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『追憶の翼』と『八咫烏様は願わない』を書いた理由~漫画と歩いた人生~
泣きたいときに、笑いたいときに、常に漫画がそばにありました。
ひとは、誰だって孤独になるときがあります。趣味で発散しても、大量に飲み食いしても、癒せない感情を胸の奥底に持ってしまう瞬間があります。
そんな時に、助けてくれるのが「物語」だと思うのです。
今回、私はジャンプラに2つの作品を応募しました。孤独で、つらくて、寂しくて、でも、わずかに見えるわずかな灯に手を伸ばしている……そんな人に、届
『八咫烏様は願わない』〈あらすじ〉(ジャンププラス原作大賞連載部門)
両親亡き後、一人暮らししながら同級生・壱野をストーカーしながら平凡に生きてきた黒鴉千悟。だがある日、天狗装束の男たちに襲われ、実は忍びで千悟の命を守っていた壱野に救われる。千悟は日本中の人々の願いを叶えないといけない存在であり、その代わりに一度だけ願いを叶えてもらうことができるのだという。1話目で千悟は迷う事なく「壱野が笑っている世界」を望んで周りに呆れられるが、その壱野は、2話目で首を切られて死
もっとみる『追憶の翼』 〈あらすじ〉(ジャンププラス原作大賞読切部門応募作品)
第四次世界大戦がはじまり、14歳の主人公は戦場に徴兵されている。体中が黒く染まって、やがて死に至る<黒化>という病を患っていたが、ある日、出会った羽根のある少女に触れられると<黒化>が収まる。少女は金持ち相手に<黒化>を自分の体にうつす実験体だったのだ。交流を深めていく二人だが、少女はすべてをあきらめ運命を受け入れているのに反して、主人公は「日常」を送っていた時代を取り戻したいと諦められなかった。
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