさせてきてはいないので、これから目指すとなると相当努力しなければ難しいです。
毎日塾に通って夜遅くまで頑張っても合格できるかどうか分かりません。
そこまでしなくても良いという気持ちと、でも本人がやってみたいと言ったのだから挑戦させてやりたい気持ちもあります。
何かアドバイスいただけますか?


【La lucheからのアドバイス】

ご相談いただきありがとうございます。
5年生になると周りに本格的な塾通いを始めるお子さまが増えてきますね。
みんなが行くから自分もと流されてしまっていないかはまず確認されることが大切ですね。
こどもなので誰にでも当てはまることではありますが、特に発達特性をお持ちの場合、現状やこれからについての正確な認知やイメージに困難性があることがあります。
受験をするというのはどういうことなのか、具体的に何をどのくらいしていくことになるのか、生活はどのように変わるのか、行きたい中学校に入学してからの生活はどのようになるのかを一緒に丁寧に確認していったうえでお子さまの意思を改めて確認されることが宜しいと思います。

また現在のお子さまの理解度や学習定着度と志望校の過去問などをご覧になり、レベルを大人の目で精査されることは必要だと思います。

そして何より、入学してからの支援の有無は非常に大切なポイントになります。
説明会や質問会などで事前に確認をなさることをおすすめいたします。
小学生時代と違い思春期になられたお子さまは、これまでのように何でもお母さんお父さんに質問したり、悩みを打ち明けることをしなくなる傾向も考えられます。
学校側も小学校のように細やかなケアの意識よりも子どもたちに自立を促す意識が強くなります。
悩んだときに自分で対応し解決する力や第3者を頼る力、その際の説明力がどのくらい身につけられているか、そして進学先の学校のサポート体制なども考慮して進路を決めていくことが大切です。



【ご相談】

同居の祖母が4歳の孫の発達障害を認めてくれません。
療育に通うことも反対されます。
少しでも子どもが生きやすくなればと療育に通わせたいのですが、仕事もあるため祖母に送迎の協力をしてもらわなくては通うことが出来ません。
世代的に理解してもらうことは難しいと思うのですが、どんな風に伝えていけば良いでしょうか?

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