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自分物語

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今の自分を作り出している要素について分析しています。
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あと5日で家がなくなる

あと5日で家がなくなる

何年後かに振り返った時、今の状況にニンマリしている自分を思い浮かべる。

絶好の転機の訪れにわくわくしている自分がいる。

あと5日でこの家を出なくてはいけない。

次に住むところが決まっていないのに。

8年くらい住んだこの家。

ありがとう、さようなら。

それはいいんだけど、荷物いっぱいあるんだよー!

家具もいっぱいあるし、どんなに捨ててもものは出てくるし。

絶対に物の少ない生活に変えて

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捨てることから始まる

捨てることから始まる

手に取るものひとつひとつからよみがえる思い出の数々。

この服を着てあんなところへ行ったっけ。

このアクセサリーはあの時に買ったやつだ!

この小物たちはあの時の旅行で出会ったんだよなぁ。

全てのものに歴史があるから。

全てのものに思い出が詰まっているから。

捨てられないんだよ!!

年末から始めた断捨離。

全然終わらない。

もう一年以上来ていない服は捨てると決めた。

でも全部まだ着

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2020年、ありがとう

2020年、ありがとう

当たり前が当たり前でなくなることが普通になってしまう。

明日突然スーパーへ買い物に行けなくなる。

明日予定していたパーティーに行けなくなる。

明日のクラスに行けなくなる。

仕事がなくなる。

貯金もなくなる。

家族に会えなくなる。

旅行に行けなくなる。

全てオンラインになる。

人との繋がり方が変わる。

未知のウイルスの登場が世界中を変えてしまった。

私は新しいことを始めた。

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選択の積み重ね

選択の積み重ね

電話機を持ち、呼吸を整える。

もともと電話は好きではない。

耳だけに頼る情報収集は苦手なのだ。

長電話をする友達がいるとかなりうんざりする。

それでも、コミュニケーションツールとして電話はとても重要なわけで。

20年以上も前のあの日も悩みながらも文書にある番号を押した。

ワーキングホリデーでオーストラリアで一年を過ごし、日本に帰ってその後の人生について悩んでいた時期があった。

元々一

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自分にかけている制限

自分にかけている制限

お母さんだからこんなことをしてはダメ。

根底にそんな意識がずっとあった。

自由に生き生きしている母の姿を見せたいと思っていたのだけれど、どこかでハメを外しすぎちゃいけないなとか、こうあるべきだよな、とか。

私は言ってみれば「完璧」な家で育ったと思う。

おじいちゃんおばあちゃんも同居で両親はよく働き、弟、妹、犬。

真面目な父は懸命に働き、テレビはNHKのニュースとドキュメンタリーそして野球

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今ここに生きる奇跡

今ここに生きる奇跡

自分が今ここに生きていて。

この肉体が与えられていると言う奇跡。

両親が出会って子供を授かると言うこと。

そのまた両親(おじいちゃんおばあちゃん)が出会って子供を授かると言うこと。

そしてそんな関係がずーっと昔まで遡る。

何千人、何万人と言う人たちの人生がかつてドラマを繰り広げていた。

どれだけの悲しみがあったのだろう。

どれだけの喜びを感じたのだろう。

数えきれない物語の数々。

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人生は宝物探し

人生は宝物探し

人はなんのために生まれてきたのだろう。

そんな素朴な疑問を抱えながら、今日も仕事へ向かう足取りは重い。

生活をするためにあくせく働く毎日。

子供の頃、無邪気に聞いていた「たい焼きくん」の意味が身に沁みる。

もちろんそれなりにやりがいもある。

一緒に働いている人たちはいい人たちだし、食べたいものを食べられるんだから贅沢をいっちゃいけない。

「働かざるもの食うべからず」

そう呟いていた祖

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宇宙が呼んでいる

宇宙が呼んでいる

日中の仕事が忙しい。

夢を叶えるための仕事も忙しい。

ダンスのショーも控えている。

家の断捨離もしたい。

車のライトが切れている。

リサイクルに出したいものも溜まってきた。

S N S投稿も毎日すると決めたからには続けたい。

無料の子供クラブもみんな楽しみにしてくれているから続けたい。

ディプロマを取るための勉強も課題に追われている。

オンラインで学んでいるマーケティング講座もあ

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心と体と魂と

心と体と魂と

人が充実した人生を送るために、バランスよく保たれていなければいけない3つのこと。

心、体そして魂。

どれかが極端に劣っていたりすると上手くいかない。

例えば、どんなにやる気満々でも痛みを伴っていたりすると行動に移しにくかったり。

体がどんなに健康な状態でも気分が優れない時は何もする気が起きなかったり。

全てつながっているから。

そして不思議なことにストレスを抱えていると病気になってしま

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君の生き方を誇りに思う。母より

君の生き方を誇りに思う。母より

あぁ、普通に眠れるってなんて幸せなことなんだろう。

両手を使ってご飯を食べれるってなんて豪華な時間なんだろうなんだろう。

ゆっくりトイレにこもっていられるってなんて贅沢なことなんだろう。

赤ちゃんを産んだ後、毎日のように訪れる感情。

世の中のママたちよ。みんなこんな思いをしているのかい?

疲労は常にマックスで、いつ終わるかわからない果てしない戦いの日々を続く。

もちろん我が子は可愛いさ

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だから今を強く生きる

だから今を強く生きる

いろいろな人がいるんだなぁ。

今年に入ってやたら新しい出会いを繰り返している。

コロナでいろいろ生活に変化が起こったので、出会いと言ってもオンラインでの出会いではある。でも匿名とかではなくてちゃんとZOOMなどで普通に会話をしているので、私にとってはリアルな関係だし、恐らくこの先みんなと実際会うことになると思っている。

人間関係は心と心のつながりなのでどんな出会いであろうと自分に影響を与えて

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星の種

星の種

「あなたはスターシードかもしれないね」

何度も輪廻転生を繰り返し、宇宙人としても何度も生まれ変わっていると言う人が言った。

私は最近宇宙についてよく考える。

これもまた偶然なのだけれど、最近友人に誘われて始めた瞑想をしていると、宇宙につながる感覚を覚えた。

子供の頃から、宇宙にばかり想いを馳せていたし、小学校一年生の頃の将来の夢は「宇宙飛行士」だった。

UFOは見たことはないけれど、絶対

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遠いところへ行くんだと彼女は言った

遠いところへ行くんだと彼女は言った

その日、近所に住むみんなでご飯を食べて合宿みたいな朝を迎えた。

小学生の避難所生活は少しワクワクしていた。

大雨が続き裏山が土砂崩れしていたため、みんなで公民館に避難していたのだ。

ひとつ年下のゆうちゃんは色黒のショートヘアで活発な女の子だった。

でも、その日少し体調を崩していたのか嘔吐した。

「おばちゃん!ゆうちゃんが吐いちゃった。」

私が伝えるとおばちゃんの顔色が変わった。血相を抱

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自分は砂粒

自分は砂粒

目が覚めて、自分が呼吸をしていることを確認する。

「あ、まだ生きてるんだ」

なぜか生きるということへの実感が湧かずにいた。ただ私は息をするために生きている。意思なんてもってはいけない。当たり障りなく生きていくのがいちばん楽なんだ。

幼少期からずっと「自分」という存在の意味がわからず、死んだらどうなるのかなっていうことばかり考えていた。

普通の家庭で生まれ育った。両親とも真面目でよく働き幸せ

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