黒田編集

編集者@イースト・プレス

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  • 書籍『韓国ドラマ食堂』ができるまで

  • エマちゃん日記

    レオパのエマちゃんの毎日の記録

記事一覧

ジャブ、ジャブ、ストレート、差別。

ジャブ、ストレート、 ワンツー、ワンツー。 上半身を捻って、その反動で足をぶるんと振るって、キック。 いつでも闘えるように、鍛えなければ。 心と身体は繋がっている…

黒田編集
2年前
5

必ず女性の女子プロレスファンは増えると確信した

強くなりたいと強く思う。心と体を切り離して生きてきた。しかし、心が辛ければ体は動かない。体が動けば心は躍動する。体を強くして、心を常に躍動させたいーー。キックボ…

黒田編集
2年前
31

「私の心の中にはDASH・チサコがいるんだぞ、ナメんじゃねえぞ」、ということで今後やっていきます

尾崎ムギ子さんに誘われて、GAEAISMを観に行きました。 スターダム以外の女子プロレスを見たことがありませんで、まだまだ見たことない世界が広がっていると実感。DASH・チ…

黒田編集
2年前
10

情けない日にプロレスを

心ここにあらずで生きているので、「ミス」をしがちだ。電車をのりすごしたり、さっきまで覚えていた30分後の打合せを急にど忘れしたり、映画館に来たのに前売りチケットを…

黒田編集
2年前
3

30歳、面白すぎて一瞬で終わった

30歳は最高だった。 30歳になる前は、「30歳って、何かが終わる感じがするなあ。区切りな感じするなあ」と思っていました。しかし、私にとっての30歳は、区切りどころか始…

黒田編集
3年前
11

「めちゃくちゃウマそうだけど、これ何?!」ー書籍『韓国ドラマ食堂』のできるまで④

12/17に発売した「韓国ドラマ食堂」、大変好評です。ありがとうございます! 韓国ドラマに出てくるおいしそうな料理を再現する本書。 冬休みの間、その本のなかからいくつ…

黒田編集
3年前
6

「プロ意識と情熱が詰まってます!」ー書籍『韓国ドラマ食堂』のできるまで③

担当書籍「韓国ドラマ食堂」、12/17日発売で、大変好評です。ありがとうございます! 韓国ドラマに出てくるおいしそうな料理を再現する本書。 冬休みの間、その本のなかか…

黒田編集
3年前
3

「韓国ならではの食文化もおもしろどころだ!」ー書籍『韓国ドラマ食堂』のできるまで②

韓国ドラマに出てくる料理の再現レシピ本「韓国ドラマ食堂」を編集いたしました。12/17日発売で、大変好評です。ありがとうございます! 年末年始、本のなかからいくつか料…

黒田編集
3年前
7

「これは絶対にいい企画だし楽しんでくださる人が沢山いる!」ー書籍『韓国ドラマ食堂』のできるまで

韓国ドラマに出てくる料理の再現レシピ本「韓国ドラマ食堂」を編集いたしました。12/17日発売で、大変好評です。ありがとうございます! 年末年始、時間が有り余っているの…

黒田編集
3年前
14

終わりし20代の標に、SEVENTEENが輝く

20代最後の日、会社に行って仕事を少し片付けて、酒を飲むだけ。 コロナなんかがなければ、海外旅行に行きたかった。 まあ、コロナがなくても、同棲解消が決まり、急な引越…

黒田編集
4年前
9

わたしはあのとき、お前が死んだと思ったんだよ

結婚おめでとう。 高校時代からの友人が結婚する。 わたしは14年前、崖から落ちていく君を見ていた。 自転車ごと、落ちていった。 「ああ、死んだなコレ」 落ちていく君…

黒田編集
4年前
5

足を踏まれた痛みが日に日に増していく

2年前の文章が出てきたので、少し直しつつ再掲。 _______________________________________________ セーラー服を着て、渋谷の女子中に通っていた。西武池袋線の通勤準急…

黒田編集
4年前
1

「13人いる!」〜SEVENTEENは宇宙に行ける

初めて見た時、「いや、多すぎでしょ」と思った。こんなにいるの? と。でも今は、13人いて良かったと、心から思う。彼ら自身もまた、そう思っている。それは、12月2日更…

黒田編集
4年前
8

キム・ミンギュを「カッコいい」と言うことは、「カッコいい」から逃げてきた私が、ちゃんと「カッコいい」と言う練習

結構最近まで、イケメンに対して「カッコいい」というのが恥ずかしかった。というか怖かった。 5歳くらいの時、SMAPの森くんを「カッコいい」って言ったら、母に「濃い顔…

黒田編集
4年前
9

憂鬱な日曜の夜は「SEVENTEENプロジェクト」を見よう〜「まんが道」「編集王」「SHIROBAKO」に並ぶ、ものづくりエンタメの傑作

大人になったら、日曜の夜に「あ〜明日やだな〜」なんて思わなくなるんだろうなあと思っていたけれども、そんなことはまったくなく、日曜の夜は今もものすごい憂鬱なのだっ…

黒田編集
4年前
16

「誰が音楽をタダにした?」、面白すぎて眠れないビジネス書事案。

お小遣いでやりくりしていた時代、音楽をどんなふうにゲットしていたか、あらゆる人に聞いて回りたいなあと思う、そんな本だった。 私は、90年生まれです。だから、ちょっ…

黒田編集
6年前
9
ジャブ、ジャブ、ストレート、差別。

ジャブ、ジャブ、ストレート、差別。

ジャブ、ストレート、
ワンツー、ワンツー。
上半身を捻って、その反動で足をぶるんと振るって、キック。

いつでも闘えるように、鍛えなければ。
心と身体は繋がっているのだ。
体を鍛えれば、心はついてくる。
私は今年、キックボクシングを始めた。

先生は中国系のルーツを持つらしい。
苗字がそうだからそうなのかな、と思っている。

先生に一度、「あざは出来やすい?」と聞かれたことがある。サンドバッグを蹴

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必ず女性の女子プロレスファンは増えると確信した

必ず女性の女子プロレスファンは増えると確信した

強くなりたいと強く思う。心と体を切り離して生きてきた。しかし、心が辛ければ体は動かない。体が動けば心は躍動する。体を強くして、心を常に躍動させたいーー。キックボクシングジムに入会した。

これまでの人生でほとんど体を動かしてこなかったので、単純な動きすらできない。トレーナーの真似をして動こうとしても、打撃力とか以前に、体が思った通りに動かない。
昨年10月から一人で走ったり筋トレをしたりしているが

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「私の心の中にはDASH・チサコがいるんだぞ、ナメんじゃねえぞ」、ということで今後やっていきます

「私の心の中にはDASH・チサコがいるんだぞ、ナメんじゃねえぞ」、ということで今後やっていきます

尾崎ムギ子さんに誘われて、GAEAISMを観に行きました。
スターダム以外の女子プロレスを見たことがありませんで、まだまだ見たことない世界が広がっていると実感。DASH・チサコ選手が、かっこよくて、泣いてしまいました。

体小さいなあ〜って、大丈夫なのかな〜って、思っていたのですが、もう愚かな考えでした。

この人なんでこんなことやっちゃうの? しかも、ピンピンしてるの? さらに、メインイベントで

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情けない日にプロレスを

情けない日にプロレスを

心ここにあらずで生きているので、「ミス」をしがちだ。電車をのりすごしたり、さっきまで覚えていた30分後の打合せを急にど忘れしたり、映画館に来たのに前売りチケットを忘れたりなど、日常茶飯事。ああまたミスしてしまった、と、いつも私は情けない。

今日も情けなかった。

プロレスを観に、電車にのっていた。携帯の充電は、昨晩のうちにプラグにさすなんてこと、もちろんしなかったので、あと30%しかない。でも、

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30歳、面白すぎて一瞬で終わった

30歳は最高だった。
30歳になる前は、「30歳って、何かが終わる感じがするなあ。区切りな感じするなあ」と思っていました。しかし、私にとっての30歳は、区切りどころか始まりばかりの一年でした。

まず、レオパードゲッコーのエマさんをお迎えしました。全く異なる生態の生き物と共に暮らすことの大変さを知りました。黒沢清監督の映画に出てきそうな家に住みました、毎日怖いです。大好きなケーポの方々に憧れるあま

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「めちゃくちゃウマそうだけど、これ何?!」ー書籍『韓国ドラマ食堂』のできるまで④

「めちゃくちゃウマそうだけど、これ何?!」ー書籍『韓国ドラマ食堂』のできるまで④

12/17に発売した「韓国ドラマ食堂」、大変好評です。ありがとうございます!
韓国ドラマに出てくるおいしそうな料理を再現する本書。
冬休みの間、その本のなかからいくつかの料理を作って紹介しつつ、裏話をお伝えします。

今回は『椿の花咲く頃』より「カメリア名物汁だくトゥルチギ」です。簡単ですし、おいしい。
皆様、自炊の定番メニューにされては!

ヤンニョムがもう既にいいにおい!

ヤンニョムは、合わ

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「プロ意識と情熱が詰まってます!」ー書籍『韓国ドラマ食堂』のできるまで③

「プロ意識と情熱が詰まってます!」ー書籍『韓国ドラマ食堂』のできるまで③

担当書籍「韓国ドラマ食堂」、12/17日発売で、大変好評です。ありがとうございます!
韓国ドラマに出てくるおいしそうな料理を再現する本書。
冬休みの間、その本のなかからいくつかの料理を作って紹介しつつ、裏話をお伝えします。

今日は、『賢い医師生活』より「アボカドたっぷりふんわり卵サンド」です!

BTSのコーヒーを添えて。

作るのに熱中しすぎて、途中の写真を撮り忘れました。。できあがったら美味

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「韓国ならではの食文化もおもしろどころだ!」ー書籍『韓国ドラマ食堂』のできるまで②

「韓国ならではの食文化もおもしろどころだ!」ー書籍『韓国ドラマ食堂』のできるまで②

韓国ドラマに出てくる料理の再現レシピ本「韓国ドラマ食堂」を編集いたしました。12/17日発売で、大変好評です。ありがとうございます!
年末年始、本のなかからいくつか料理を作って紹介しつつ、裏話を記事にしたいと思います。

今日は、『サイコだけど大丈夫』より「ムニョンの好物うずらの煮卵」です。
こちらはとても簡単です!

煮汁でうずらの卵とししとうを茹でる!

以上でございます。

うずらはあんまり

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「これは絶対にいい企画だし楽しんでくださる人が沢山いる!」ー書籍『韓国ドラマ食堂』のできるまで

「これは絶対にいい企画だし楽しんでくださる人が沢山いる!」ー書籍『韓国ドラマ食堂』のできるまで

韓国ドラマに出てくる料理の再現レシピ本「韓国ドラマ食堂」を編集いたしました。12/17日発売で、大変好評です。ありがとうございます!
年末年始、時間が有り余っているので、本のなかからいくつか料理を作って紹介しつつ、裏話を記事にしたいと思います。

まずは、本のトップバッターでもある、『梨泰院クラス』より「タンバム名物スンドゥブチゲ」。
すごく簡単です。担当編集として心苦しいですが、写真付きで作り方

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終わりし20代の標に、SEVENTEENが輝く

終わりし20代の標に、SEVENTEENが輝く

20代最後の日、会社に行って仕事を少し片付けて、酒を飲むだけ。
コロナなんかがなければ、海外旅行に行きたかった。
まあ、コロナがなくても、同棲解消が決まり、急な引越しをせねばならず、
ちょっとした国内旅行すら行けない財政状況なのだった。

パソコンの画面を見つめると、BARREAL片手に、業務スーパーで買ってきたハンバーグを頬張る自分の姿が映った。
なんだよ、20代最後なのに、みじめじゃねーか

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わたしはあのとき、お前が死んだと思ったんだよ

結婚おめでとう。

高校時代からの友人が結婚する。

わたしは14年前、崖から落ちていく君を見ていた。
自転車ごと、落ちていった。
「ああ、死んだなコレ」
落ちていく君は、スローモーションだった。

伊豆の山道。
ブレーキに手もかけずに、急斜面をママチャリでくだったわたしたちは、あまりにも無謀だった。
マジでなにも怖くなかった。
今振り返っても、ほんとのほんとに、なんにも怖くなかった、あのころのわ

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足を踏まれた痛みが日に日に増していく

2年前の文章が出てきたので、少し直しつつ再掲。

_______________________________________________

セーラー服を着て、渋谷の女子中に通っていた。西武池袋線の通勤準急に乗り、池袋で乗り換えて、埼京線で渋谷というルートで通っていた。

電車から降りると、スカートに白い液がついていた。学校につくまで気がつかなかった。仲の良かった子が、「スカートになんかつい

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「13人いる!」〜SEVENTEENは宇宙に行ける

初めて見た時、「いや、多すぎでしょ」と思った。こんなにいるの? と。でも今は、13人いて良かったと、心から思う。彼ら自身もまた、そう思っている。それは、12月2日更新の「GOING SEVENTEEN(公式YOUTUBEチャンネルで彼らが毎週更新している番組)」を見れば明らかだ。正直私は、この回のGOING SEVENTEENを見て、爆泣きしてしまった。おそらく多くのカラットが涙を流し、鼻をすすっ

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キム・ミンギュを「カッコいい」と言うことは、「カッコいい」から逃げてきた私が、ちゃんと「カッコいい」と言う練習

結構最近まで、イケメンに対して「カッコいい」というのが恥ずかしかった。というか怖かった。

5歳くらいの時、SMAPの森くんを「カッコいい」って言ったら、母に「濃い顔好きなのね〜w」と笑われた。嵐がデビューしたとき、ブルボンのプチについていた松潤のシールがかっこよくて、鉛筆削りに貼ったら、母に「やっぱり濃い顔好きなのね〜w」と言われた。笑い(というか嘲笑)をwで表現するのは、この頃よりもまだ先の話

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憂鬱な日曜の夜は「SEVENTEENプロジェクト」を見よう〜「まんが道」「編集王」「SHIROBAKO」に並ぶ、ものづくりエンタメの傑作

大人になったら、日曜の夜に「あ〜明日やだな〜」なんて思わなくなるんだろうなあと思っていたけれども、そんなことはまったくなく、日曜の夜は今もものすごい憂鬱なのだった。なんだよ話がちがうぞ、もうそろそろ30歳なのに、と思う。でも、しかたない。

とはいえ、しかたないで片付けたくても、気持ちが収まらない。やりきれない。なんとか憂鬱から逃げ、明日は希望に満ちた明るいもんなんだぜと思いたい。

そういうとき

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「誰が音楽をタダにした?」、面白すぎて眠れないビジネス書事案。

「誰が音楽をタダにした?」、面白すぎて眠れないビジネス書事案。

お小遣いでやりくりしていた時代、音楽をどんなふうにゲットしていたか、あらゆる人に聞いて回りたいなあと思う、そんな本だった。

私は、90年生まれです。だから、ちょっとだけ、カセットテープの世界観もわかる。

子供の頃、親がレンタルショップで借りてきてカセットに落としていた、三木道三とかモー娘。とか聴いてました。アユをねだって、evolutionも落としてもらいました。近くのファミマのコピー機で、歌

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