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「誰が音楽をタダにした?」、面白すぎて眠れないビジネス書事案。

お小遣いでやりくりしていた時代、音楽をどんなふうにゲットしていたか、あらゆる人に聞いて回りたいなあと思う、そんな本だった。

私は、90年生まれです。だから、ちょっとだけ、カセットテープの世界観もわかる。

子供の頃、親がレンタルショップで借りてきてカセットに落としていた、三木道三とかモー娘。とか聴いてました。アユをねだって、evolutionも落としてもらいました。近くのファミマのコピー機で、歌詞カードコピーしたあの日!

中学生になると、MDプレーヤーももってました

このころはアイデンティティが不安定だったので、何を聴いていたのだろう・・・、アジカンの君繋ファイブエムくらいしか思い出せません。

こうして追憶を重ねていくと、高校生の時分が意味不明だった。

高校生、2015年頃かな。
当時私は、トミーの愛称で親しまれる、ヒラリー・ダフが好きな男の子と仲が良かった。彼が、欧米のヒットシーンを教えてくれた。
なんだろ、その時分だと、ブリトニーが1番で、ディズニーチャンネルに出てるヒラリー・ダフとか、あとはなんか厨二病臭いMy Chemical Romanceとか、いい感じのFall Out Boyとか、です。
で、高校生なんて暇だから、延々とネット検索します。すると!
お小遣いで買えない曲が、なんかネットのなんか、エロい、なんかヤバそうな、なんかなんか!バレたら怒られそうな!ヤバすぎ!な掲示板から、なんか無料でダウンロード出来たんです。
なんでかは、不明だけど、ダウンロードしました。
で、ダウンロードしてみると、全然ちがう曲やないか!みたいな、どこに怒りをぶつけたらいいのコレ?みたいなこともありました。
でも、お目当ての曲でニンマリしたりもしました。


そして、なんで今、ある程度罪悪感の無い値段を払えば、同じことができてるのだろう?
定額で1000円くらいで、全部聴いていいの?! 実質、全部持ってるってこと?!混乱混乱。

なんであんなことが起こっていたのだろう?

高校生の時にタダで聴けた曲は、今は、月額いくばくか払えば聴けるようになりました。当初、私は非常に混乱しました。でも私はもう大人だから、混乱する脳みそを鎮めます。

お金を合法的に払ってるんなら、それは前(エロい掲示板からダウンロードできた頃)よりはマシだし、アーティストはおいしいメシを食えてるはずよね。そんなわけで、気にせず消費し、あくせく働いているんです。それが、思い込みに過ぎないことをわかっていながらも・・・。

閑話休題。タイトルとかけ離れたことばかり書いてしまいました、すみません。

働くって大変です。
大きな会社でも、学者の集まりでも、会社の下っ端で働く優れた連中でも。
さまざまな立場で最前を尽くそうとした人々の営み、それがこの、「誰が音楽をタダにした?」には描かれています。だからこそ、最強のビジネス書に他ならぬ、と思い、本書をビジネス書として紹介しました次第です。

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