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板挟みにあってつらい、と思ったら自分の立ち位置の確認を。

「板挟みにあってつらい」という話をたまに聞きます。
例えば、職場の上司と後輩の両方の愚痴話を聞いてつらいとか、妻と実家の母の意見の対立の間に入ってつらいなど…。
私にも経験があります。対立する両者の話を真剣に聞いていると、本当にどちらの気持ちも分かったような気持ちになってしまう。どちらの辛さも分かるから、両方の味方になってあげたいと思ってしまうのです。そして収拾がつかずどうしたらいいのか分からずにしんどくなる、という感じです。

でもこれそんなに悩むことではないんですよね。悩んでいるのは両者であって、私ではないんです。私は両者の意見を聞いているだけ。聞くのがしんどいのは、自分の意見を持っていないからなんですよね。Aさんの意見に賛成なのか、Bさんの意見に賛成なのか。はたまたAさんでもBさんでもないCさんとして意見を持っているのか。それを自覚すると、両者の話を聞いても自分が板挟みなっているとは思わない。

そしてできるのなら、相手に自分の立ち位置を表明したいですね。Aさんにあなたと同意見ですと表明すれば同じ気持ちを共有するのでいい。Bさんにあなたとは違う意見ですと表明すれば、違う立場としての気持ちを伝えればいい。どちらでもないならそれを丁寧に説明するといいんですよね。そうすると相手の話し方も変わってきます。

そもそも自分の意見に正解も不正解もないのだから、怖がらずに自分の立ち位置、意見を表明していいんです。対立している両者は怒りの感情で話をしていることが多いから委縮して目の前の人の意見に流されてしまいがち。でも自分の意見は堂々と表明していきたい。まずは焦らずに自分はどう思うかの確認を!

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