事務員G

ピアノを弾いています。 でも、面白そうなことならすぐに飛びつきます。 旅行や料理が好き…

事務員G

ピアノを弾いています。 でも、面白そうなことならすぐに飛びつきます。 旅行や料理が好きです。 インターネットで音楽活動をする人が増え始めた2007年頃から、たくさんの人と色んなイベントを作ってきました。 月刊Pianoという雑誌で2014年から楽譜の連載を続けています。

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  • 事務員Gのエッセイ

  • ピアノに関してのおはなし

  • ネットミュージシャン界隈の昔話

    いまでは普通になった、ミュージシャンのネット活動。その黎明期はなかなか大変でした。

  • 事務員Gのイベント話

  • 行き先のわからない旅行記

    2019年に、突然家を飛び出して10日間ほどの旅行をしました。「行く場所を決めずに」がテーマ。どこまで行くのでしょうか。

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  • 固定された記事

店のメニューにはない「タラコスパゲティ」を注文できる人になるまでの話。

有名な料理にはそれなりに、客にまつわるエピソードがあるものだ。 ポテトチップスは「ジャガイモをできるだけ薄く揚げろ!できるだけだ!」と言った客に、店が意地になってフォークでさせないほどの薄さで揚げて出したら逆に喜ばれてしまってできた、とか。 ラーメンの麺が残っていたので、店員がまかないとして、濃い汁でモリソバのように食べてたら、客が「それうまそうだ、俺にもくれ!」と言われ「つけ麺」が誕生した、とか。 スパゲティ屋で「キャビアでパスタを作ってくれ!」と頼まれて作ってみたら

    • 「原曲至上主義」にこだわっていた僕が変わった瞬間があった

      月刊Pianoの原稿を編集部に送った。 2014年1月号から続いているから、11年目に入るところ。 物価や、需要の影響で連載開始時には650円だった月刊Pianoも990円になった。僕が中学生の時は500円(!)だったので、ほぼ倍だ。でも、この雑誌がまだ続いていること自体にとても感謝している。 音楽を生活の大事なところに置くようになって長い時間が過ぎたけど、音楽に対して「考え方が変わったな」と思う瞬間が人生で何度かあって、面白いことにその瞬間のことは明確に覚えてる。 簡

      • もう少しでnoteのフォロワーさんが10000人になりそうです。ぜひぜひフォローをよろしくおねがいします! 珍しくある日マクドナルドに行ったら、番号が2222でした。 昔風で言えば「連番」です。良いことがあるかもしれません。

        • 「常夜鍋」かくあるべし!

          以前母親に「15万円分のふるさと納税をする。その返礼品は実家に送ってあげるから、好きな返礼品を15万円分選んでほしい」と言ったことがある。返礼品にかけられる金額に規制がなかった、返礼品が豪華だった頃の話だ。 母が「決めた」というので、何にしたのか聞いたら「豚一頭」だと言う。 ついに実家の裏庭で豚を飼うのかと聞いたらそうではなく、豚一頭分の加工された冷凍肉が届くのだと。 15万円を小分けにして、アレとコレと…と選ぶはずだと思っていた僕は、まさかの15万円全てを豚肉に使ったことに

        • 固定された記事

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        • 「原曲至上主義」にこだわっていた僕が変わった瞬間があった

        • もう少しでnoteのフォロワーさんが10000人になりそうです。ぜひぜひフォローをよろしくおねがいします! 珍しくある日マクドナルドに行ったら、番号が2222でした。 昔風で言えば「連番」です。良いことがあるかもしれません。

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          9本

        記事

          新潟での記憶から20年。何者でもなかった僕。

          新潟で起きた中越地震からちょうど20年が経ったことをニュースで知った。音楽大学への入学を目指すも、「やっぱりやーめた」と受験当日に大学前の喫茶店に入ってしまったゴミ同然の僕に、素敵な未来を思い描けるわけもなかった2004年の出来事だった。震災のニュースを見て、すぐに新潟に行こうと決めた。社会に属していないヒマな人間がここに余っているのだから、何かしらの役には立つかなと思ったからだ。しかし今思い起こせば、自分自身が世間から隔離していたことへの恐れを癒やしたい気持ちも少なからずあ

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          ピアニストを連れて行く食事場所を選ぶ時に思っていること

          ある日、鍵盤弾きの四人で飲み会をすることになった。 「ピアニスト四人で飲み会をすることになった」と書き始められればよかったのだが、こう書いた。厳密に言えば一人はキーボーディストだし、自分自身は今でも自分のことをピアニストと言えるほどの大それた人間ではないと思っているからだ。 いろんな経緯があって結局この四人で集まることになったのだが、食事をする場所については一任された。片方のピアニストが「事務員さんが居るなら、店は事務員さんに決めてもらったほうがいい」とキーボーディストに伝

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          ビジネスホテルのシャワー評価を5年以上記録し続けていった結果

          「ミシュラン三つ星」という言葉は、素晴らしい飲食店を示す指標として誰もが知るところだが「三つ星」が与えられる基準は「それを味わうために旅行する価値がある」かどうか、だそうだ。 つまり、素晴らしいレストランの料理を食べるために旅行を計画する人が世の中には一定数いるようなのだが、残念ながら自分はそのたぐいではないらしい。 旅行をする理由は人によってさまざまだろうが、僕の場合は「いつか会う誰かの出身地にあらかじめ行っておくことで、話が盛り上がるようにしておきたいから」というのが大

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          用事はないのに、今すぐ徳島に行こうと思った僕の話

          ある日、自宅で一緒に酒を飲んでいた相手から「徳島になにか思い出がありますか?」と聞かれたことがある。その人は徳島県生まれだったのだ。 しかしその時の僕は、徳島県についての面白い話をほぼ持ち合わせていなかった。 「徳島県のファミリーマートで肉まんを買ったら店員さんに『スジョゥワ』のように言われたのだが、その言葉が何なのかとっさに判断できなかった僕は、何度も『なんですか?』と聞き返してしまった。結局、良く分からずに断ったのだが、車の中に戻ってからあれが『酢醤油は(付けますか?)』

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          月刊誌の連載で描いたミュージシャンの似顔絵一覧(2015年~2024年)

          月刊Pianoという雑誌で「名曲タイムトリップ」というタイトルの連載をしていましたが、ついに2024年4月号(連載101回)で最終回となりました。 (※2024年5月号からは新しい連載が始まります) 「日本の名曲」の楽譜と、それに合わせた楽曲の説明記事を2ページ。 ページの最後にはその曲にまつわるアーティストの似顔絵を(なるべく)載せて居たんです。 足掛け9年の連載で、似顔絵も割と描き方が変化していきました。 最初の方はまだまだ未熟で恥ずかしいですが、最後の方になってくると

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          ボカロP大集合飲み会「同創会」に行ってきた

          役所は嫌いだ。 番号を繰り返し叫ぶ役人と、自分の番号をじっと待つ住民とで埋め尽くされている。子供が泣く声、世間話、番号を呼ぶ声、ディスプレイから流れる機械的な案内…… 僕もまた人々に埋もれながら渦巻く音に耐え、呼ばれるのを待っているひとり。 マイナンバーカードの申請をずっと後回しにしていたツケがこれというわけ。効率化のために必要なのだそうだが、カードを受け取るだけでこんなにも非効率的なことを課してくるなんて、風刺画のような景色だな、と。 マイナンバーカードを受け取るためだけ

          ボカロP大集合飲み会「同創会」に行ってきた

          「AFURI」にメールを送った日

          2019年7月。僕は、普段しないような事をした。 とあるラーメン屋さんに「ご意見メール」を送ったのだ。 メールを送ったことを思い出したのは、そのラーメン屋さんの名前を、ニュースで頻繁に目にするようになったからだった。 ラーメン屋の名前は「AFURI」と言う。今や世界も含め25店舗を超える店を有する有名企業だが、僕がこのラーメン屋さんに初めて出会った頃はまだ、恵比寿店と原宿店の2店舗しか無い時代。 僕は、この「AFURI」のラーメンが大好きだった。本当に。 当時の僕は、

          「AFURI」にメールを送った日

          MUSIK BARISTA(水曜日) 過去の選曲リスト

          2019年4月からAIR-G(北海道)にて「MUSIK BARISTA」という番組のパーソナリティをしています。毎週水曜日20時から90分間、皆様のお耳をお借りして、これまでにたくさんの曲を流してきました。 選曲するときは「過去に何を流していたかの一覧」を見ながら選ぶようにしているのですが、5年目を迎えたタイミングでこれを整理してどなたでも見れるようにしておこうと思い立ち、なんとか全曲まとめる事ができました。 需要があるかはよくわかりませんが…笑 流した曲は延べ3200曲を

          MUSIK BARISTA(水曜日) 過去の選曲リスト

          「松谷卓さんと一緒にコンサートをする事になりました」…って、えっ?

          タイトルのとおりです。 タイトルのとおりなんですが、こんなタイトルの文章を書くなんて、全く想像していませんでした。 トントン拍子もいいところ。まるで「一緒にカラオケに行きましょうよ」ってお誘いしたら「いいねー!」って言われちゃったくらいの感じ。え、いいんですか?? 松谷さんは作曲家/ピアニストで、もしお名前が分からなくても「劇的ビフォーアフター」という番組の曲も手がけられてます…と言えば、あの音楽か!とピンと来る方も多いのではないでしょうか。 生きているとこんな事もあるん

          「松谷卓さんと一緒にコンサートをする事になりました」…って、えっ?

          有料配信ライブを「しない」という選択肢

          平時に戻りつつある日常と共に、ライブがまた増えてきました。僕のように今現在を音楽の世界で過ごしている身としては、ここ数年息を止められているかのような感覚でしたから本当にありがたい限りです。 僕はここ数年、自分自身が表に出る活動を少しだけセーブして、色んなイベントの制作をする機会を増やしていました。「事務員G」の名前は出さないにせよ、実は結構いろんなイベントを作っていたんです。そんな中で、一つこの数年の間に得た知見みたいなのがあるので、この機会に書き置いておこうと思いました。

          有料配信ライブを「しない」という選択肢

          乾燥機の時間だけ

          40分足らずで洗濯から乾燥までを終わらせてくれるコインランドリー。その早さはもちろん技術の進歩もあって喜ばしい事なんだろうけど、一旦拠点に戻るのか、それとも椅子に座って持ってきた小説を読むのか、その判断が難しいくらいの時間を僕に与えてくれた。 知らない町の、知らない道。 この先をずっと行って、自分に馴染みのある風景に行き当たるのにはどれくらい歩かなきゃいけないんだろう。 20分歩いて、また同じ時間を20分かけて戻ろうか。そんな漠然としたプランは開始2分で覆されることになった

          乾燥機の時間だけ

          図書館であきらめかけていたら司書さんに声を掛けてもらった話。

          Twitterでこのエピソードを書いたところ、たくさんの方に興味を持って頂けたようなので少しだけ詳しく書いておこうと思います。 僕はその日、千葉県の柏市に仕事で行っていました。「ショッピングモールに置いてあるピアノを弾いて頂けませんか」という依頼のためだったのですが、レンタカーでドライブがてら行くのも良いかなぁと思って、そのお仕事をお請けしたわけです。ここのところずっと閉じこもっていたので良い気分転換にもなるかな、なんて思ったんですよね。 日曜日だったので、ショッピングモ

          図書館であきらめかけていたら司書さんに声を掛けてもらった話。