Vol188 あなたは地域に溶け込める? 移住者に見られる4つのタイプ
地方に移住をする人の中には、移住した地域にしっかり溶け込む人もいれば、馴染むことが出来ずに短期間で戻る人もいます。その違いは何処にあるのだろうか。今回、移住者を4つのタイプに分けて書いてみました。
こんにちは、移住専門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの17年間の活動、2500組以上の移住相談対応から
皆さんに役立つ情報を書いています。
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1⃣ 移住地探しでのポイント
知らない土地に移り住むには、それなりの覚悟が必要です。
とくに、移住する土地の文化や習慣を理解する気持ちも大切です。
それでも、知らない土地に移住をするのならば、「上手に地域に溶け込むことが出来るのか?」と、不安になりますよね。
例えば、歴史の古い京都や、琉球王国として独特の文化をもつ沖縄県など、地域に溶け込むことが難しいとされる地域もあります。
もしも、地域に溶け込むことに不安があるのならば、こうした独特の文化や古くからの慣習がある地域は避けた方が良いかもしれませんね。
移住者が多く住んでいる地域であったり、移住者のサポートが行き届いている地域ならば安心ですよね。
そもそも、地域には移住者を歓迎していない人もいます。一方で、移住者にウエルカムな地域もありますので、そのような視点で移住先を探しては如何でしょうか。
2⃣ 移住者に見られる4つのタイプ
① 都会持続型
移住した町に馴染もうとはするが、これまでのスタイルを崩せない方です。
こうしたタイプはおせっかいなタイプが多く、親切心から口を挟みたがります。
「東京ではこうだよ」「このように変えたらどうなの」という調子です。
これまでと違うところが、「ダメなところ」と判断してしまいがちです。
しかし、いくら良いアドバイスであっても、地域の人に馴染めないことであるかもしれません。
すると、地域の良くないところばかりが見えてきて、愚痴がこぼれるようになります。
大切なことは、地域の人を変えるのではなく、自分を変えることです。
折角、移住をしたのに、ストレスを抱える生活を送ることになっても仕方ないです。
② 地域順応型
良くも悪くも、細かなことは気にしない方です。
すぐに、その地域の文化等を取り入れて、順応できるタイプです。
但し、地域が移住者に期待するものがある場合は、薄れてしまう可能性もあります。
特に、地域に溶け込むことで、これまでの生活から無くしてしまうものもあるかもしれません。
それでも、移住後に地域で楽しい暮らしができるのであれば、それが一番良いことではないでしょうか。
③ 地域未執着型
移住自体を深く考えていないタイプです。
たとえば、転勤ではないが「仕事ありきで移住をした」等、移住地にそれほどの想いれがないこともあります。
また、リモートワークやノマドワークなど、移住した地域に固執しない方もおられます。
地域の食文化を適当に受け入れることで、自然体で暮らすことも出来ます。
地域に深くかかわらないが、地域とトラブルを起こすこともなく、気楽に移住ライフを楽しめると良いのではないでしょうか。
④ 地域縁故型
移住地に何かしらのご縁のあるタイプになります。
出身地、配偶者の実家がある、友人がいる、観光や趣味で良く訪れていた等、移住した地域とご縁があり、その地域の文化や慣習をある程度理解しているケースになります。
この場合、その地域に溶け込むことは容易かも知れません。
しかし、一方で、自ら進んで移住をしたのではなく、仕方なく移住をしたケースも見られます。
新しいライフワークにモチベーションが上がるのではなく、我慢しながら生活することもあり、気を付けなければなりません。
3⃣ 地域に上手に溶け込むコツは?
① 移住目的を伝える
② 聞き上手になる
① 移住目的を伝える
知らない土地に移住をすると、周辺の住民は興味津々です。
良くも悪くも、注目をされることになります。
そして、ほとんどの周辺の住民は「どうして、こんな田舎に移住をしてきたのだろう」と、あなたを見ています。
周辺の住民も知らない人が移住をしてくると不安なのです。
だからこそ、「移住をしてきた目的」を周辺の住民に伝えることが大切となります。
そうすることで、不信感も払しょくされて、地域の人たちとの距離も縮まることになります。
② 聞き上手になる
田舎の人たちは、優しい方で溢れています。
そのため移住をしてきた珍しい人に、地域のことを教えたいと思います。
話しかけられた時は、面倒くさがらずに笑顔で対応してください。
話の長い人も多いかもしれません。
それでも、聞き上手になることがとても大切です。
また、貴方の移住目的を聞いて、何かとお手伝いをしてあげようとする人もいます。
例えば、「家庭菜園をしたい」と言えば、土の耕し方から、苗の育て方まで、色々と教えてもらえるのではないでしょうか。
4⃣ TOPの画像
最後に、私のおススメ移住地をご紹介いたします。
移住探しの参考にしてみてください。
熊本県大津町
近年、熊本県は、台湾半導体メーカーTSMCが、菊池郡菊陽町に次々と進出をしたことで、活気に沸いています。その菊陽町の隣に位置する大津町にも、台湾の半導体製造装置大手「ハーメスエピテック(漢民科技)」がオフィスを開設するなど、台湾半導体メーカーTSMCの関連企業が進出しています。
大津町は元来より、本田技研工業(株)を始めとして、大手製造メーカーの工場が立地しています。
熊本空港へのアクセスが良く国道57号線には多くの商業施設が並びます。
その一方では、阿蘇山の雄大な景観を望めるなど、自然を感じることも出来るまちです。
現在、台湾半導体メーカーTSMCの進出により、技術系のエンジニアなど、人材不足が深刻になっています。
そのため、給与は他の地域と同業種で比較しても、かなり高騰が起きていると聞きます。
半導体関連のエンジニアやプロセス開発を行うプロセスエンジニアなどは、大津町が熱いかもしれませんね。
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