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保護者面談を克服したい

保護者面談をこれまで何回受けてきたかなぁ。担任の先生だけでなく習い事の先生も含めるとたくさんの先生とお話しをしてきました。その時々で、いい時間になったりならなかったり。10分程度の短い時間で合理的な話しをするにはどうしたらいいのか、終わった帰り道はいつも考えています。

数年前、「保護者面談の目的は、我々と保護者でお子さんについて共有し理解を深めることです」と言ってから面談を始める先生がいました。

その時の面談は、無駄がない充実した10分間でした。とにかく子どもの課題や期待できることを探しながら集中して話しができました。終わったあとは満足感でいっぱいでした。先生のひと言がまるでゴングのようで、その瞬間せーのでお互いに受け身ではなく意識的に向き合えていたのだと思います。子どもの顔を思い浮かべながら、私たち大人にできることを真剣に話しているという実感がありました。

それまで面談には何となく行っていました。ぼんやりとこんな話をしよう、あれが聞けたらいいなくらいの。でもその先生との面談を経験してからは、事前に書き出して「知ってほしいこと、聞きたいこと」を整理してから行くようになりました。

たまに「まだお子さんと話したことがなくて、よくわかりません。お母さん何かあればどうぞ」と、すべてを任されることがあります。以前はそう言われると慌ててしまって、まとまりがない話になりがちでした。でも今は、事前準備と意識的に話す心の準備ができているので時間を有効に使えているように思います。

でもまだ課題はあります。聞きたいこと、伝えたいことは達成できても、私の熱量を先生が受け止めて理解してくださるかはまた別ということ。聞きたいことは知れたし、知ってほしいことも言えた。でもなんか伝わった感じがしない、という大きな課題を感じることも結構あるのです。私からゴングを鳴らすにはどうしたらいいのか。そこはまだ模索中です。

保護者面談の第一関門は突破できましたが、マスターするにはまだ関門があるなぁ、というお話しでした。

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