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播磨陰陽師の独り言・第538話「漢字は必要か?」
私は祝詞や祭文など古文を読む関係から、画数の多い旧漢字の多くを読むことが出来ます。しかし、多くの人々ととっては、旧漢字が読めても役に立たないと思います。
果たして漢字を読むことは必要なのでしょうか?
このことは何度か論議が沸き起こっています。明治維新の時や戦後にも話し合われました。幸いにして、多くの人々が漢字は必要であると答えたため、何とか残っている訳です。
都市伝説のようなお話ですが、明
播磨陰陽師の独り言・第537話「人間を超えるAI」
東大を受験する人工知能を開発するAIプロジェクトが開発中止になったそうです。そんなのがあったのに驚きで、しかもすでに中止になっていたことにも驚きます。
中止の理由は、どんなに頑張って作ったとしても、AIが東大に合格出来ないからだそうです。これはチャットGPTが発明される以前の話です。チャットGPTなら合格出来るかも知れません。
「AI技術は人間には敵わない」
と言うのが結論でした。
しかし
播磨陰陽師の独り言・第536話「バスの思い出」
バスに乗るのが好きです。バスにはいくつもの思い出があります。
はじめて実家を出て、ひとりで旅をするようになった時、バスの窓から外を見ていました。ザーザーと激しい雨が降っていました。景色は雨に歪んで、遠い景色はボケていました。何だか未来を示唆しているような不安な景色でした。その光景は、今でも目の奥に焼き付いているように思い返せます。何か大きなイベントがあるたびに、バスに乗っていました。どの場面で
播磨陰陽師の独り言・第535話「サクラ咲く」
わが家の庭には桜の木があります。今年も無事に咲きました。何日か雨が降っていて、かなり激しかったのに、桜は散っていませんでした。桜は好きです。あの儚さが、何やら心に込み上げて来るような感動をもたらしてくれるからです。
桜と言う名は〈サの神の座〉のことです。サの神と言うのは春をもたらす神です。その神が座る場所を〈座〉と呼びます。だから〈サクラ〉と呼ぶのです。
あちらこちらに桜が咲いているのを見る
播磨陰陽師の独り言・第534話「見えている世界」
最近、ますます目が悪くなってきました。以前にも書きましたが、私の目は見ている部分が歪んでいて、ハッキリと見ることが出来ません。人の顔が判別出来ないのです。
文字を読む時はたいへんで、iPodの中の書類を拡大しながら見るしかありません。普通サイズの文字は小さ過ぎて認識出来ません。だからつい、普通の紙をピンチしてしまいます。ピンチとは画面を指で拡大縮小することです。
私の視野の世界は、まるでドラ
播磨陰陽師の独り言・第533話「炭酸飲料の味」
日本はどこでも自販機があって便利だなぁと思います。これが外国を旅行している時は、自販機を見た記憶があまりありません。
はじめてアメリカへ行った時は、ゲームセンターに仕事で行っていたこともあり、室内に自販機がありました。しかし、親切なスタッフが紙コップにコーラをついでくれたので、自販機を使ったことはありませんでした。
スタッフはとても親切でした。親切過ぎて、大きな紙コップに並々とついでくれたの