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横書き「生ぐさボウズ」

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丁寧。
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#人間関係

自分の弱さにつまづいてかいしゃをやめたはなし

自分の弱さにつまづいてかいしゃをやめたはなし

僕は会社をやめて、29年生きてきてはじめて、自分で人生を歩みだした気がしています。

会社をやめたとき、自分の中の「自分」をできるだけ深く見つめようとしました。その時のことを、できるだけ赤裸々に書いた文章です。

正しいことは書いていないと思います。

一人でも、読んでくださる方がいれば、うれしいです。

(これは3/29に投稿済みの記事を、キナリ杯にあわせ、再投稿したものです。多くの方に届くかも

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共感と感動

共感と感動

20210921

サラリーマンを辞めて、個人で動きだしてから、1年と半年ほどになる。

前の会社を辞めるって決めてから、実際に辞めるまで、3ヶ月とちょっとあった。辞めますってことだけ伝えて、辞める時期は会社の都合に合わせますよって話をした。それで引き継ぎやら、仕事の区切りやらをかんがみて、そうなった。

その3ヶ月間、いわゆるビジネス本というか、社会人ってやつはこういう考えをインストールした方が

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友(まど・みちお『一年生になったら』)

友(まど・みちお『一年生になったら』)

20210826

僕はまど・みちおさんを敬愛している。

詩も、まどさんの描く絵も、手書きの文字も、とても好いている。

そんななかで長年、どうして「友だち100人できるかな」と歌ってるんだろうと、疑問だった。疑問というか、嫌悪に近い感覚だろうか。

まどさんともあろう方が友だちをいっぱいつくることを推奨しているのだろうかと、勝手に期待して勝手に幻滅したりしていた。ようは友だちのいない妬み僻みな

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そっと

そっと

20210707

友だちいっぱいいたら楽しいんだろうなあと、急に思ったりすることがよくある。

僕の日々をチラチラと見てくださる方は、意外に思ったりするのかもだけど、それなりに他人の目は気になる。承認欲求もまあちゃんとある。

友だちがそれなりの数いてワイワイしたり、相談しあえたりする関係に羨ましさを覚えたりもする。
そんなことを思うたびに、冷静になる。

いやお前、ワイワイしたがってもないし、

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ひとあれるぎい

ひとあれるぎい

20210701

「瞑想って何か唱えながらやるんですか?」と妻が鍼のお客様に尋ねられたらしい。

妻が鍼灸を、僕が瞑想をしてる建物は2階建ての一軒家で、1階を妻が、2階を僕が使っている。

それで鍼灸治療中に上の階から声らしきが聴こえてくるもんだから、お経的な何かでも唱えてるのかなと思われたようだった。

残念ながらその予想は外れていて、何かのワークをしながら、ラップをブツブツと口ずさんでいただ

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心地よい間柄

心地よい間柄

20210208

妻が隣で、将来娘が「どんな人をパートナーにしたらいい?」ときいてきたらどう答えよう、と考えている。

妻の暫定的な返答としては、「あなたが選ぶ人なら大丈夫!と言った上で「言葉の使い方をよく観察してみて」というかなぁ。」ということに落ち着いたらしい。

「自分に対して向けられた言葉だけでなく、どんな時どんな相手にどんな言葉を渡しているか」をみてみて、と。
うんうん、せやなあと思う

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中年の孤独

中年の孤独

20210120

「中年の「孤独」とは、つながりの中での孤独なのだ。若いときには体が同じ空間にあるだけで豊かにつながれたけど、中年だとそうはいかない。なぜなら、中年はそれぞれがあまりに個性的な存在になっているからだ。自分と相手が異なる人間であることから目を背けることができない。」

っていうツイートを拝見した。

そうなのかと、思った。

30になったばかりで、中年ってモノのリアルがてんでわから

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言葉のインチキを信じる

言葉のインチキを信じる

20210116

「あの人はやさしい。」
っていう、よさげな字面を、つい使っちゃう自分がいるのに、ふと気づく。

やさしい。

僕の場合だけど、やさしいって言葉を使う時は大抵、今の自分にとって都合がいいってことだけを指してることが多い気がしてならない。ようは“いい人”。

昔身近にいたAさんがよく、やさしいって言葉を使ってた。「◯◯はやさしい」とか「ぼくは/わたしはやさしい」みたいに。

誰かが

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妻といることは飽きない

妻といることは飽きない

20210114

先日お世話になってる方から「24時間一緒にいるね」と言われた。僕と妻のことだ。

たしかに。と思った。

僕が個人事業主兼主夫になってから、ほぼほぼ全ての時間を、妻とともにしてる。娘と犬もそうではあるけど、保育園行ってたり、家空けてたりするから、妻ほどではない。

なんともありがたいことに、飽きない。全然飽きない。

何話しててもお互いの異なる興味が絶妙に噛み合っておもしろい。

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ホッと一息ついてホッとあたたまる

ホッと一息ついてホッとあたたまる

20201106

自分が持っているだろう武器の一つに、「あらやしきたかじん」ってのがある。妻が見出し名付けてくれた。

「タカは、人が本当は行きたくないのに行っちゃってる道によく気づくよね。それで冷静にその熱を冷ましてくれる!」と教えてくれた。

ちょうどおかざき真里さんの『阿吽』で、阿頼耶識(あらやしき)を見せあうみたいなシーンを読んでいたり、僕の下の名前が隆秀(たか

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郷に入らず業に従う

郷に入らず業に従う

20201103

昨日郷について書いた。

郷に入りては郷に従う、を起点に、その別の可能性をことばにしてみた。

郷入郷従/郷離逃可/郷自作可/是即健康/是即経済

郷からは離れてもいいし、郷をつくってもいい。
そこにこそ、みずからの健康があり、みずからの経済がある。

そのことをボンヤリ想っていてハッとなる。

この郷の根っこというか下部構造に、もう一つGOがある、と。

業。

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健康と経済

健康と経済

20201102

郷入郷従
郷離権利
郷自作可
是即健康
是即経済

郷に入れば郷に従う

郷から離れても逃げてもいい

郷をみずからつくってもいいいい

これこそが健康、これこそが経済です。

温泉を社会

温泉を社会

20201029

温泉に入った後の爽快感について思い巡らせていたら、社会や集団の中での僕にとっての心地よさも同じかもとなる。

温泉にしばらく浸かって、脱衣所にでる。ストレッチやら着替えやら、帰る準備をしている間に、体の内側がポカポカしてるのを感じる。

体の外側の、まわりの気温はすこしひやい。

その温度差が心地いい。 

僕は、暖房みたいに全体がポッポするようなところ

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我が子のことを大切に思うからこそ親は子育て(だけ)なんてしたくないってことを

我が子のことを大切に思うからこそ親は子育て(だけ)なんてしたくないってことを

20201011

我が子のことを大切に思うからこそ、親は子育てなんてしたくないってことを前提に、いろんなアクションをおこしたい。

正しくは、子育てなんてしたくないってより、子育て“だけ”の生活、子どものペースですべてが回っていく生活をしたくないといった具合だろうか。

昨日娘が熱を出して、ひさびさに一日に近い時間マンツーマンでむきあっててそう思った。

自分たちで生んと

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