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だから今を強く生きる

いろいろな人がいるんだなぁ。

今年に入ってやたら新しい出会いを繰り返している。

コロナでいろいろ生活に変化が起こったので、出会いと言ってもオンラインでの出会いではある。でも匿名とかではなくてちゃんとZOOMなどで普通に会話をしているので、私にとってはリアルな関係だし、恐らくこの先みんなと実際会うことになると思っている。

人間関係は心と心のつながりなのでどんな出会いであろうと自分に影響を与えてくれた大事な相手だ。

そんな中で前世について語る人と話す機会があり、私もヒプノセラピーというものを受けてみることにした。

それもたまたま今年知り合った人がヒプノセラピストだったので知っている人なら自分の過去を暴かれてもいいという安心感からお願いしてみた。


実際、どうだったかというと映像的にはまずぼんやりと浮かんでくる感じでだんだん詳細も見えてきて、感情が湧いてくる、そんな感じで恐らく一個前の過去であろう自分になることが出来た。


住んでいた家や家族、そしてどんな人生だったか。

その時の葛藤や悩み、その時自分を苦しめていた人は今世でも生きにくく感じさせる人であり、私はそこを解決しないと来世でも同じように苦しむということに気がついた。


そして前世で一番衝撃的だったのは自分が死ぬ場面。

私の中で死ぬ場面はお布団に横たわり、愛する人たちに囲まれて、「みんなありがとう、愛しているよ」と最後の一息を振り絞って伝えて、惜しまれながら死んでいく、というものだった。

ところが、死ぬ場面に連れて行ってもらったのに私は生きていた。しかもどこも弱っていなくて、海の見える丘の上にいる。そしてそこには十字架が記されたお墓があった。

セラピストの女性が不思議そうに尋ねる。

「お墓?自分が死ぬ場面ですか」

「はい、そうです。私は多分ここで自殺するんです」


自分は前世で自殺をしていた。

刺したところで魂を抜いてくれたから痛みは感じなかった。少し上の方から墓の上で横たわる自分を眺めていた。

そして死後の世界へと移動をする、私はハイアーセルフと思われる女の人の光と共に上昇し、心地良さそうな雲の上にたどり着く。でもその人は「こっちよ」と言ってもっと上に引っ張ってくれた。


私が辿りついたのは、宇宙だった。

他のたくさんの魂が待っていて、そこから地球を眺めていた。

前世に行ってから初めて安らぎを感じた。


私は私でいてもいいの?


随分と苦しい想いをした前世だったので、私にとって再び地球に人間として生まれてくることはかなりしんどかったはずだ。


そして今ならわかる。なぜ私は子供の頃から「死」を意識していたのか。

いつも心地悪くて生きにくくて苦しくて、両親は頑張って私を育ててくれているし、家もあるし食料もある、健康な体だってあるのに、どうしこんなに死の世界を求めてしまうのか。


前世を引きずっていたからだと知ることが出来た私はもう大丈夫。

この人生をどう生きるかもわかったし、何を使命とすれば良いのかも明確になった。


苦しみの根源をしっかり向き合うことで、解決できる。

今世だけで解決できることもあると思う。

でも、前世という自分ではもうどうしようもできない過去を見つめることで、私は大きく前進することが出来た。


輪廻転生、宇宙論、スピリチュアル、こういう精神世界のことは信じない人も多いし、疑っている人も多いと思う。

でも、心というものは存在しているのだし、生きて行く上で大きな部分を閉めているのも心であることは確かなわけで。

もし何か、解決しづらい悩みとかがある場合、ヒプノセラピーを受けてみるのも選択の一つとしてあっても良いのかと思う。


私はもっと強く自分を生きる決心ができたので、素敵なヒプノセラピストさんとの出会いに感謝している。



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