「プロ意識と情熱が詰まってます!」ー書籍『韓国ドラマ食堂』のできるまで③
担当書籍「韓国ドラマ食堂」、12/17日発売で、大変好評です。ありがとうございます!
韓国ドラマに出てくるおいしそうな料理を再現する本書。
冬休みの間、その本のなかからいくつかの料理を作って紹介しつつ、裏話をお伝えします。
今日は、『賢い医師生活』より「アボカドたっぷりふんわり卵サンド」です!
BTSのコーヒーを添えて。
作るのに熱中しすぎて、途中の写真を撮り忘れました。。できあがったら美味しそうすぎて、撮影もそこそこに貪り食べてしまいました。
そばに置いたBTSコーヒー、買った人も多いのでは?
劇中で皆がぶ飲みしていますが、鬼滅の缶コーヒーのような手軽なお値段ではなく(日本国内だけ?)、正直がぶがぶ飲めません笑
ドラマにはarmyを公言するキャラが出てきたり、ヤン先生のもとにきた妊婦さんが「私の子供はBTSかBLACKPINKか」と聞くシーンがあったり(しかもその問いに対してヤン先生が答えたグループ名の意味は…ぜひこちらの記事を!→ https://onemore-korea.site/contents/drama_doctorlife_200701/
)。
ぜひ、ケーポペンのみなさんはそのあたりにもご注目を……。
このアボカドサンドは、第4話などに登場。イクジュン&ウジュ親子の掛け合いの可愛いシーンは必見です。実際に韓国で展開しているチェーン店のメニューなので、食べに行けば味を確かめられます。
しかし……。今は渡韓できず…。味がわからない!!!!
そんなとき、八田さんからもたらされたのは、新大久保にインスパイアされたサンドを出しているお店があるという情報でした!
早速食べに行きました。
(新大久保があってよかったァ!!!!)
実食。
ふわとろの卵がこれでもかと挟まっている!!!!!!
トーストが多量のバターをまとっている!!!!!!!
罪深い味でした…。
夏の終わり頃。
店頭の飲食スペースで、人目も気にせずかぶりつく私。
口の周りはベトベト、まさにウジュのよう。
その後、本田さんも食べに行ってくださり、味を研究。レシピをつくりました。
迎えた撮影当日。
本田さん、八田さん、アシスタントに入ってくださったお二人、スタイリストの中川さん、カメラマンの林ユバさんが集結しました。
そして、アボカドサンドのターン(撮影)!
すぐには撮影に移れません…。
それはなぜか?
本田さんと八田さんはこんなやりとりをしていました。
「どうやら調べたところだとアボカドにかかっているソースにはあれが入っているようだ」「なかに挟むアボカドソースはもう少し甘めが良いだろうか」「卵の焼き加減は」
……ドロー!(遊戯王ネタ伝わるのだろうか)
事前に原稿をいただいていたレシピ通りにつくるかと思いきや、八田さんといろいろと相談しながら、本田さんはレシピを変更!
撮影、間に合うだろうか……。愚かな私はそんな思いもよぎりましたが、おふたりは、妥協せず追求し続けます!
(その間、愚かなわたしはあわあわ撮影ブースと調理ブースを行ったり来たりするのみ)
そうして、アボカドたっぷりふんわり卵サンドができました。
ここからは、撮影チームが大活躍!
スタイリストの中川さんがおいしそうに盛り付けして、カメラマンの林ユバさんがライティングを調整などして、撮影。
調理チームは次に撮影する料理をつくりはじめます。
(わたしはまたしても、撮影ブースと調理ブースをあわあわして、行ったり来たり…)
撮影チームのプロフェッショナルさについては、また別の記事で!
こうして、その場にいた人々が自身のプロフェッショナルな部分を大いに発揮して、撮影が終わりました。(わたしはあわあわしていただけですけどね…)
この本、「韓国ドラマ食堂」の写真には、撮影のときのみなさんのプロ意識と情熱が詰まっています。今、開いて見ていますが、懐かしくて胸がキュっとします。撮影の仕事はいつもそうですが、あの時間が閉じ込められている不思議な感覚があります。
ぜひ、この本を手に取ってくださった皆様にもあの情熱が伝わったら、これほど嬉しいことはありません。
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