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帰省の憂鬱

夏休みも始まってそろそろ帰省の時期ですね。憂鬱ではないですか?
私はすでに心がザワザワしています。

我が家は夫の実家にGWとお盆とお正月に帰省しています。それは必ず行かなければならない暗黙のルールです。他のときに帰省することもありますが、この3回は必ず行かなければなりません。なぜならこの3回は夫の兄弟家族も帰省し全員集合のときだからです。

私は「長男の嫁」です。ちなみに私の生まれた家族では二人姉妹の末っ子です。姉も私も長女だから親の面倒をみなくちゃとか妹だから自由でいいとかそんなこともなく、適度に両親を心配して関わりを持っているし、家族に縛られずに自由でいようとも思っています。

夫の実家に行くとまず私は「嫁」としての役割に縛られます。最初は夫の仕事ぶりや生活の近況報告です。夫が自分で話せばいいのに義母も夫も私に言わせたがります。あとは、キッチンに行って何かすることはないか確認します。というか、「今日の夕飯はね〇〇にしようと思うの」と義母にキッチンへ誘導されるのです。「これが今日のあなたの仕事ですよ」と告げられている気持ちになります。それが終わると次は「長男の嫁」としての役割もあります。弟と妹家族へ話しかけ、義理の妹たちから「お姉さん今日はどんな感じですか?」と聞かれて今日の夕飯やこれからの日程について説明します。そして義母にそれでいいとか不都合があるとか報告するのです。
はぁ、、、思い出すだけで疲れてきました…。

そしてさらにザワザワする理由があります。それは何もしない男性たちの姿をみることです。義父、夫、弟、妹の夫の4人はソファに座って微動だにしない。黙ってテレビかスマホを見ています。お互いに会話することもほぼないです。沈黙に耐えられないとか、暇を持て余すと私たちに「喉が渇いたな」「あれ、どうなってる?」など話しかけてきます。そして聞かれた義妹たちは私に「どうなの?」という顔で見てきます。

私はいつも思うのです。ここは私が育った家ではないので、冷蔵庫を開けるのも遠慮があるし、正直みんなの喉の渇きまで管理する気持ちはありません。今日の予定だって兄弟間、親子で話せばいいし、その方が話が早いと思うのです。なぜ、私というフィルターを通すのだろうと。「長男の嫁だから」では納得がいかないのです。

さて。帰省に対するザワザワの原因をここまで明らかにすると、このまま同じことを繰り返すのではなく何か行動したくなってきました。ということで、今回の帰省で私は当たり前に期待されている役割から離れようと思います。なんとなくやらない、ではなくて強い意志でやらならいと決めました。どうなることやら…。やらないことで自分のストレスが減るのか。その場の雰囲気に圧倒されて結果的にやることを選択するのか。はたまた何か新しい展開があるのか…。

久しぶりに会う家族なんだからもっと楽しい時間にしたい、と思いつつもやっぱり憂鬱な気分が沸いてくる。でもそろそろいつものパターンから脱したい。だから今回は強い気持ちを持って帰省してきます!

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