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伝統芸能は守るべきものなのか
「伝統芸能は守るもの」なのでしょうか。
私は小学生で香道に出会いました。守るかどうかは考えたことがなく、長いこと「そこにあるから」やってきました。そういうことは、「上の年代のひとたち」が考えることだと思ってきました。そう思ってきたのですが、明らかに香木は年々なくなりつつあり、近頃ひしひしと「終わりの時」を迎えているのだと考えるようになりました。
存亡の機を迎える文化・芸術は「死」を待つしかないのか?
今、対応している国のリーダー(政治家)たちには、どんな想像力を持ってその任務にあたっているのだろうか?
今回の新型コロナウィルスで、最も大きな影響を受けている音楽・スポーツ・演劇・アートなどの文化芸術分野において、大きな疑問が残る発表があった。
文化庁が、トップである宮田亮平の記名入りで、なんとも情緒的な応援メッセージを発表したのである。
そのメッセージはこちら。
いま方針を決めている政治
デュシャンの制服を考える
デュシャンの制服
デュシャンは、私たちが「男」または「女」として、社会から記号化された存在と考え、その延長上に、デュシャンは、職業自体が、社会が人間にお仕着せる記号と考えた。
シンディ・シャーマンより、60年前だ。
それらの制服はまるで拘束服のように表現されている。デュシャンは、職業自体を社会が人間にお仕着せる記号と考えているからだろう。
デュシャンは「大ガラス」で「お仕着せの制服の墓場(九つの
クリスチャン・ボルタンスキー回顧展 Lifetime @国立新美術館
この感じ、知ってる。
国立新美術館で開催中のクリスチャン・ボルタンスキー回顧展「Lifetime」の展示でのメイン一室ともいえる撮影不可の大きな展示空間での作品を観ながら、そう感じた。
それはフランスの大聖堂の地下にあるクリプトの雰囲気そっくりだった。
地下礼拝堂でもあり、地下墓所でもあるクリプト。あのすこし恐怖感を感じるクリプト内部に入ったときの雰囲気に、ボルタンスキーのメイン展示空間の雰囲