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感想『愛されてんだと自覚しな』
前回の投稿から一年と少し経ってしまいました。その間に一本長編の小説を書き上げて賞へ応募し、また新たな小説を書いていることを考えると、どんな形であれ日々忙しない中で物語を紡ぎ続けているのは良い傾向なのかもしれない、と自分の中では考えています。
逆に小説を読む機会はめっきりと減ってしまって悩ましかったのですが、やはり自分にとって理想の一人である作家さんが書かれた物語は気になってしまうものなので、河
感想『昨日星を探した言い訳』
待ちに待った河野裕先生の最新作、『昨日星を探した言い訳』を読了しました。
今回の最新作はカドブンでも連載されていましたが、一気に終わりまで読みたかったので、単行本化を待っていました。
シリーズものではなく一本完結だったためすんなり読みきれましたが、読み終わった後に残った感情が多岐へ亘ったので、少し感想を綴ろうと思います。
本来は三ヶ月ほど前に読み終え、感想を綴り終えていたのですが、短編
感想 『きみの世界に、青が鳴る』
五年前、友人から借り受けたシリーズ一作目の『いなくなれ、群青』と出逢い、ついにシリーズ最終巻、『きみの世界に、青が鳴る』を読み終えました。
普段は何か読み終えた後、感想を文字に起こすことも無いのですが、またとない機会なので、最近まともに触れ始めたnoteへ綴ろうと思います。
本作の作者である河野裕先生の別作品、『サクラダリセット』も全て読了しているのですが、『サクラダリセット』の世界観