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creative notes #1

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2019年8月の記事一覧

本物の白パンは白くない?ブルガリアのパン職人が届けたい「本物のパン」

本物の白パンは白くない?ブルガリアのパン職人が届けたい「本物のパン」

ブルガリアの食卓に欠かせない食物の一つが、パン。実はトルコに次いでヨーロッパ第二位の消費量を誇るとも言われるパン大国で(出典)、どんな食事にも大きなローフの白パンが必須だ。温暖な気候ゆえ小麦が育つので、北ヨーロッパのようなライ麦の黒パンではなく、小麦の白パンを食す。

しかし最近は、白パンを食べるのを控える風潮もあるという。特に若い人は「白パンは健康によくない」として、食べる量を減らしたり、雑穀や

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店のメニューにはない「タラコスパゲティ」を注文できる人になるまでの話。

店のメニューにはない「タラコスパゲティ」を注文できる人になるまでの話。

有名な料理にはそれなりに、客にまつわるエピソードがあるものだ。

ポテトチップスは「ジャガイモをできるだけ薄く揚げろ!できるだけだ!」と言った客に、店が意地になってフォークでさせないほどの薄さで揚げて出したら逆に喜ばれてしまってできた、とか。

ラーメンの麺が残っていたので、店員がまかないとして、濃い汁でモリソバのように食べてたら、客が「それうまそうだ、俺にもくれ!」と言われ「つけ麺」が誕生した、

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ウンコと、ルブタン。 (無料記事)

ウンコと、ルブタン。 (無料記事)

写真に写っているモノの価値、という問題がある。

たとえば誰かがミック・ジャガーのポートレートを撮ったとしよう。その写真を見た人が、「スゴいですね」と言う。その「スゴい」という言葉は、ミック・ジャガーにかかっている。写真の良さについてではない。

無名のミュージシャンを撮った写真を見せられたときとは明らかに反応が違うはずだ。日本語に訳しにくい「recognition」という言葉がある。認識とでもい

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「他人の映画に出る」

「他人の映画に出る」

家系図のように、知り合った人の順番を遡ってみる。この人と会ったからこの人と会うことができた、というように。

それはビジネスで言う「人脈」みたいに、得をしたいという意地汚い言葉ではなく、自分という映画に出てくる登場人物のようなもの。

俺の映画のワンシーンに出てくる人がいれば、同時にその人の映画に俺が出ている。それぞれが同じ時刻に誰かの映画に出演していることになる。いい役の場合もあれば、端役のこと

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2の人がゼロの人に尊敬される

2の人がゼロの人に尊敬される

よく、インスタントラーメンやコンビニのお菓子などのことを「下手な店よりも美味しい」と言ったりする人がいる。

これ。「下手な店」と比べるのは反則なんですよね。「旨い店」と比較しないと。

「俺はケンカが強いよ。小学生なんかイチコロだよ」と言ったら、なぜ大人とケンカしないんだろう、なぜプロボクサーと戦わないんだろうかと思う。勝てる相手を設定してから勝利を言うのは、勝ちの価値を捏造している。

この前

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「女性差別」に対して、広告ができること

「女性差別」に対して、広告ができること

SNS上でセクシュアルハラスメントや性的暴行などの被害を告白する「#MeToo」運動が、ここ数年で国境を越えて世界中に拡がり続けたのは記憶に新しい。このような性別による差別や偏見を解消しようという世界的な動きは、広告の世界でも広く見られるようになってきました。

たとえば世界最大級の広告賞であるカンヌライオンズでは、2015年に「グラスライオン(Glass: The Lion for Change

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【除草剤】使う人と使わない人で対立はあるのか

【除草剤】使う人と使わない人で対立はあるのか

お米と言う農産物は基本的に除草剤を使って作ります。一般の人が食べているお米の99.9%は除草剤を使って栽培されてます。

そんなこと言っても、昔は除草剤なんてなかったじゃない。

そう言われるでしょう。その通りです。ですから、子どもまで動員して大勢で草取りをやりました。それでも雑草は残りますから、養分を取られ、お米の収量は今よりうんと少なかったのです。しかし、人間と言うのは「今の不便を便利にする」

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根拠の無いコンプレックス

根拠の無いコンプレックス

「根拠の無い自信」という言葉がありますが、実は「根拠の無いコンプレックス」を持っている人も多いんじゃないかと思います。

私はおこがましくも、今は根拠の無い自信を持っていたりします。なぜそんなお「こがましい人間」になってしまったのか分かりませんが、大学に入ってから根拠の無い自信を持つようになりました。ホントおこがましいですね。

小中高とコンプレックスの塊でした。ネガティブの塊と言いますか。たぶん

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thank you for yourhelp

thank you for yourhelp

僕のアメリカでの挑戦を密着する番組が「大麻合法化したほうがいい発言」で急遽テレビ局からNGが出てスケジュールが1ヶ月空白になった時、どうせならひとりで1ヶ月アメリカに行こうと思い行ってきた。以前にその記事を書いたんだけどその記事の反響がすごくて「村本すごい」となりすぎていたので、そうではなくものすごく沢山の出会った人たちに助けられ、学ばされ、だからこその1ヶ月だった、というそれを伝えたくてもう一度

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