湯浅淳一

日常で思考した言葉たち、本で刺さった言葉たち / https://linktr.ee/…

湯浅淳一

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固定された記事

『明日、世界一周に行く』という人生

2020/9/24@八王子 『 人は幸福になるために生きているけど、幸福になるようにデザインされてない。』 って本で読んだ。 『 お金は鋳造された自由だ 』 とドストエフスキ…

湯浅淳一
3年前
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殺戮にいたる病

20240420 離婚などという考えが頭に浮かんだことは一度もないが、この人と結婚してよかったと思ったこともない。 自分が他の人間と違っていることにもう何年も前から気付…

湯浅淳一
8時間前
4

体の整形と心の整形

20240420 私たちの身体は、精神と肉体でできている。 肉体は、自分が摂る食事でできている。 精神は、自分がインプットする情報でできている。 自分の肉体を変化させた…

湯浅淳一
1日前
10

海と水槽

20240420 ダイビングが趣味で、世界一周のサブテーマとして、世界中の海に潜るとするくらいには、ダイビングが好きで。 ダイビングの中で見る海や魚が好きなのであって、…

湯浅淳一
2日前
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『金閣寺』からの思考

20240420 自殺する準備までして、死ななかった。 燃える金閣寺を見ながら、生きようと思った。 金閣寺の寺内で死ねなかったら、生きようとした。金閣寺と共に燃えるのなら…

湯浅淳一
3日前
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「すばらしい新世界」について

20240417 すばらしい新世界とは、どんな世界観なのか? ・家族の概念どころか、母親の概念もない。子どもは、試験管から生まれる。 ・階級化された社会では、   試験…

湯浅淳一
4日前
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自由と怠惰と堕落と

20240417 いつでも好きな時に起きれるのは自由 布団の中でダラダラしているのは怠惰 布団から出ずに一日過ごすのは堕落 いつでも好きな時に酒を呑むのは自由 朝から酒を…

湯浅淳一
5日前
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金閣寺 ( 三島由紀夫 )

20240415 私が人生で最初にぶつかった難問は、美ということだったと言っても過言ではない。 私には自分の未知のところに、既に美というものが存在しているという考えに、…

湯浅淳一
6日前
7

生きることと消費

20240417 昨日より体重が増減しているのは生きている 生きていくのには、消費が必要だ 寝るための家は、家は賃貸なら毎月家賃、家は持家でも税金 食べるためにも、金が…

湯浅淳一
7日前
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労働の拒否と、怠惰の礼賛

20240416 この社会で生きていくのならば、 この社会のルールに則って生きていくのが定め 働かぬものは食うべからずは、 労働 or 餓死の選択の強制 私は望んでこの世界に…

湯浅淳一
8日前
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すばらしい新世界

20240412 何らかの全般的理解は持たなければならない。ただし、もし社会の善良にして幸福な一員であろうとするならば、全般的理解はできるだけ最小限に止めておくことだ。…

湯浅淳一
9日前
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生まれてきたことが苦しいあなたに

20240415 シオランの思想 生にはなんの意味もないという事実は、生きる理由の一つになる。唯一の理由にだってなる。 シオランは、常に思想なりなんなりが「生きられてい…

湯浅淳一
10日前
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First Love 初恋

20240415 素敵な言葉たち 好きってなんだろう 好きっていう気持ち 誰かのこと好きということ 私にとっての好きは、 誰かにとっての好きじゃない 私にとっての好きは、…

湯浅淳一
11日前
12

変化する道徳

20240414 織田信長は、豊臣秀吉をサルという愛称で、呼んだことが知られている。 サル = 人間外の存在である。 例え、それが、かわいさ余るための呼称だとしても、秀吉は…

湯浅淳一
12日前
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人種差別はなぜ起こるのか

20240413 個人の道徳は不変ではない、共感によって変化する。 相手との類似性が近い場合は、アイデンティティが刺激され、共感性が高まる。また、相手との類似性が低い場…

湯浅淳一
13日前
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子どもは贅沢品

20240413 子どもを愛するということは、ヒトの本能に組み込まれたプログラムである。親は、子ども一人一人を愛する。 ライオンは、多産であるから、一頭一頭からを、愛し…

湯浅淳一
2週間前
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『明日、世界一周に行く』という人生

『明日、世界一周に行く』という人生

2020/9/24@八王子

『 人は幸福になるために生きているけど、幸福になるようにデザインされてない。』
って本で読んだ。

『 お金は鋳造された自由だ 』
とドストエフスキーは言った。

明日、世界一周に行くこの言葉が胸にあれば、生きていける。
人生の軸である。
歩くための背骨である。

" 明日、世界一周に行ける " 自分になるために、今日の自分がある。 自分になるために、今日の自分がある

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殺戮にいたる病

殺戮にいたる病

20240420

離婚などという考えが頭に浮かんだことは一度もないが、この人と結婚してよかったと思ったこともない。

自分が他の人間と違っていることにもう何年も前から気付いていた。

去年妻を亡くして以来、ずっとその翌日を、何度も何度も繰り返し生きているような気がしていた。毎朝目を覚ましては、起こそうとして隣に妻の姿がないことに気づく。それから、ゆっくりと彼女との最期の日のことを克明に思い出して

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体の整形と心の整形

体の整形と心の整形

20240420

私たちの身体は、精神と肉体でできている。

肉体は、自分が摂る食事でできている。
精神は、自分がインプットする情報でできている。

自分の肉体を変化させたいと思って、自分の顔をかわいくしたいと思って、整形をする。かわいいとは何か?かわいいは、比較である。美の基準があって、その差分でかわいい、かわいくないがある。もし、無人島に一人ならば、整形することはない。美の基準が存在しないか

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海と水槽

海と水槽

20240420

ダイビングが趣味で、世界一周のサブテーマとして、世界中の海に潜るとするくらいには、ダイビングが好きで。
ダイビングの中で見る海や魚が好きなのであって、魚を家で、飼おうとは思わない。同じ魚でも、見る世界が変われば、また、違った感覚、感情となる。
ダイビングという非日常の中で見るから魚は素敵なのだ。
家という日常の中で見る魚はただの魚なのだ。

でも、実際に家の中の水槽を置いて、そ

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『金閣寺』からの思考

『金閣寺』からの思考

20240420

自殺する準備までして、死ななかった。
燃える金閣寺を見ながら、生きようと思った。
金閣寺の寺内で死ねなかったら、生きようとした。金閣寺と共に燃えるのなら、貫くけれど、共に灰になれないなら、生きることにした。

金閣寺の主人公は生きたけど、三島由紀夫は自害した。金閣寺の主人公が自害したなら、三島由紀夫は生きたのか。物語の中で主役を殺すのと、人生の中で主役を殺すのと、どちらが難しい

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「すばらしい新世界」について

「すばらしい新世界」について

20240417

すばらしい新世界とは、どんな世界観なのか?

・家族の概念どころか、母親の概念もない。子どもは、試験管から生まれる。

・階級化された社会では、
  試験管の中の時点で、その遺伝子に応じた階級が決定され、容姿や特質も操作される。
  試験管の中からずっと、階級に合わせた訓育が施される。
  個人の容姿や服装から、階級が明示される。

・階級によって、労働が定められている。むしろ

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自由と怠惰と堕落と

自由と怠惰と堕落と

20240417

いつでも好きな時に起きれるのは自由
布団の中でダラダラしているのは怠惰
布団から出ずに一日過ごすのは堕落

いつでも好きな時に酒を呑むのは自由
朝から酒を呑むのは怠惰
日がな一日呑んでいるのは堕落

いつでも好きな時に寝るのは自由
朝と夜が逆転して朝に寝るのは怠惰
気付いたら寝ているのは堕落

起きて何しようかと考えるのは自由
起きてまた目を瞑るのは怠惰
起きて今日のはじまりに

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金閣寺 ( 三島由紀夫 )

金閣寺 ( 三島由紀夫 )

20240415

私が人生で最初にぶつかった難問は、美ということだったと言っても過言ではない。

私には自分の未知のところに、既に美というものが存在しているという考えに、不満と焦躁を覚えずにはいられなかった。美が確かにそこに存在しているならば、私という存在は、美から疎外されたものなのだ。

父の司っている死の世界と、若者たちの生の世界とが、戦争を媒介として、結ばれつつあるのを感じていた。

精神

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生きることと消費

生きることと消費

20240417

昨日より体重が増減しているのは生きている

生きていくのには、消費が必要だ

寝るための家は、家は賃貸なら毎月家賃、家は持家でも税金
食べるためにも、金がかかる
性交は金がかかる、自慰は金がかからない

生きていくには、最低限寝たり食べたりする必要がある、消費するための金がいる

金のことを考えないと、
もっと自由なんだけどなー

金のことを考えない人生なら
きっと幸福なんだろ

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労働の拒否と、怠惰の礼賛

労働の拒否と、怠惰の礼賛

20240416

この社会で生きていくのならば、
この社会のルールに則って生きていくのが定め

働かぬものは食うべからずは、
労働 or 餓死の選択の強制

私は望んでこの世界に来たわけではないけど、せっかくこの世界に来たんだから、
喜びも悲しみも全部背負って生きていく

出生というスタートは自分の意思じゃないのは仕方がないとしても
死没というゴールは自分の意思であってもいいような気がする

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すばらしい新世界

すばらしい新世界

20240412

何らかの全般的理解は持たなければならない。ただし、もし社会の善良にして幸福な一員であろうとするならば、全般的理解はできるだけ最小限に止めておくことだ。それは、専門的知識は徳と幸福を増進するが、全般的知識は知的見地からいって必要悪なのだから。

女性胎児の30%は正常に発育させ、残り70%は不妊性を保証された「産まず女」として発育させる。

幸福と美徳の鍵
自分がなさねばならぬこ

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生まれてきたことが苦しいあなたに

生まれてきたことが苦しいあなたに

20240415

シオランの思想

生にはなんの意味もないという事実は、生きる理由の一つになる。唯一の理由にだってなる。

シオランは、常に思想なりなんなりが「生きられている」かを重視してきた。「生きられている」思想とは、その思想と共に生き、その人の人生が刻印されている思想ということだ。あるいは、思想なりを 「生きる」とは、その思想のために傷を負うこと、その思想のために苦しむことだと言えるだろう

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First Love 初恋

First Love 初恋

20240415

素敵な言葉たち

好きってなんだろう
好きっていう気持ち
誰かのこと好きということ

私にとっての好きは、
誰かにとっての好きじゃない

私にとっての好きは、イイネのスタンプくらいの軽さで、かわいいは好きだし、スタイルいいなも好きだし、背が高いも好きだし、ボブが好きだし、その程度のものでしかない

誰かにとっての好きは、
愛してるくらいの好き
人として好きはなく異性として恋愛対

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変化する道徳

変化する道徳

20240414

織田信長は、豊臣秀吉をサルという愛称で、呼んだことが知られている。

サル = 人間外の存在である。
例え、それが、かわいさ余るための呼称だとしても、秀吉は、どう感じたのだろうか。

歴史的根拠も何もないが、信長を殺したのは明智光秀とされるが、裏で糸を引いていたのは、秀吉という仮説が立つ。

その後、秀吉が、信長の野望であった天下統一を成し得たことから考えても、秀吉にとって信長

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人種差別はなぜ起こるのか

人種差別はなぜ起こるのか

20240413

個人の道徳は不変ではない、共感によって変化する。

相手との類似性が近い場合は、アイデンティティが刺激され、共感性が高まる。また、相手との類似性が低い場合は、共感性が低くなる。

相手との類似性、距離感といってもいいかもしれない、その距離感と共感性が連動して、そこから生じる道徳も変化する。

つまり、行ったことのない外国は、他人事であり、距離感がある。行ったことがある外国は、そ

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子どもは贅沢品

子どもは贅沢品

20240413

子どもを愛するということは、ヒトの本能に組み込まれたプログラムである。親は、子ども一人一人を愛する。

ライオンは、多産であるから、一頭一頭からを、愛してなどいられない。むしろ、淘汰へと舵を切る。崖から落として登ってくることのできた強い子どもを育てる。
弱い個体を淘汰し、強い個体のみを養育するという進化の系譜である。意図的淘汰を実現する。

ヒトも100年くらい前は、多産だった

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