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Vol135 「ワーケーション」という移住のカタチ①

「ワーケーション」という言葉をよく耳にします。このワーケーションから移住につながる事例もあります。「働き方改革」から生まれた、「ワーケーション」の魅力について書いてみました。

こんにちは、移住専門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの17年間の活動、2500組以上の移住相談対応から
皆さんに役立つ情報を書いています。
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1⃣ 「ワーケーション」と「テレワーク」
 

「ワーケーション」という言葉ですが、これは「Work(働く)」と「Vacation(休暇)」を組み合わせた造語になります。
 
2019年4月に「働き方改革関連法」が施行されました。
「働き方改革」とは、長時間の労働を見直したりすることですよね。
これにより、会社は社員が柔軟に働ける環境作りに気を配るようになりました。
とくに、コロナ禍の影響から、自宅勤務が増え、「会社に来るのは月に1回でいいから、好きな場所で仕事していいよ」といった会社が増えてきました。
 
こうした社会情勢から「ワーケーション」という言葉も生まれ、取り組む会社が増えてきたことになります。
 
ちなみに、「ワーケーション」と「テレワーク」とは、働く場所と目的に違いがあります。「ワーケーション」は、休暇で宿泊中のホテルや帰省先の家などで、期間も限定的です。一方、テレワークは自宅やサテライトオフィスなど、基本的に事前申請した場所で仕事をすることです。

2⃣ 観光庁からみたワーケーションの推進


「ワーケーション」の推進は、観光庁も期待を寄せています。

従来の国内旅行は、特定の時期に一斉に休暇取得する、宿泊日数が短く、旅行回数も少ないといった特徴がありました。
そこで、国内旅行需要を拡大させていく観点から、ワーケーションに着目をしています。
ワーケーションを通じて、旅行期間の創出や旅行需要の平準化に取り組みつつ、働く場所や時間の自由度を高めることで、働き方改革や企業の経営課題への対応に取り組めると考えています。

3⃣ 「ワーケーション」のメリット


 
「ワーケーション」は基本、従業員と企業の双方にメリットがあります。
 
① 長期休暇が取りやすくなり、従業員の有給休暇の消化に役立っている。
従業員は仕事とかかわりを保っていることで、長期休暇の罪悪感が軽減される面もあります。
 
② 非日常的な環境で精神がリフレッシュし、モチベーションが向上します。
心身の疲れを癒やせる一方で、新しい発想やアイデアが得られる可能性もあります。
 
③ 企業は働き方改革対策の取り組みの一つとして、「ワーケーション」を導入することで、「働きやすい企業」とした企業イメージの向上につながります。 

4⃣ 「ワーケーション」のデメリット

 
① 遠隔地からオンライン会議ツールやチャットツールなどを多用することで、セキュリティに対する懸念が生じます。とくに、個人情報を扱うPCの盗難・紛失など管理に対する不安があります。
 
② 社員が業務に従事した時間を把握し、労働時間の管理をするのが難しくなります。
 

5⃣ ワーケーションの変化


実際にワーケーションから移住に結び付いたケースも聞きます。
そこにはワーケーションの姿に変化があります。

以前のワーケーションと言えば、企業側にとっては従業員の保養的な要素が強く、従業員も家族サービス的な感覚がありました。
そのため、自治体側にはメリットも少なく、周辺自治体と協力し「体験ツアー」などを準備するケースも見られました。

しかし、近年では、企業側にとってはビジネス的な要素が強くなり、非日常的な環境下での新ビジネスオン創出や、ワーケーション先での地域や地元企業との事業化を模索する傾向が強くなりました。
このことで、ワーケーションをきっかけに滞在型のサテライトオフィスを設置するなど、自治体もメリットが高くなりました。
特に、滞在型のサテライトオフィスが設置されることで、移住に結び付くことにもなったと言えます。

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最後に私のおススメの移住地をご紹介します。
移住地選びの参考にしてくださいね。

鹿児島県曽於市

大隅半島の北部に位置する曽於市は、2005年末吉町・財部町・大隅町の3つの町が合併して誕生しました。
その曽於市の魅力はグルメと温泉、そして観光スポットがたくさんあることです。
私のオススメをご紹介すると、グルメは「道の駅すえよし」のランチバイキング、温泉は「メナセ住吉交流センター」そして観光スポットは「溝ノ口洞穴」です。
ぜひ、曽於市を訪れた際は、足を運んでみてください。
住んでみたくなること間違いなしですね。
その曽於市では、移住を検討されている方に、ご要望に応じた完全オーダーメイド型の移住体験ツアーを実施しています。
参加者とごとに、見たいポイントは異なることから、事前ヒアリングからツアーを組んでもらえます。
ぜひ、移住体験ツアーを通じて、曽於市の魅力を感じては如何でしょうか。


最後まで読んでいただき有難うございました。
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移住専門FP「移住プランナー」として活動をしています。これまで18年間2500組以上の移住相談に対応をしてきました。ここでは、私の経験からお役に立てる情報を日常的に綴っていきます。「移住」という夢の実現にお役に立てればうれしいです。大阪出身、北海道と鹿児島の3拠点生活中。