マガジンのカバー画像

わたしをとりまくひとびと

36
わたしの周りにいる大切なひとたち。 彼ら・彼女らについて書いた記事を集めました。 みなさんとのつながりはわたしの財産です。
運営しているクリエイター

#夫婦

愛を受け取る

愛を受け取る

先日、夫が言った。

「舞さんが快適だと、おれも快適なんだよ。不思議なんだけどさ」

彼は私が快適に過ごしていると、おなじように快適になるらしい。だからもっと安心して身を委ねてほしい、と思っているそうだ。

正直驚いた。なんでこの人はこんなに掛け値なしに私のことを愛してくれるんだろう、と。

出会ってから11年、彼は本当に愛をたくさん注いでくれて、私は多分人生で初めて無条件に愛されるということを感

もっとみる
夫と地獄の道を行く

夫と地獄の道を行く

月に一度、ぜったいに夫にブチギレてしまう。今日がその日だった。

女性ホルモン的な問題で仕方ないのかもしれないが、特に今月は夫と話す時間が目立って少なく、私のなかで不満が溜まっているのかも。

夫は、私が毎月ブチギレるのは、私の抱える問題が根本的に解決していないからだという。いわく、ひとりで抱え込みすぎたり、なんでも悪い方に考えてしまったり、ということらしい。

それはわかる。ものすごく、わかる。

もっとみる
無印良品夫

無印良品夫

夫は無類の「無印良品」好きだ。自宅最寄りの駅に無印良品があるのだが、なにかにつけてそこに行きたがる。

そもそも、彼のイメージは最初から無印良品だった。
あれは2013年の秋、まだ私たちが「ちょっとお互いを意識し合っている男女」だった頃。劇場でのリハーサルの予定があって(私は出演者、彼は裏方)、それまでにほんの少しだけ時間ができた。

昼食がまだだったので「何か食べて行こうか」という話になった。そ

もっとみる
「恵みの雨」を降らせたい(Day.12)

「恵みの雨」を降らせたい(Day.12)

今、親子3人川の字に並んだ布団のなかで、この記事を書いている。

今日は朝から神社さんへ行き、家内安全のご祈祷をしてから用を済ませに。大事な用だったので、無事に終わって安心した。その帰り道、通り雨が降って、晴れた空に虹がかかっていたのも縁起がよくて、よい。

前祝いということで、夕飯には焼き肉を食べた。じゅうじゅうと美味しそうな音を聴きながら、ビールを片手に、ここ10年のことを語り合う。

最初は

もっとみる
夫婦で作るロードマップ

夫婦で作るロードマップ

連続投稿と言っておきながら、日付をまたいでしまった(朝にはなってないのでご勘弁を……)。

これにはわけがあって、今の今まで夫と一緒に「ロードマップ」を作っていたのだ。繊細で頑張り過ぎる私が、仕事も育児も自分も大切にするためにはどうすればいいのか。一週間をどうすごすか、どうやって目標収入を達成すればいいのか、など。

今回、夫とロードマップを作ったことで「どんな家族にもオリジナルのロードマップがあ

もっとみる
オットと柔軟剤

オットと柔軟剤

夫とハグをすると、私の鼻づらは彼の胸元に押しつけられる。
そのときにいつも思うのが、「いー匂いだなー」ということ。

互いに仕事の日はすれ違いの生活で、朝はバタバタ、夜は寝落ちで、ろくに顔を見る時間もない。
もちろん、ハグなんてする時間も。

でも私にとっては、夫の胸に抱かれることが結構大切だったりする。
結婚するときには「あーこれで一生この場所(夫の胸のなか)にいられるのかー!シアワセ!」と思っ

もっとみる
夫に褒められるとやっぱりうれしい。

夫に褒められるとやっぱりうれしい。

このあいだ、久し振りに長々と夫と話す機会がありました。

ここ1ヶ月ほど夫は激務、私もありがたいことに仕事が目白押し、そこに息子の体調不良が重なって激疲れで、夫婦で会話する時間がまったくとれなかったのです。

眠る息子をまんなかにして、ベッドの上でだらだらと話していただけなんですが、そのときに夫にうれしいことを言ってもらえたので、忘れないうちにメモしておきたいと思います(笑)

***

今、夫は

もっとみる
あなたと生きるということ。

あなたと生きるということ。

まもなく、2022年にも別れを告げる時期ですが、今年は何度「激動の1年だな〜!」と呟いたことでしょう。

その激動の1年にも終わりがみえてきて、最後の1ヶ月くらいはゆっくりすごせるなぁ…と思っていたところ、数日前に実家の母から連絡がありました。

「Sばあちゃんが今朝、亡くなりました」

Sばあちゃんは伯母(母の長兄の妻)の母で、最近退院して自宅に戻ってきたばかりでした。
週明けに葬儀を行うとのこ

もっとみる
いちばん近いのに、まったく飽きない人。

いちばん近いのに、まったく飽きない人。

「襟付きのシャツを私服で着る人って、男の子にもいるんだぁ」

2013年の秋が始まろうとする頃、わたしは目の前に座る青年を前にそんなことを考えていました。

数年後、彼が自分の夫になるなんて思いもせずに。

***

noteでは、よく息子の話を書いているのですが、今回はこちらの企画に参加させてもらおうと、

最も近い存在であるひとりっ子、夫についてお話しすることにしました。

※わたし自身はひと

もっとみる