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#講談社
著…福井県立図書館『100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集』
図書館の利用者さんたちから寄せられた「〇〇さんが書いた〇〇って本ありますか?」といった質問をまとめた本。
病院の待合室、図書館、バスや電車の中といった所でこの本を読むのは非常に危険なので絶対におすすめしません。
それはなぜか?
質問のユニークさもさることながら、司書さんの回答文にキラリと光るジョークセンスが炸裂しているからです。
わたしは歯医者の待合室でうっかりこの本を読んでいて
作…アクセル・ハッケ 絵…ミヒャエル・ゾーヴァ 共訳…那須田淳、木本栄『ちいさなちいさな王様』
わたしたちが生きている世界では、人間は何も知らない状態で小さく生まれて、だんだん様々なことを学んで大きくなって、やがて死んでいきますよね?
ところが、この小説に出てくる「王様」の世界では違います。
※注意
以下の文は、結末までは明かしませんが、ネタバレを含みます。
王様の世界では、何でも知っている状態で大きく生まれて、だんだん小さくなって様々なことを忘れて、やがて誰の目にも見えなく
作・絵…佐野洋子『100万回生きたねこ』
全てを変える出会いってありますよね。
「自分のこれまでの人生は、この人と出会うために繋がっていたのだ」と確信出来る出会いが。
※注意
以下の文は、結末まで明かすネタバレを含みます。
未読の方はご注意ください。
子どもの頃、わたしがこの絵本を初めて読んだ時の感想は、「よく分からない」でした。
「どうしてとらねこはもう生き返らないの? 生まれ変わったら、しろねこ以上に好きなひとと
著…戸森しるこ 画…エミ ウェバー『ぼくらは星を見つけた』
読み終えた時、まるではちみつ入りのホットミルクを読んだ時のような、あたたかくて優しい余韻が胸いっぱいに広がる児童文学です。
※注意
以下の文は、結末までは明かしませんが、ネタバレを含みます。
寂しいけれど、優しくされるとどうしたら良いか分からなくなる。
家族に憧れるけれど、家族ってどういうものなのか分からない。
そんな複雑な気持ちを胸に秘めながら、翼と翼を寄せ合うようにして暮ら