![マガジンのカバー画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/71044821/827ec44e293b6561cd5d2cba6c9bc9c4.jpeg?width=800)
- 運営しているクリエイター
記事一覧
読書日記2024年6月 『異形コレクション 屍者の凱旋』
大好きな書き下ろしアンソロジー、『異形コレクション』。
その57冊目となる最新刊『屍者の凱旋』を読みました。
テーマはタイトルにあるように、「屍者」。
蘇る死体、動く死体、いわゆるゾンビ。
テーマとしてはやや限定された印象があり、ネタかぶりしてしまわないかな……?などと心配してしまいましたが、杞憂でした。
わりあいにオーソドックスな「ゾンビ」を描く作品が多かったものの、その描き方は作者によって多
2024年上半期の本ベスト10冊
2024年も折り返し地点ですね。
上半期に読んだ本で、ベストを選んでみました。
小説のみで、読んだ順です。再読は除いて初読分のみ。
『忘れられたその場所で、』倉数茂/ポプラ社
『こうしてあなたたちは時間戦争に負ける』アマル・エル=モフタール&マックス・グラッドストーン、山田和子・訳/早川書房
『黄金蝶を追って』相川英輔/竹書房文庫
『紺青のわかれ』塚本邦雄/河出文庫
『Blue』川野芽生/集英社
読書日記2024年2月・3月 『文藝百物語』など
いつのまにやら4月になってしまいました。
年度の切り替わりで仕事が忙しく、落ち着かない日々を送っていますが、本は相変わらず読んでますよ。
通勤時間は読書時間!
くたびれきって眠る前にも、睡眠薬代わりに活字を読みたい!
さて2月、3月に読んだ中で、印象に残ったものを振り返っておきます。
いつものようにホラー、ミステリ、怪談多めです。
取り上げる本は下記のとおり。
『黒揚羽の夏』(倉数茂/ポプラ文
読書日記2024年1月 川野芽生『Blue』など
あっという間に2月も半ばですね。
1月に読んだ本の中から、印象に残ったものについて書いていきます。
怪奇幻想趣味が多めですが、ジャンルはいろいろです。
取り上げる本は下記のとおり。
『成瀬は天下を取りにいく』(宮島未奈/新潮社)
『こうしてあなたたちは時間戦争に負ける』(アマル・エル=モフタール&マックス・グラッドストーン、山田和子・訳/早川書房)
『紺青のわかれ』(塚本邦雄/河出文庫)
『黄金
読書日記 2023年読んで良かった本
いつのまにやら大晦日ですね。
さて、2023年に読んだ本の振り返りです。
良かった本をピックアップしていきたいと思います。
上半期分、7月分、8月分は下記にまとめてありますので、それ以降で印象に残ったものを。
時系列順、ジャンルごたまぜです。
9月
『近畿地方のある場所について』(背筋/KADOKAWA)
2023年、ホラー好き界隈で話題になったモキュメンタリーホラー。
私も大変楽しく面白
読書日記 2023年11月・文学フリマ大阪11で買った本の感想②
9月の文学フリマ大阪11で買った本たち、感想第2弾です。
ずいぶん間が空いてしまいました。
読むのはわりと早いのですが、書くほうが遅くて……。
かなり時機を逸した感はあるのですが、アップしておきます。
『はぐれ文芸部XX』二十周年記念誌
はぐれ文芸部Xさんの二十周年記念号、ド派手なキンキラキンの表紙!
文フリ会場でも目立っておられました。
新作の小説と詩6編と、過去作から小説7編が収録されてい
読書日記 2023年10月・文学フリマ大阪11で買った本の感想①
9月の文学フリマ大阪11で買った本たち。
少しずつ読んでいます。
すべてではありませんが、感想を書いておこうかなと思います。
まずは小説系から。
『稲麻竹葦』第九号 「妃たちの壬申の乱」
古代の歴史を扱っているこちらの同人誌、第九号のテーマは壬申の乱。
特に印象に残ったのは、小説「影に見えつつ忘らえぬかも~倭姫王」(芦原瑞祥さん)でした。
天智天皇の正妃・倭姫王(やまとひめのおおきみ)が主人公
読書日記 2023年8月その②SFあれこれ
気付けばもう、8月も残りわずかですね。
昔は9月1日が2学期の始業式という学校がほとんどだったかと思いますが、今は8月後半に始業式がある学校も多いようで。
通勤電車にも、学生さんの姿がちらほら戻ってきています。
さて、このところSFをあれこれ読んでいましたので、その感想を。
(と言っても、雑誌1冊とアンソロジー1冊なんですが……私にしてはたくさんSF読んだな~、という感じなのです)
『紙魚の手
読書日記 2023年8月その① 台湾漫画と書肆喫茶moriさん
少し前から、夜になると秋の虫が鳴く声が聞こえてきます。
日中はうだるような暑さが続いていますが、季節は少しずつ歩みを進めているんですね。
さて8月の読書日記その①。
台湾漫画を二作続けて読みました。
まずはこちら、『守娘』(シャオナオナオ/KADOKAWA)。
(ナオナオさんの漢字がパソコンで出てこないのですが、下の画像のような文字です)
清朝時代の台湾を舞台にした、怪奇物語。
この時代、女
読書日記 2023年7月
熱暑の日々が続いていますね。
冷房の効いた部屋で一日中本を読んでいられたら最高だろうな……と思いつつ、燃えるようなアスファルトを踏みしめて通勤する毎日でございます。
電車の中は涼しくて、読書がはかどるんですけどね。
そんな7月の読書日記です。
読んだ本の中から、面白かった本・印象に残った本を書いていきます。
夏なので、怪談やホラーが多めです。
(それはいつものことか……)
『歩く亡者 怪民研に