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本を読むということ

20240613

本を読むということは、知らないことを知るということ

誰かが調査したり、実験したり、一生懸命考えたり、まとめたりしたことを読んで、自分の疑問を解決するということ
自分が普段から疑問に思っていることだけじゃなく、自分が疑問に思ってなかったこと、自分で疑問だと気付いていなかったこと、無意識のうちに疑問を感じていたこと、深層心理で疑問に思っていたこと

世界は疑問に満ちていて、わからないことばかり、それどころか、自分のことすら、わからないことばかり

なぜ、言葉を話すのか

なぜ、法律が存在するのか

なぜ、子どもの頃にはイジメがあるのか

なぜ、大人になったら、有名人を叩くのか

なぜ、結婚するのか

生存優位とか、適応進化とか、子孫繁栄とか、そんな一言じゃ片付けられない。

なぜ、言葉を話すのか

小規模な集団では、仕事は男と女で分業していた、男は狩猟をし、女は採集や子育てをすることで、共同体は維持できていた。
小規模な集団が、大きくなっていくにつれて、ヒトは、効率的に仕事を行うため、作業を分けるようになった。俺はコレをやるから、お前はコレをやれというふうに。男同士の仲で、仕事を分業し始めた。分業が広がるにつれて、分業しているそれぞれの個人では、相手が何の仕事をしているのか、わからなくなった。もともとは、みんなで同じことをやっていたときには、言葉などなくとも、問題はなかった。分業して、それぞれの仕事を行うようになったら、これまでのように、同じ仕事ではないので、その説明が必要になった。相手に伝えるための何かが必要となった。言葉だった。言葉とはそもそも、分けるという営みである。性器の違いによって分けて、男と女という言葉を作った。最初は、狩りの道具で、石や、棒や、石と棒を組合せた槍といった具体的な名詞であったろう。槍を、石と棒に分けることで、言葉はより汎用性を持った。分業によって他人の行動 ( 仕事 ) が見えなくなり、その説明の一環として、言葉を用いる必要があった。

なぜ、法律が存在するのか

個人と個人の集まりでできた共同体が社会となり、社会が基盤となって、文化が形成されていった。社会は規範を求めたし、規範によって個人は縛られたが、規範なきところに社会は成立しない。個々人が、規範なく自分の利益を追求していく中では、共存の精神は生まれない。共存とは、他者の受容に他ならず、他者の受容とは、自分以外の他者なのだから、妥協の産物である。妥協のラインを社会で統一しましょうとして、規範がある、法律がある。そして、共同体の中で、規範を破ったものには、制裁が加えられた。そうしなければ、規範は、無用の長物と化してしまう。その社会規範が、時代を経るごとに自己内面化していき、ヒトは社会規範の中で暮らす、生き物へと進化していった。社会規範を自己内面化するプロセスが自己家畜化である。養豚場の人が、決めたルールに従い、自由を奪われるが、自由がない代わりにエサを与えられ、飢え死にすることもない。社会規範に従い自由を奪われていることに気付かずに、奴隷のように労働し、金というエサを与えられている。そもそも、労働とは、奴隷が行うものである。

なぜ、子どもの頃にはイジメがあるのか

自己家畜化するほど社会規範を身に付けた子どもは、その社会規範を絶対視するので、少しでも、規範を破ったものをイジメる。規範を破るものがいない場合は、容姿が自分たち異なるものや、それ以外にも、自分たちの仲間と少しでも違う何かを発見して、イジメる。

なぜ、大人になったら、有名人を叩くのか

社会規範の遵守は、遺伝子レベルにまで、浸透しているため、社会規範を遵守することだけでなく、社会規範の遵守しない人を罰することで、快楽が得られるように、脳は機能している。
ただ、脳がいくら快楽物質を出そうとも、理性と知性がある人は、そんなことはしない。知性によって、理性をコントロールし、快楽に踊らされない。快楽に踊るのは、いずれの時代も、理性なき無知な人だけだ。

なぜ、結婚するのか

もともとヒトの祖先は、チンパンジーのように乱行型だったが、小規模な集団である場合は、優秀なオスと複数のメスがいて、優秀なオスがメスを独占するわけじゃないから、その他のオスは、優秀なオスがいない隙に、恩恵に預かっていた。
集団が大きくなると、優秀なオスは相変わらず複数のメスがいる。一方、優秀でないオスたちは、優秀なオスの隙を狙うという危険を犯すよりも、つがいを形成するという安全策に方向を転換した。できるだけ、たくさんのメスと交尾をして子孫繁栄を狙うバラマキ戦略よりも、つがいを形成して確実に自分の子孫を繁栄させていく戦略をとるオスが出現した。共同体の規模が変化し、集団が大きくなることで、一夫多妻の優秀なオスよりも、自分だけを守ってくれ、エサを分け与えてくれるオスと、つがいを形成するのは、正しい生存戦略であろう。共同体の拡張によって、オスの子孫繁栄とメスの生存戦略が合致した結果、つがいの形成、そして、やがては、結婚という制度が取り入れられた。













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