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慈雲尊者『十善法語』による天啓
「悟りを開いた」と言っては不妄語戒を破ることになってしまいますが、今朝、まさに雷に打たれたように天啓を受けました。
「天啓」というのも恐れ多いですが、他に良い表現が見当たらないので天啓と呼ばせていただきます。
「この世は全て因縁生起である」
今の自分や世界は過去の結果であるし、未来の自分や世界は今の選択によって結実する。
当たり前のことですが、これが世界の真実であると心が完全に共鳴した時、今見て
『運転者』(喜多川泰)を読んで
来月末に、喜多川泰さんという作家さんを招いて講演会を企画します。
この方の著書は今までも何冊か読み、講演会にも2度参加していて、今回の講演会企画を機に全冊読んでしまう夏にしたいと思います。
この『運転者』は『福に憑かれた男』に並ぶ傑作だと思いましたので、読後感をまとめておきます。
【あらすじ】
主人公の修一は妻と娘の3人暮らしで、営業成績の上がらない保険営業マンです。
給料が上がらないばかりか、
たねまき寺子屋② ~純粋~
毎週土曜に行っている寺子屋では「強く正しく生きる心を育む」ことを目的に、歴史上や現在の偉人の生き様や考え方を伝えています。
これまで数々の偉人をプレゼンしたり話を聞く中で、「強さ」「正しさ」と併せてもう1つ重要な共通点があることに気が付きました。
それは「純粋さ」です。
憧れられる偉人は、強く正しいだけではなく、純粋でキラキラしている。
そして自分にもっとも足りないのはこの純粋さであると痛感しまし
たねまき寺子屋③ ~空海「やさしい心」~
今年4月に初めて宿坊したのが思いのほかいい体験で、それが真言宗系のお寺だったので高野山にも行ってみたのが空海に興味を持ったきっかけでした。
高野山は空海が開いて以来1200年間、戦国時代も危機に見舞われながらもどの勢力にも与せず自立を保ち、信仰を守ってきました。
空海の生涯を追ってみると、これだけの長い間人々が空海の教えを守ってきたのも納得します。
空海の教えは私自身も理解しきってないしたった30