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娘のロンパースをメルカリで売った
4月に入って急に断捨離熱が高まり、これまで手付かずだった、サイズアウトした子ども服や子供用品を片っ端から売りまくった。
ほとんど使わなかったプラスチックの哺乳瓶を売り、サイズアウトした息子の靴を売り、服を売った。
息子がこれ無しには寝られなかったスワドルアップを、ためしにオキシクリーンでつけてみると綺麗になったのでこれもまた売った。
毛玉もあるものだったけれど、存外すぐに売れた。
勢いが出て
江國香織でできている
最近朝起きると、夫がパソコンを起動させて、日中、私が彼のAmazon primeで「鬼滅の刃」が見られるようにセットしてくれている。
夫は7時前に出勤するので、私が起きた時にはもちろんいない。
私は寝ぼけ頭で9時くらいに起きて、しんとしたリビングで至れり尽くせりだな、と思う。ぼんやりしながらカフェインレスのコーヒーを淹れて、1日に何本かずつそのアニメを見る。
「鬼滅の刃」がすごく面白いか、みんな
9年ごしの失恋が、私に残していったもの
学生だった頃。
「どんな人が好きか」という話になるたびに、私は「冷蔵庫みたいな人」だと答えていた。
背が高くて、どっしりと落ち着いていて、こちらが開けたい時に自由に扉を開けさせてくれる人。
その理想通りだったのかはさておき、ここではだから、その人のことを冷蔵庫と呼びたいと思う。
高校2年の秋、私は冷蔵庫のことを好きになった。
彼は高校のクラスメイトだった。
180センチを超える細身の長身。
ピンクのドレスが、私に教えてくれたこと
その昔、私はまぎれもなく、クラスで一番ダサい女の子だった。
物心ついた頃から、服を買いに行くのが苦手だった。
うちの母は、1000円で買ったクマのワッペンがついた毛玉だらけのトレーナーを何年も着潰しているような人で、その母と一緒に買い物に行っても、可愛い!似合う!なんて会話は皆無。ふたりして黙々と、端から値札をひっくり返しては見ているばかりだった。
「高い」と顔をしかめられるのがいやで、本当に
人生はきっと点描のように
小学4、5年の頃、毎日がとても憂鬱だった。
「親友」とか「仲良しグループ」とかそういう概念が残酷なほどハッキリしてくる年頃なのに、友達と言える友達が私にはいなかったから。
大人になった今から思うと、趣味も家庭環境も性格も、全てがバラバラの、「ただ同じ地域で同じ年齢だから」とまとめられた公立学校のクラスほど、友達を見つけるのが難しい場所はないと思うけれど。
当時はまあ、そんなことを考える余裕なん
生まれて初めて、リアルに「結婚したい」と思えた夜
我が家には今、「ブルーハワイ問題」が発生している。
「ブルーハワイ」とは、あのかき氷の舌が真っ青になるシロップのことではなくて、青いシュレックのぬいぐるみのこと。
夫が喘息持ちなのもあり、出産に向けて断捨離と掃除をしているのだけど、このぬいぐるみをどこに置いておくかがなかなか決まらない。
ミニマリストの夫は捨てたそうだけど、ブルーハワイは私が独身時代に友人から貰い受けてきた子で、長らく私の寂し
「書籍編集者」という憧れに、全力でぶつかって砕け散った話
5年以上も前、私はひよっこ編集者だった。この頃の記憶は今もまだ生焼けで、上手くできなかった数々のことを思い出すと、苦々しい気持ちになる。
「はたらくってなんだろう」
未だにそう思う。砕け散ったのに、未練がないというと心が波立つ。
育休中のいま、輪をかけて、今後どんな風に働いていきたいのだろう、何がしたいのだろうと、立ち止まっているところがある。それを考えたくて書きます。
◇
小さい頃から本