見出し画像

私の朝のルーティン:護摩行ライブ視聴

noteのお題に「朝のルーティン」というのがあったので、ちょうど最近始めたルーティンを投稿しようと思います。

苦手な朝を克服するために

私は朝が非常に苦手です。
40歳を過ぎて前日の酒が残るようになり、ますます朝が辛くなりました。
一日は人生の縮図であり、すっきりした朝を迎えることは充実した人生を送るのに不可欠と分かっていますが、どうにもきついので午前はゆっくりして深夜まで仕事するという生活リズムを続けていました。

そんな中、今年は朝をスッキリ迎えられる経験がありました。
京都にある宿坊(寺に付随している宿泊施設)に泊まりまして、朝早くに「勤行」と言うお坊さんの読経を後ろから聞く体験です。
朝早いので勿論寝起きは眠いのですが、澄んだ空気を吸いながら本堂に向かい、響き渡るお坊さんの読経を聞くと、眠気も吹っ飛び1日頭がスッキリ。
何気なく行ってみた宿坊の経験が思いのほか良くて、その後も2回高野山の宿坊に行きました。

これにヒントを得て、Youtubeで毎朝読経ライブをやっているチャンネルに登録して、早起きして見てみました。
しかし朝弱い私にとっては、オンラインで動きのない読経を見続けるというのは結構きついものがあり断念しました。
リアルはお坊さんの表情・仏像・堂内の景色など視線も移せるし、読経や法具の音が立体的で、焼香で実際に体も動かすので、飽きないようにできてるんですよね。

朝のルーティン決定

先月「恵光院」という高野山の宿坊に泊まった時、読経だけでなく護摩行と言って火を見ながら祈りをささげるという体験がありました。
宿坊のスタッフさんから「毎朝facebookでライブ配信しているので、良ければ登録してください」と言われ登録だけしていましたが、こちらは炎や太鼓といった動きもあって読経や真言に勢いもあるので、目覚ましにもピッタリではないかと思いました。

そして、次の流れでルーティンが決まりました。

1.お寺の鐘の音をアラーム音にゆっくり目覚める
2.護摩行ライブが始まったら再生
3.火が付くまで時間があるので、座禅を組んでストレッチ
4.般若心経が始まったら合わせて読経
5.不動明王の真言が始まったら「今日一日、私欲を捨てて公欲のために生きれますように」と願いながら真言を唱える。

これで1日スッキリすると共に、志の確認にもなって一石二鳥です。

このような内容だと仏教の信者のように思われるかもしれませんが、私は仏教徒ではありません。
「世のため人のため」に生きるにはまず私欲を捨てることが必要ですが、仏教の考え方はこれにピッタリなので取り入れています。
(関連記事「ブッダ」「空海の教え」)
「朝眠いからもうちょっと寝てたい」というのも立派な私欲で、とは言え超絶眠い朝に自力でそれを振り払う強い意志を持つのは難しいので、仏の力をお借りしている感じです。
『7つの習慣』の受け売りですが、何か習慣を変えたい時は自分の意志だけに頼るよりも、人と約束するなどそうせざるを得ない環境に自分を置くと効果的です。



この記事が参加している募集

#朝のルーティーン

16,323件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?