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  • ラハイナのドキュメンタリー(マウイ島の山火事後の復興とは)

    ハワイ・マウイ島で2023年8月に起こった山火事のその後を追うドキュメンタリーを撮ります。完成までのプロセスを綴っていきます。 マガジン売上代はすべて映画の製作費に充てます。

記事一覧

【Day 21】掛け持ち

今日は、携帯が一切繋がらない奥地で先住民の方と仲良くなった。 ラハイナは相変わらずカラッカラなのだが、この奥地は川がまだ通っていて、緑が残っている。ひと昔前のラ…

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Kako
10日前
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【Day 19】 ワンオペ

今夜の星はいつも以上にきれいと。 皆さんにも、ここで是非見てほしい。 撮影から22時頃に戻り、星空を見上げながビールを飲み、夕飯を食べた。空の偉大さをここまで近く…

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Kako
12日前
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【Day 18】国境を越えた映画作り

現地での撮影期間も残すところ7日間。 今日は心の高ぶりが止まらない。 二日前に、個人的に関心を持っているプログラムに触れたが、ちゃんと報告できるときが来た。

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Kako
13日前
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【Day 16】期待のバランス

日々の変化が凄まじい。 ここの波や風がそれを体現化している。昨日は火事があり(大きな問題にはならなかった)、今朝は雨、5時間後の今は晴天だ。 そんな本日、映画を…

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Kako
2週間前
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【Day 11】コミュニティとは?

現地入りして迎えた二度目の土曜日は、朝6時から夜23時まで行動し、最高に充実していた。そして、やっと撮影が始まった。

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Kako
2週間前
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【Day 10】四方八方行き止まり

東京は梅雨入りし、毎日雨と聞きました。 ラハイナは日差しが強くカラッカラなのですが、今朝は珍しく雨模様でした。

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Kako
2週間前
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【Day 7】調整

現地入りから1週間が経過した夜、一息つくことができた。 目の前に広がるのは壮大な空の変わりゆく色。 親戚がオアフに住んでいるため、小さいころから夏休みの一週間ほど…

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Kako
3週間前
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【Day 6】優しさ

本日は山火事が起こった直後から、ナース兼カウンセラーとして現地で活躍しているSさんに2度目のインタビューをした。 西洋医学ではなく、現地の文化や歴史に配慮したケ…

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Kako
3週間前
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【Day 5】言葉の延長線上には

言葉には制限がある。 だからこそ、語学は面白いと思う。最近はハワイ語とフランス語をかじっているが、実はドイツ語にひそかに惹かれてる。 例えば、 ①Weltschmerz:世界…

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Kako
3週間前
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【Day 4】転機

危機とみるか、可能性とみるか。 ぬるい人生を生きてる私が立ち向かうほとんどの状況は解釈次第だ。 昨日の危機は、今日になったら可能性に繋がった。

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Kako
3週間前
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【Day 3】調べてみた!マウイ生活って実際いくらかかる?

暮らしをどうにかやりくりしないと、作品もなるものにならない。

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Kako
3週間前
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【Day 2】壁は高いのか厚いのか

簡単なものは面白くない。 この考えで今の状況をとらえると、今は異常に面白いはず・・・だ。 難問に打ち合ったているが、今は耐え粘ったら、七月末には何か答えがでている…

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Kako
4週間前
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【Day 1】共に進める力

「早く行きたければ、一人で進め。遠くまで行きたければ、みんなで進め」とはよく聞く言葉だが、本日一日を通してつくづく感じた。

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Kako
4週間前
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【Day 0】基盤づくり

大学サッカーのバンクーバーでの夏合宿やアメリカ各地での遠征先では、ひと部屋2人か3人でのホテル宿泊が多かった。夜はよくみんなで一部屋に集まり、キングサイズベッドに…

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Kako
1か月前
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ハワイ・マウイ島でドキュメンタリーを撮るってどういうこと?

4月のロケハンのタイミングで始めたマガジンですが、私がnoteに不慣れでぼったくり価格になっておりました。すみません・・・何事も学びですね。 ということで、再度現地…

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Kako
1か月前
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この街の空気感

日々の刺激から一歩引いて、一息ついてみる。 そうすると、自分がどれだけ息をしていなかったか気づく。東京で生活する上で、個人的に経験しがちな怖い幻想だ。この街は独…

Kako
1か月前
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【Day 21】掛け持ち

【Day 21】掛け持ち

今日は、携帯が一切繋がらない奥地で先住民の方と仲良くなった。
ラハイナは相変わらずカラッカラなのだが、この奥地は川がまだ通っていて、緑が残っている。ひと昔前のラハイナの姿がそこにはあった。

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【Day 19】 ワンオペ

【Day 19】 ワンオペ

今夜の星はいつも以上にきれいと。
皆さんにも、ここで是非見てほしい。

撮影から22時頃に戻り、星空を見上げながビールを飲み、夕飯を食べた。空の偉大さをここまで近く感じられるところはあるのだろうか。圧倒された。

ビールは久々のご褒美。今日はあいにく相方が体調を崩してしまったため、インタビューの撮影をワンオペでやった。

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【Day 18】国境を越えた映画作り

【Day 18】国境を越えた映画作り

現地での撮影期間も残すところ7日間。
今日は心の高ぶりが止まらない。
二日前に、個人的に関心を持っているプログラムに触れたが、ちゃんと報告できるときが来た。

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【Day 16】期待のバランス

【Day 16】期待のバランス

日々の変化が凄まじい。
ここの波や風がそれを体現化している。昨日は火事があり(大きな問題にはならなかった)、今朝は雨、5時間後の今は晴天だ。

そんな本日、映画を撮る時に欲をどうコントロールするか。
これはドキュメンタリーでは得に繊細なバランスだと感じている。

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【Day 11】コミュニティとは?

【Day 11】コミュニティとは?

現地入りして迎えた二度目の土曜日は、朝6時から夜23時まで行動し、最高に充実していた。そして、やっと撮影が始まった。

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【Day 10】四方八方行き止まり

【Day 10】四方八方行き止まり

東京は梅雨入りし、毎日雨と聞きました。
ラハイナは日差しが強くカラッカラなのですが、今朝は珍しく雨模様でした。

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【Day 7】調整

【Day 7】調整

現地入りから1週間が経過した夜、一息つくことができた。
目の前に広がるのは壮大な空の変わりゆく色。
親戚がオアフに住んでいるため、小さいころから夏休みの一週間ほどはハワイで過ごすことがあった。その時もよく夜は一人で夜空を見ていた。
発見と挑戦のこのドキュメンタリーでもあるが、なんだか原点に戻る・ありかたの調整を考える機会なのだと思う。

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【Day 6】優しさ

【Day 6】優しさ

本日は山火事が起こった直後から、ナース兼カウンセラーとして現地で活躍しているSさんに2度目のインタビューをした。

西洋医学ではなく、現地の文化や歴史に配慮したケアに関してのプロだが、どんな知識よりも引き立つのが彼女の思いやり。知見者は多くいるが、相手を思ったやさしさを意識的に練習してきた人はどれくらいるのだろうか。

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【Day 5】言葉の延長線上には

【Day 5】言葉の延長線上には

言葉には制限がある。
だからこそ、語学は面白いと思う。最近はハワイ語とフランス語をかじっているが、実はドイツ語にひそかに惹かれてる。
例えば、
①Weltschmerz:世界の痛み。 現代世界の状況に対する倦怠感。
②Fernweh: たどり着いていない遠く離れた場所への憧れ・ノスタルジー
③Kummerspeck:直訳すると「悲嘆のベーコン」で、感情的な過食によって増えた余分な体重を表す。

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【Day 4】転機

【Day 4】転機

危機とみるか、可能性とみるか。
ぬるい人生を生きてる私が立ち向かうほとんどの状況は解釈次第だ。

昨日の危機は、今日になったら可能性に繋がった。

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【Day 2】壁は高いのか厚いのか

【Day 2】壁は高いのか厚いのか

簡単なものは面白くない。
この考えで今の状況をとらえると、今は異常に面白いはず・・・だ。
難問に打ち合ったているが、今は耐え粘ったら、七月末には何か答えがでているはず。焦らずプロセスと時間を信じるしかないと自分に言い聞かせている。

今日は、朝から現地のリーダーたちと再会した。
4月に我々がいたときとは心が折れるほど状況・心情が一変していた。

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【Day 1】共に進める力

【Day 1】共に進める力

「早く行きたければ、一人で進め。遠くまで行きたければ、みんなで進め」とはよく聞く言葉だが、本日一日を通してつくづく感じた。

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【Day 0】基盤づくり

【Day 0】基盤づくり

大学サッカーのバンクーバーでの夏合宿やアメリカ各地での遠征先では、ひと部屋2人か3人でのホテル宿泊が多かった。夜はよくみんなで一部屋に集まり、キングサイズベッドに川の字になり、「君に読むものがたり」を始めとしたくさいラブコメを観てた。ピッチでは鬼のようなチームメイトが乙女な顔を見せるから、この時間はたまらなかった。

このときもそうだったが、宿泊が一夜だけでも、私は荷物をカバンから出し、部屋の各所

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ハワイ・マウイ島でドキュメンタリーを撮るってどういうこと?

ハワイ・マウイ島でドキュメンタリーを撮るってどういうこと?

4月のロケハンのタイミングで始めたマガジンですが、私がnoteに不慣れでぼったくり価格になっておりました。すみません・・・何事も学びですね。

ということで、再度現地入りした本日、こちらに移動し再スタートさせていただきます。そのため、本記事は以前投稿した文章に一部加筆修正をしております。

今回の滞在は約一カ月ですが、投稿を毎日する予定ですので、ご一読いただけますと幸いです。

では、スタートです

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この街の空気感

この街の空気感

日々の刺激から一歩引いて、一息ついてみる。

そうすると、自分がどれだけ息をしていなかったか気づく。東京で生活する上で、個人的に経験しがちな怖い幻想だ。この街は独特な魅力と威圧感が漂う。呼吸が胸で滞っていたことを気づきにくい、暮らしやすさに包まれた生きにくさがある。東京から離れ、海外の地に足をつける、ぱっと肩の力が抜ける。あれは何なのだろうか。空の抜けが違うのは影響があると思ってしまう。

でも、

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