【大人気】さようなら、日本保守党。~百田新党と闇のクマさん、稲田朋美、ネトウヨの終焉~
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はじめに言っておく。
私はネトウヨである。
私は、従軍慰安婦・徴用工強制連行の嘘によって日本の名誉を貶め、金をむしり取り、日韓請求権協定を反故にし、国際法違反の李承晩ラインを引いて日本人漁師を虐殺し、竹島を不法占拠し、自衛隊機にレーダーを照射し、司法が当時の天皇陛下(今上上皇陛下)へ無礼を働いた韓国が嫌いだ 台湾有事を見据え、尹錫悦政権の間は関係を改善すべきとの立場ではある 。
私は、尖閣諸島の領有権を主張し、領海侵犯をくり返し、秘密警察の設置等、主権の侵害をくり返し、処理水の海洋放出に関して因縁外交を展開する中華人民共和国が嫌いだ。
私は、従軍慰安婦の捏造報道を行い、その他にも反日的な報道をくり返し、我が国の名誉を貶めている朝日新聞が嫌いだ。
そして先日、以下のような記事を執筆した。
この記事の中で、私は『日本保守党に「極右野党」として活躍することを期待する』とした。
だが、朝令暮改、本記事でこれを否定する。
私は日本保守党に一切の期待をしないし、なんなら否定的な立場をとることとした。
本記事では、その理由をお話ししようと思う。
きっと保守党支持者は読まないだろうが、保守党についてわかりかねている方へ情報を共有できればと思う。
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私がなぜ日本保守党を見限ったのか。
これは簡単な話で、日本保守党が
「"国益"ではなく"好き嫌い"で政治を語る集団」となったからだ。
最もわかりやすい例を挙げよう。
あなたは「LGBT理解増進法」を覚えているだろうか。
自民党が、さすがに理解できないほど強行的に進め採決した、あの法律である。
これについては、私も大きく反対の声を挙げた。
なぜならば、「理念法」であることから解釈のしように幅ができ、またおかしな改正を加えられればとんでもない法律に化けてしまうからだ。
最終的な形を見れば、岸田政権はこの法律をもって活動家の暴走にトドメを刺したかったのだろうと考えられるが、それならもっと別の形で、議論を尽くし、説明を尽くして行えばよかったのではないかとも思う それほどまでに事態が切迫していたのかもしれないが 。
少なくとも、その目的や今後の運用についてもっと丁寧に説明を行っていれば、あのような反発や分断は起きなかったはずだ。
右も左も、岸田政権の真意を理解できなかった。
とはいえ、岸田政権の真意を理解できず、偏った言論を展開してしまったことに関しては、私も言論で闘う身として謝罪しないわけにはいかない。
申し訳ありませんでした。
もっと岸田政権の真意を汲み、それを併記したうえで主張を展開すべきであったと反省している。
これは素直に、私が至らなかった。
とはいえ、民主主義的な手続きを踏みにじった強引な進め方が間違っているという考え、今後もLGBT法に変な改正が加えられないか、変な解釈で運用されないかの監視が必要であるとの立場は変わらない。
そしてこのLGBT法案について矢面に立ったのが、稲田朋美議員である。
そのため、稲田議員は保守派から烈火のごとく嫌われている。
私自身、稲田氏の過去の言動を振り返っても、信用に値するとはどうも思えない。
そんな稲田議員だが、このような話がぶちあがった。
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「保守派の敵・稲田朋美が脱退一時金問題を解決する」というのである。
流れとしては、「小坪慎也行橋市議が稲田朋美議員へ特攻し、協力の確約を得る→それを闇のクマさんが火だるま覚悟の動画で拡散」といったものだ。
この「脱退一時金問題」を簡単に説明すると、以下のようになる。
このような行為が横行していれば、今後の日本の財政を圧迫し続け、崩壊へと追い込むことは明らかである。
これを解決するため、小坪慎也議員が立ち上がり、稲田朋美議員へ特攻し、闇のクマさんが火だるま覚悟で手を結んだわけだ。
「なぜ稲田朋美議員なのか」については、以下の通り。
そして、「なぜ初っ端から本丸の『外国人生活保護』ではなく、脱退一時金問題に切り込むのか」の答えは以下である。
この「外国人の生活保護からだけ取り掛かって失敗に失敗を続けてきた」ことの一例として以下の国会質疑等がある。
※参考:https://x.com/kou_mamorukai/status/1706611043332730989?s=20
これらのいずれも、以下を理由として「外国人生活保護には問題がない」となされている。
①外国人生活保護は法に規定されていないが、禁止もされていない
②昭和二十九年に厚生労働省が発出した通知に基づき、人道上の観点から予算措置として生活保護を支給している
③最高裁判決においても、生活保護法に基づいて外国人に生活保護を出すわけではないが、事実上、生活保護を行政組織として出していることについては認められていると考えている
このように、外国人生活保護に切り込んで跳ね返されてきた例は数多ある。
そのため、今回は戦略を変更し、脱退一時金問題から切り込んでいるというのだ。
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この件の中心にいる、稲田朋美議員はもちろんだが、闇のクマさんが というかクマさんの方が 大炎上している。
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闇のクマさんが炎上しているのには、大きく2つの理由がある。
・岸田政権を是々非々で支持しているから
・稲田朋美議員と手を組んだから
心の底から意味がわからない。
「増税メガネの検討使」とのイメージをつけられ、保守派から嫌われている岸田首相だが、その実は「武闘派広島ヤクザのサイコパス」であり、国益に資する"決断力"を持っていることは、私のメンバーシップでも何度も触れてきた。
簡単に岸田政権の功績を列挙しても、国益に資するものはいくらでもある。
有本氏ほどの立ち位置にいるジャーナリスト・言論人が、これらの岸田政権の動きに気づかないはずがなく、これらが国益に資さないというのであれば言論人としての資質を疑う。
それを理解したうえで岸田政権へイメージによるネガキャンをしているとしても、これまた言論人としての資質を疑う。
また、これらは一般人であっても簡単にアクセスできる情報であり 私のような人間がアクセスできているのだから 、これらを知らないとすれば目が曇っているし、知ったうえで「キシダガー!」をしているのであれば、もはやリベラル左翼と同類だ。
そして第二に、「稲田朋美議員と手を組んだから叩く」というのもおかしな話だ。
「稲田朋美議員と国益を害する政策で一致した」というのではなく、「稲田議員と国益に資する政策で一致した」のである。
我々が第一に考えるべきは「国益」であり、好き嫌いが国益に優先するのであれば、それはもはやリベラル左翼と同類だ。
私自身、稲田氏を好き嫌いで言えば、申し訳ないが嫌いに近いし、保守派の立場から見て、信用に値する人物とも思えない。
だが、これを "保守派の目線" ではなく "(本来の)リベラルの目線" で見れば、ある程度の筋は通っているようには思う。
なぜか「保守政治家」との自認にこだわる稲田氏だが、「私は本来の意味での "リベラル" です」とした方が、よっぽど納得できるのではないだろうか。
そして「稲田はどうせ裏切る」と言って本件を叩く保守派が多くいるが、上手くいけば国益に大きく資することは明白であり、これを現段階で潰すことは、国益を害する行為にほかならない。
「稲田の裏切り」を叩きたいのであれば、これがポシャったとき叩けばよい それが「裏切り」なのか「能力不足」なのかはわからないが 。
しかも、本件は失敗した or 裏切った場合にボコボコに叩けるよう、火だるま覚悟の闇クマ動画で "証拠" を残してくれているのだ。
私とて、本件は国益に資するため応援の姿勢をとっているが、ポシャればこれは批判する。
有権者として、言論で闘う身として当然のことだ もちろん、応援した自身への非難も甘んじて受け入れる。ボロカスに叩いてくれればいい 。
上手くいけば大きな国益となるのだから、叩きたいならポシャるまで黙っていればよい。
また、日本保守党支持者には安倍晋三元首相の名を語る者が多くいるが、本件のような「清濁併せ吞む政治」こそ、安倍政治の真髄ではなかろうか。
イデオロギーに固執してなんの成果も残せない政治ではなく、清濁を併せ吞み、国益のために奔走する。
だからこそ、安倍政権はさまざまなイデオロギーを取り込みながら、国益に資する政策を次々に実行し、憲政史上最長政権となったのであると私は見ている。
安倍晋三元首相が生前にご尽力されたことに関して名前を出すことは「死者の政治利用」とは思わないが、そうでなく、自身のイデオロギーのために安倍氏の名を盾に、また煽動に使うのは本当に勘弁してほしい。
人としてこれ以上なくみっともないし、日本のためにあれだけ闘ってくださった安倍さんが浮かばれない。
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「国益」ではなく「好き嫌い」で政治を語るようになってしまっては、その思想はもう終わりである。
日本保守党周辺、つまり "ネトウヨ本隊" とでも言うべき百田グループは、『「国益」ではなく「好き嫌い」で政治を語る集団』に落ちてしまった。
※「ネトウヨ」と一口に言ってもさまざまだが、「ネトウヨ本隊」が「百田グループ」であると言って、異論のある者は少ないだろう。
私は以前から百田氏をフォローしていなかったのだが、その理由であった "違和感" がこれだったのだと腹落ちできた 「永遠のゼロ」や「海賊と呼ばれた男」は好きだし、百田さんもオモロイおっちゃんで好きなんだけどなぁ 。
つまり、"ネトウヨ" という思想が終わりを迎えてしまった、ということである。
残念だ。
非常に残念だ。
リベラル左翼に愛国心はない。奴等は愛国心を否定する。
ネトウヨには愛国心がある。しかし、もはやオワコン思想となってしまった。
私は愛国者だ。
私はネトウヨと呼ばれることに抵抗などないが、ネトウヨであることにこだわるつもりもない。
私は愛国者だ。
私の思想はどう考えても保守・右派であろうと思うが、たとえネトウヨから左翼と罵られてもかまわない。
ただし、仮に私が左翼であるとしても、それは「愛国心のある左翼」であり、現代日本のリベラル左翼とは異なる「本来の左翼」だ。
とはいえ、私は夢想主義ではなく現実主義を念頭に置くリアリストなので、「左翼」というのには違和感があるのだが。
そのため、「愛国者のリアリスト」とでも言っておこうか。
私はここ最近のネトウヨの動きを見、見切りをつける。
元々だれかとつるむタイプではないが、今後は岸田政権是々非々支持者の希少な保守派、中道、愛国中道左派と仲よくさせていただこうと思う 私が右翼なので向こうから拒否されそうな気はするが(笑) 。
さようなら、ネトウヨ 。
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ちなみにだが、私は「意見が変わること」を否定しない。
今回の朝令暮改もそうだ。
ひとを取り巻く環境は一夜で変わり、よって考えもそれに伴って変わる。
変わることを受け入れるのは、決して "ブレている" わけではない。
"成長" とは "変化" であり、変化なくして成長はないのだから(「変化」=「成長」とは言っていない)。
そのため、闇のクマさんが「アンチ岸田」から「是々非々岸田支持」になったことも何ら問題ないと考えているし なんなら私もそのクチだ。初期はステルスキシダのピエロ踊りに騙されていた。キッシーまじゴメン! 、「アンチ稲田朋美」から「手を組むようになった」ことも何ら問題ないと考えている。
「闇クマはまず稲田氏への謝罪から」と言う者があるが、当事者間で合意があるなら、わざわざ外野が口を出すことでもない。
「女の涙は嘘」、「疑似保守女優の演技」と揶揄する者もいるが、大人がこのように口に出した以上、『今現状、この状態で過不足なく合意した』と見るべきだろう。
日本保守党関係者の有本香氏は闇クマ氏が「是々非々岸田支持」へ考えを変えたことが "不可解" だそうだが、私からすれば、「お人柄のよさが滲み出ていますよね」としておきながら、「もともと人間関係もありませんし」とする有本氏の方がよっぽど不可解である。
このように、闇クマ氏の変化を「不可解」とする有本氏ですら不可解な変化をされているのだから、人間、変わらないことなど不可能なのだ。
その変化について社会へ開陳するのであれば、その変化について評価を受けるのは当然であるが、変化すること自体はなにも間違ってはいない。
そして、日本保守党界隈は闇クマ氏の変化を「岸田嫌い」、「稲田嫌い」から "否" と評価し、私はその まるで日本共産党の "総括" のような 保守党界隈の闇クマ氏への評価の変化を "否" と評価し、闇クマ氏の変化を "是" とする。
もちろん言論の自由ではあるのだが、とくに政治に関することは「だれからどのように見られるか」を考えるべきであり、保守党がれいわ新選組や参政党のような先鋭化した組織を目指すのであればこれでよいが、支持者らは政権与党を目指すようで、それであれば明らかに戦略として間違っていると思うのだがな……。
無論、私は保守党が政権与党になるのはもちろん、野党として存在する状態にも否定的となったのだが。
私の中で、保守党はもはや参政党と同じ扱いである。
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P.S. 「【アベマ同時配信中】「『日本保守党』って何だ?百田尚樹&有本香が生出演」 9/26(火)よる9時|アベプラ」について。
さすがジャーナリストというか、有本氏の説明はわかりやすい。
さすが作家・小説家というか、百田氏の話は面白い。
私自身、保守・右派として共感する主張、首がもげるほど頷く主張が多くある。
だがしかし、その裏でやっていることがおかしすぎる。
「メディア出演時に素晴らしいことを話す」というのは、参政党も同じこと。
参政党にも、私が頷く主張は山ほどある。
だからといって、支持することが国益に資するとは到底思えない。
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