クマリ

誰にも遠慮せず正直に書いていきます。 コーチング/ジェンダー、ダイバーシティ/違いを知…

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誰にも遠慮せず正直に書いていきます。 コーチング/ジェンダー、ダイバーシティ/違いを知りたい、認めたい/北海道

記事一覧

板挟みにあってつらい、と思ったら自分の立ち位置の確認を。

「板挟みにあってつらい」という話をたまに聞きます。 例えば、職場の上司と後輩の両方の愚痴話を聞いてつらいとか、妻と実家の母の意見の対立の間に入ってつらいなど…。 …

クマリ
2か月前

祖母と母を追いつめ続けた祖父の葬儀で思ったこと。

祖父の葬儀がありました。97歳で大往生といろいろな方々に言ってもらえましたが、私は「お疲れさまでした、ありがとう」の言葉で祖父を送り出しませんでした。祖父は、妻で…

クマリ
2か月前
1

キャリアを積んでこなかった自分が惨めに感じたけど、そうでもなかった。

3月のこの時期、「勤続30年です」とか「もうこの仕事も春で20年目になります」という経歴の長さを強調する言葉が耳によく入ってきます。その度に私の心はザワザワ…。とい…

クマリ
3か月前
2

消えて行く自分の思いを諦めたくない。

普段、自分の話ってどれぐらいしていますか? 私は1週間のうち、さまざまな人とお話しをしています。朝のごみ出しで会うご近所さんとの10秒くらいの会話や家族との時間、…

クマリ
4か月前

帰省の憂鬱を乗り越えた…はずだったけど違うモヤモヤが残った話。

年末年始の帰省を今年も終えました。以前も書きましたが、私は夫の実家に帰省するのがしんどいです。結婚して十数年経ちますが、あの状況に慣れることはないですね…。 で…

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5か月前
1

「対立=けんか」ではなかった。

ある集まりでAさんとBさんの意見が対立して議論が白熱していました。どうしたらいいものかとその場にいた誰もが困惑していたところ、少しの沈黙のあとAさんが言いました。 …

クマリ
7か月前

ありふれた自分に自信を持つ。

自分に自信がない。いや、正確には今の自分に自信がないのかな。昔は昔で自信がなかったけれど、今振り返ると若い時の方がまだマシだったように感じます。今の自分には特別…

クマリ
8か月前

女性には察して行動してもらえると思ってる?

「コーヒーの気分だな」「あれ?ないんだけど…」「暗くなってきたな」… こういう何とも言えない独り言に私はモヤモヤします。というのもこれは、「コーヒー飲みたいから…

クマリ
10か月前

女性は無意識に男性を立ててしまう。

帰省してきました。意気込んで行ったおかげでたくさんの気づきがあり、モヤモヤ悔しい思いばかりにはなりませんでした。改めてわかったことは「女性は無意識に男性を立てて…

クマリ
10か月前
1

帰省の憂鬱

夏休みも始まってそろそろ帰省の時期ですね。憂鬱ではないですか? 私はすでに心がザワザワしています。 我が家は夫の実家にGWとお盆とお正月に帰省しています。それは必…

クマリ
11か月前

体力がない…

私は体力に自信がありません。すぐに疲れてしまいます。それは子どものときからです。めいっぱい遊んだ次の日はぐったりして動けなくなることがよくあったし、マラソン大会…

クマリ
1年前

子どもたちの話し合いがすごかった話

「大変だー!」と、学校から子どもが帰ってきました。何事か聞いてみると「公園のブランコの鎖が全部ねじられてるの。しかも4つのブランコ全部。これは事件だ!」と鼻息が…

クマリ
1年前

好きなものと似合うもの

美容室で希望するイメージを伝えたら、「かわいい系は昔から好きじゃなかったんですか?」と聞かれました。そうですね、と答えると「じゃあ、好みと似合うものが一致してて…

クマリ
1年前

保護者面談を克服したい

保護者面談をこれまで何回受けてきたかなぁ。担任の先生だけでなく習い事の先生も含めるとたくさんの先生とお話しをしてきました。その時々で、いい時間になったりならなか…

クマリ
1年前

人も自分もないがしろにしない言葉選び

「今忙しい?」と聞かれると、どんなに忙しくても反射的に「大丈夫です」と言ってしまいます。余裕があると見せたい見栄なのか、拒否権なしのブラック企業にでも勤めている…

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1年前

自分仕様に憧れる私

夫がクローゼットに置く小さなゴミ箱を買ってきました。クリーニングのタグなどを捨てるためのものらしい。私はそれまでクローゼットで出たゴミはリビングや他の部屋にある…

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1年前
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板挟みにあってつらい、と思ったら自分の立ち位置の確認を。

板挟みにあってつらい、と思ったら自分の立ち位置の確認を。

「板挟みにあってつらい」という話をたまに聞きます。
例えば、職場の上司と後輩の両方の愚痴話を聞いてつらいとか、妻と実家の母の意見の対立の間に入ってつらいなど…。
私にも経験があります。対立する両者の話を真剣に聞いていると、本当にどちらの気持ちも分かったような気持ちになってしまう。どちらの辛さも分かるから、両方の味方になってあげたいと思ってしまうのです。そして収拾がつかずどうしたらいいのか分からずに

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祖母と母を追いつめ続けた祖父の葬儀で思ったこと。

祖母と母を追いつめ続けた祖父の葬儀で思ったこと。

祖父の葬儀がありました。97歳で大往生といろいろな方々に言ってもらえましたが、私は「お疲れさまでした、ありがとう」の言葉で祖父を送り出しませんでした。祖父は、妻である祖母と娘である私の母に暴言を吐いたり、それはそれはひどいエピソードばかりの人です。母は長女だからと結婚後も同居や介護を強いられ、祖父の呪いの中で生きているようでした。

私は母から亡くなったと連絡が来た時、「やっと終わったね」と言いま

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キャリアを積んでこなかった自分が惨めに感じたけど、そうでもなかった。

キャリアを積んでこなかった自分が惨めに感じたけど、そうでもなかった。

3月のこの時期、「勤続30年です」とか「もうこの仕事も春で20年目になります」という経歴の長さを強調する言葉が耳によく入ってきます。その度に私の心はザワザワ…。というのも私は結婚出産、夫の転勤で、その都度仕事を長く続けられなかったので「一つの仕事を長く続ける」ことにコンプレックスがあります。長く続けるのは簡単ではないから素晴らしいと思います。だからその人も自分の成果として期間をの長さを強調するのだ

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消えて行く自分の思いを諦めたくない。

消えて行く自分の思いを諦めたくない。

普段、自分の話ってどれぐらいしていますか?
私は1週間のうち、さまざまな人とお話しをしています。朝のごみ出しで会うご近所さんとの10秒くらいの会話や家族との時間、ご飯会で友人としっかり数時間過ごすこともあります。

でも、その中で自分のことや話したいことを話せる時間って案外無いんですよね。相手との関係性にもよります。仕事の付き合いであれば、もちろん話題は自分のことではありません。友人と会っても聞き

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帰省の憂鬱を乗り越えた…はずだったけど違うモヤモヤが残った話。

帰省の憂鬱を乗り越えた…はずだったけど違うモヤモヤが残った話。

年末年始の帰省を今年も終えました。以前も書きましたが、私は夫の実家に帰省するのがしんどいです。結婚して十数年経ちますが、あの状況に慣れることはないですね…。

でも今回、私はついに立ち上がりました!
夫の実家で課せられる私の任務をほぼすべて夫に声を掛けて一緒にやるようにしたのです。(ときには、私はやらずに夫だけのこともありました)
さらには、私に何もかもを頼んでくる義母の言葉をそっくりそのまま夫へ

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「対立=けんか」ではなかった。

「対立=けんか」ではなかった。

ある集まりでAさんとBさんの意見が対立して議論が白熱していました。どうしたらいいものかとその場にいた誰もが困惑していたところ、少しの沈黙のあとAさんが言いました。
「私はBさんの意見とは違います。でもBさんのように考える人がいることもわかります。それにBさんに私の意見に変えてほしいとも思っていません。だからお互いに自分の思いを伝えているってことでいいですよね」
Aさんがそう言ったことで、顔を真っ赤

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ありふれた自分に自信を持つ。

ありふれた自分に自信を持つ。

自分に自信がない。いや、正確には今の自分に自信がないのかな。昔は昔で自信がなかったけれど、今振り返ると若い時の方がまだマシだったように感じます。今の自分には特別なことは何もないし変わりはいくらでもいる。私から湧き上がる思いは誰にでもある感情だから、敢えて誰かの話を遮ってまでしようと思わなくなっています。会いたい人に連絡をするのも躊躇します。だから自分に会いたいと連絡をくれて時間を使ってくれる人には

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女性には察して行動してもらえると思ってる?

女性には察して行動してもらえると思ってる?

「コーヒーの気分だな」「あれ?ないんだけど…」「暗くなってきたな」…
こういう何とも言えない独り言に私はモヤモヤします。というのもこれは、「コーヒー飲みたいから淹れてほしい」「探してほしい、もしくは探して持ってきて」「(自分が立ちあがるのは面倒だから)電気をつけてほしい」というのを明言せずとも察してやってくれるのを期待している、もしくはそうするように誘導していると感じるからです。

子どもの学校行

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女性は無意識に男性を立ててしまう。

女性は無意識に男性を立ててしまう。

帰省してきました。意気込んで行ったおかげでたくさんの気づきがあり、モヤモヤ悔しい思いばかりにはなりませんでした。改めてわかったことは「女性は無意識に男性を立ててしまう」ということ。「しまう」がポイントです。やりたくてやっている、やらざるを得ない、というよりも無意識に自動的にそうしているのです。

夫の実家は子どもたちにそれぞれ家族がいますが、全員が揃ってお墓参りをすることに強い思いがあります。実家

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帰省の憂鬱

帰省の憂鬱

夏休みも始まってそろそろ帰省の時期ですね。憂鬱ではないですか?
私はすでに心がザワザワしています。

我が家は夫の実家にGWとお盆とお正月に帰省しています。それは必ず行かなければならない暗黙のルールです。他のときに帰省することもありますが、この3回は必ず行かなければなりません。なぜならこの3回は夫の兄弟家族も帰省し全員集合のときだからです。

私は「長男の嫁」です。ちなみに私の生まれた家族では二人

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体力がない…

体力がない…

私は体力に自信がありません。すぐに疲れてしまいます。それは子どものときからです。めいっぱい遊んだ次の日はぐったりして動けなくなることがよくあったし、マラソン大会は貧血で倒れたりしていました。でも人一倍の好奇心があるので楽しいことには参加したいし、みんなでその時間を共有するのも大好きです。とはいえ、自分が原因でその場に水を差すようなことはしたくないので無理そうな計画には事前に勇気を持って断ることも心

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子どもたちの話し合いがすごかった話

子どもたちの話し合いがすごかった話

「大変だー!」と、学校から子どもが帰ってきました。何事か聞いてみると「公園のブランコの鎖が全部ねじられてるの。しかも4つのブランコ全部。これは事件だ!」と鼻息が荒い。なんだ、そんなことかと内心思いながら「ブランコに乗れないとみんな困るから直してみたら?」と言うと、やってみる!と出かけて行きました。

しばらくして子どもとその友だち数人が「これは都市伝説かもしれない」とか話しながら家に来ました。どう

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好きなものと似合うもの

好きなものと似合うもの

美容室で希望するイメージを伝えたら、「かわいい系は昔から好きじゃなかったんですか?」と聞かれました。そうですね、と答えると「じゃあ、好みと似合うものが一致しててよかったですね」と言われました。

私は昔からかわいいもの、ふわふわしたものが苦手でした。だからかわいいの象徴だったピンクを選ぶことはなかったし、服装もシンプルで素朴なものばかりでした。背が高いので、かわいいものは似合わない、持ってはいけな

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保護者面談を克服したい

保護者面談を克服したい

保護者面談をこれまで何回受けてきたかなぁ。担任の先生だけでなく習い事の先生も含めるとたくさんの先生とお話しをしてきました。その時々で、いい時間になったりならなかったり。10分程度の短い時間で合理的な話しをするにはどうしたらいいのか、終わった帰り道はいつも考えています。

数年前、「保護者面談の目的は、我々と保護者でお子さんについて共有し理解を深めることです」と言ってから面談を始める先生がいました。

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人も自分もないがしろにしない言葉選び

人も自分もないがしろにしない言葉選び

「今忙しい?」と聞かれると、どんなに忙しくても反射的に「大丈夫です」と言ってしまいます。余裕があると見せたい見栄なのか、拒否権なしのブラック企業にでも勤めているのか…。かなり忙しくて余裕がなくても、相手が今私にしてほしいことがあるんだと思うとそれに応えたいと思うのです。でも自分をないがしろにして相手に寄り添うことに、どこか納得できていない自分がいます。

相手はそれで助かったと思ってくれることもあ

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自分仕様に憧れる私

自分仕様に憧れる私

夫がクローゼットに置く小さなゴミ箱を買ってきました。クリーニングのタグなどを捨てるためのものらしい。私はそれまでクローゼットで出たゴミはリビングや他の部屋にあるゴミ箱まで持って行って捨てていました。ここにゴミ箱を置こうという発想はありませんでした。

職場に新しい仲間が増えるので席替えがありました。新しい人はそれまで私が座っていた席に。その机の引き出しは仕切りが少なくて使いにくいものでした。入社の

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