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記事一覧
英国式と中国式の和紅茶体験【元外交官のグローバルキャリア】
フォーシーズンズ椿山荘を皮切りに、ビクトリアのエンプレスホテルやシカゴのペニンシュラホテルでアフタヌーン・ティーやハイティーを楽しんできたものの、海外だとお茶の淹れ方が雑だな、と感じることがありました。
縦に重なったお皿に気を取られて、肝心のお茶がおざなりになっているような。
そこで、淹れ方にこだわった和紅茶で、もうちょっと気楽なアフタヌーン・ティーを企画しました。お茶のスペシャリスト山田晶子さ
「戦後」と現代の戦争やテロの傷跡【元外交官のグローバルキャリア】
日本は長らく「戦後」だが、世界ではそこらじゅうで戦争や戦闘が起きている。通常戦争から非通常戦闘まで。
11月に大統領選挙を迎える米国では長い戦争(Long War)と呼ばれているアフガニスタンとの戦争も「終結」した。その前のイラクとの戦争に駆り出された今は40代や50代の退役軍人のことなど忘れ去られているかもしれない。
日本が「戦後」と呼んでいるこの時代に、同盟国の米軍は犠牲を払って国際社会の
アメリカの外交官のおもてなし【元外交官のグローバルキャリア】
20年前にアメリカ大使館に勤めていた時に、一回り以上上のドナという優雅な女性外交官がいた。会計担当のドナは、館内をインドの服装のシャルワカミースでゆっくりとシルバーヘアーを靡かせて歩いていた。ドナから会計関連の内線電話をもらうと口調は厳しいが、インド旅行の相談をしに行ったりすると途端ににこやかになる。執務室を覗いた時は「今忙しいのよね。」と言っていたのが嘘のように、嬉々として前任地のインドの美味し
もっとみる屋久島でスローダウン。マインドフルネスやエコツーリズム【元外交官のグローバルキャリア】
屋久島に6泊7日間滞在した。聞きしに勝る屋久島。この緑豊かで水資源が豊富な島が、禿山となりかかっていたとは。自然環境とは、意図的に守り、育むものなのか!森、山、海、川に、生きとし生けるものと存分に触れあった旅だった。
今回の屋久島旅行をプロデュースしてくれたのは、リジェネラティブ(再生型)ツーリズムを専門にしている高井雅彦さんだ。自然環境と観光産業、地元の経済活性を意識した旅行プランとなった。
良いイベントでも人は自然には集まらない【元外交官のグローバルキャリア】
企画が良くて、告知をすれば人が自ずと集まるというものでもない。その企画にぼんやりと興味があっても、あえて行かないということは多い。
金継ぎのワークショップの案内を近所で見つけた。かねてから金継ぎに興味を示していた母を説得して一人送り込んだ。
関心はあるのに、背中を押されて初めて参加を決める。そういうことは多々ある。一言かけることが空席を埋める秘訣だ。行くつもりはなかった人も、声をかけられさえす
ネットワーク作りの「三のルール」やコミュニティ作りのためのイベント企画【元外交官のグローバルキャリア】
同じような人とばかり付き合っている、新たな人と知り合わない、と悩んでいる人は一定数いるようです。ある種の法則性を取り入れることで広く、深く、意味のある人脈が築けると思います。名付けてネットワーク構築の「三のルール」です。
ネットワーク作りとはコミュニティを形成することだと思います。自分と同じ方向を向いている人たちを集めて、世の中を良い方向に導くということです。
ネットワーク作りの三のルール
アートギャラリーで会いましょう【元外交官のグローバルキャリア】
「アートギャラリーのオープニングにぶらりと行くのが好き」と東京に着任したばかりのアメリカの外交官が言った。お互い20代後半の部署が違う同僚で、現地職員の私には新鮮な響きだった。画廊でワインを傾けるなんて、40代の金持ちがすることじゃないのか。映画の中で見るだけの世界に身近な若い政府職員が顔を出すと知って脳内に「そのうち私もやる」ポストイットを貼った。それから20年が経過した。
6月7日にgall
ポスト資本主義とソーシャルキャピタル【元外交官のグローバルキャリア】
ポスト資本主義として、金融資産から人脈に目を向けたい。現代版都市型の「結」を作っていきたい。
経済、金融、医療、現代美術、音楽、地政学、グローバル事情、量子力学などなどの幅広いネットワークの商業的叡智を結集させる。
オンラインサービスでもプラットフォーム事業でもなく、クローズドでリアルなネットワーク作りを目指す。人間相互間の信頼のうえで労働力を差し出す「結」の如く、知識や情報を交換できるゆるい
「お金」と資産形成とマインドフルネス【元外交官のグローバルキャリア】
「お金」は宝物であって、大事な虎の子なのに、なぜか入る分も出る分も穢れたもののようにぞんざいに扱ってきた。虎の子は、振り込まれる給与や差引かれる税や社会保障や支払いを表す単なる数字でしかなかった。
宝物は大事に扱って、虎の子には健全に増えてもらわなくてはならない。「お金」との向き合い方や資産形成にマインドフルネスを取り入れることにした。
宝物や虎の子としてのお金
まずは、お金を私の宝物として