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月刊誌の連載で描いたミュージシャンの似顔絵一覧(2015年~2024年)

月刊Pianoという雑誌で「名曲タイムトリップ」というタイトルの連載をしていましたが、ついに2024年4月号(連載101回)で最終回となりました。
(※2024年5月号からは新しい連載が始まります)
「日本の名曲」の楽譜と、それに合わせた楽曲の説明記事を2ページ。
ページの最後にはその曲にまつわるアーティストの似顔絵を(なるべく)載せて居たんです。

足掛け9年の連載で、似顔絵も割と描き方が変化していきました。
最初の方はまだまだ未熟で恥ずかしいですが、最後の方になってくると「おっ」と自分でも思えるくらいうまく描けたものもあります!
その似顔絵を描いたときの思い出なんかも載せましたので、もしよかったらゆっくり眺めてみて下さい!


2015年~2016年

【2015年12月号】(連載初回)「すてきなホリデイ」(竹内まりや)  
【2016年1月号】 「私がオバさんになっても」(森高千里)

最初のこの2号には、似顔絵を描いていません。
もともと似顔絵がない体裁から始まったからです。
「絵があったほうが親しみやすいかな」と思って、次の号あたりから試しに…と描き始めたんです。

【2016年2月号】 「宝島」 (T-SQUARE)

コピー用紙にサインペンで描いたもので、タッチが荒い……!笑

【2016年3月号】 「桜ノ雨」 (halyosy)

ボカロPさんも、顔出ししてるなら似顔絵にしました

【2016年4月号】 「AMBITIOUS JAPAN!」 (TOKIO)

【2016年5月号】 「デイ・ドリーム・ビリーバー」  (忌野清志郎)

モノクロの誌面なので、色が塗れないのがハンデですよねぇ

【2016年6月号】 「愛を止めないで」  (オフコース)

【2016年7月号】 「LA・LA・LA LOVE SONG」  (久保田利伸)

シャウエッセンのイメージ

【2016年8月号】 「時の旅人」 (橋本祥路)

学校の先生が作った合唱曲です。顔の資料に乏しく苦労した覚えがあります

【2016年9月号】 「愛のメモリー」  (松崎しげる)

ご本人と仕事をした時に、この絵と雑誌はお渡ししました

【2016年10月号】 「縁の詩」 (上妻宏光) 

上妻宏光さんにも雑誌をお渡しする機会に恵まれました!

【2016年11月号】 「ウイスキーがお好きでしょ」(石川さゆり) →似顔絵なし

【2016年12月号】 「クリスマスイブ」 (山下達郎)

事情があり、誌面には掲載されませんでした涙

2017年

【2017年1月号】 「虹と雪のバラード」 (トワ・エ・モア)

【2017年2月号】 「キセキ」 (GReeeeN) →似顔絵なし

【2017年3月号】 「マツコ・デラックスメドレー」

当時マツコさんが出ていた番組のテーマ曲などをメドレーにしたものでした

【2017年4月号】 「悲しくてやりきれない」 (ザ・フォーク・クルセダーズ) 

【2017年5月号】 「私はピアノ」 (原由子)

ライブで神戸に居た時に、既に描いておいた似顔絵のデータが消えていることに気づき
慌ててコピー用紙に描いて、編集部に送ったというヒヤヒヤな思い出。
このデータはスマホでその当時撮ったものでした

【2017年6月号】 「夢の途中」 (来生たかお) 

【2017年7月号】 「サライ」 (谷村新司・加山雄三) 

アンジェラ・アキさんのライブのMC時に、バックスクリーンで映す絵を担当させてもらった際
加山雄三さんは既にカラーで描いていたので、それに合わせて谷村新司さんを描き足して
流用したものです。カラーなのはそれが理由。

【2017年8月号】 「きょうの料理」 (冨田勲)

似顔絵師として有名な山藤章二さんの、新聞似顔絵の描き方をオマージュしました
あのレベルに達するには遠すぎる。サインがないのはそれが理由です。

【2017年9月号】 「千本桜」 (黒うさ) →似顔絵なし

【2017年10月号】 「積水ハウスの歌」 (アルケミスト)

こちらもご本人(アルケミスト)に雑誌をお渡しできましたね

【2017年11月号】 「川の流れのように」 (美空ひばり) →データなし
ヤマハの会社で描いてそのまま紙で提出してしまったためデータが残っていません。実家に帰ればこの号もあると思うので、いつかスキャンしておこうと思います。

【2017年12月号】 「情熱大陸」 (葉加瀬太郎・小松亮太)

小松亮太さんにこの絵を見せた所「もっと(葉加瀬さんを)悪そうな人に描かないと」
と言われました。バンドネオン描くの難しかった…

2018年

【2018年1月号】 「UFO」 (ピンク・レディー)

【2018年2月号】 「ダンシング・ヒーロー」 (荻野目洋子)

【2018年3月号】 「白い恋人たち」 (フランシス・レイ)

【2018年4月号】 「楓」 (スピッツ) 

髪に入れているツヤは、修正ペンを使っています

【2018年5月号】 「初恋」 (村下孝蔵) 

【2018年6月号】 「蘇州夜曲」 (服部良一)

先日終わったNHK朝ドラ「ブギウギ」の、羽鳥先生のモデルですね!

【2018年7月号】 「ANNIVERSARY」 (松任谷由実)

【2018年8月号】 「涙のキッス」 (桑田佳祐)

イベント用に既に描いていたものを流用しましたのでカラーです

【2018年9月号】 「Sign」 (Mr.Children)

桜井さんみたいな顔が一番描きにくい

【2018年10月号】 「永遠とともに」 (コブクロ)

編集者さんがコブクロのファンで、3回も描き直した思い出…

【2018年11月号】 「秋桜」 (山口百恵)

【2018年12月号】 「戦場のメリークリスマス」 (坂本龍一)

中学生の頃に読んでいた当時の月刊Pianoに掲載された「戦場のメリークリスマス」をずっと
練習していたので、この号で自分がリメイクすることになり光栄でした…!

2019年

【2019年1月号】 「どんなときも」 (槇原敬之)

色塗りは筆ペンで、濃いものと淡いものを使い分けています

【2019年2月号】 「糸」 (中島みゆき)

【2019年3月号】 「春よ、来い」 (松任谷由実 / 2回目)

【2019年4月号】 「海の見える街」 (久石譲)

【2019年5月号】 「涙そうそう」 (夏川りみ)

【2019年6月号】 「ハナミズキ」 (一青窈)

【2019年7月号】 「Fly Me To The Moon」 →似顔絵なし

【2019年8月号】 「夏祭り」 (ジッタリン・ジン)

【2019年9月号】 「たしかなこと」 (小田和正)

小田和正さんの似顔絵は、僕が似顔絵を描き始めた頃からの課題。
これはかなりうまくいったと思ってる。
オフコースを含めたら2回目の登場。

【2019年10月号】 「オレンジ」(SMAP) →似顔絵なし 

【2019年11月号】 「First Love」 (宇多田ヒカル)

【2019年12月号】 「三日月」 (絢香)

2020年

【2020年1月号】(連載50回)「早春賦」 (吉丸一昌・中田章)

大正とか昭和初期の写真を参考に似顔絵を描くのは難しいと知りました

【2020年2月号】 「天体観測」 (BUMP OF CHICKEN)

【2020年3月号】 「明日、春が来たら97-07」 (松たか子)

【2020年4月号】 「未来へ」 (Kiroro)

【2020年5月号】 「瑠璃色の地球」 (松田聖子)

【2020年6月号】 「青春の影」 (財津和夫)

【2020年7月号】  「上を向いて歩こう」 (坂本九)

【2020年8月号】 「サンサーラ」 (中孝介)

【2020年9月号】 「メロディ」 (玉置浩二) 

【2020年10月号】 「月光」 (鬼束ちひろ)

【2020年11月号】 「RPG」 (SEKAI NO OWARI) 

この絵を最後に、アナログで描く方法を改めました。
最後にいつも使っていた愛用の道具とともに記念撮影。

【2020年12月号】 「One Love」 (嵐) →似顔絵なし

2021年

【2021年1月号】 「木綿のハンカチーフ」 (太田裕美)

ここからiPadで描くようになりました。
まだ慣れてない感じがちょっとあるなぁ。

【2021年2月号】 「決戦は金曜日」 (DREAMS COME TRUE)

【2021年3月号】 「ワンルーム・ディスコ」 (Perfume)

これは本当にうまく描けた

【2021年4月号】 「エイリアンズ」 (キリンジ)

【2021年5月号】 「My Favorite Things」 (サウンド・オブ・ミュージック)

人数が過去一番多かったので大変でした!
トラップ大佐役の役者さんが、この年の2月に91歳で亡くなられたんですよねぇ。

【2021年6月号】 「浪漫飛行」 (米米CLUB)

【2021年7月号】 「愛をこめて花束を」 (Superfly)

【2021年8月号】 「ありがとう」 (いきものがかり)

ギターの山下さん(右)が、月刊Piano発売時には脱退することが発表になり
「お疲れさまでした」とキャプションを入れてもらった覚えがあります

【2021年9月号】 「Everything」(MISIA)

【2021年10月号】 「SEASONS」 (浜崎あゆみ)

【2021年11月号】 「木枯らしに抱かれて」 (小泉今日子)

【2021年12月号】 「クリスマスキャロルの頃には」 (稲垣潤一)

これと、次の広瀬香美さんもかなりお気に入りです

2022年

【2022年1月号】 「ロマンスの神様」 (広瀬香美)

活動期間が長い人が多いので、どの時期の写真を選ぶかにいつも悩む

【2022年2月号】 「木蘭の涙」 (スターダスト・レビュー/根本要)

【2022年3月号】 「3月9日」 (レミオロメン)

【2022年4月号】 「全力少年」 (スキマスイッチ)

線の細さを試行錯誤してる頃。これは細すぎた。
その後少しずつ太くなっていきます。

【2022年5月号】 「夢で逢えたら」 (鈴木雅之)

【2022年6月号】 「Rain」 (大江千里)

【2022年7月号】 「もしもピアノが弾けたなら」 (西田敏行)

【2022年8月号】 「サウダージ」 (ポルノグラフィティ)

【2022年9月号】 「東京ブギウギ」 (笠置シヅ子)

NHK朝ドラのモデルが笠置シヅ子さんに決まったという知らせを聞いて選びました。
顔以外の限られた部分で、飛び跳ねている躍動感をどう収めるかがキモでしたね!

【2022年10月号】 「真夜中のドア」 (松原みき)

【2022年11月号】 「オリビアを聴きながら」 (杏里)

【2022年12月号】 「雪の華」 (中島美嘉)

2枚描いて、上を採用しました

2023年

【2023年1月号】 「You raise me up」 (ブライアン・ケネディ)

【2023年2月号】 「花は咲く」 (菅野よう子)

【2023年3月号】 「桜坂」 (福山雅治)

【2023年4月号】 「Your Song」 (エルトン・ジョン)

【2023年5月号】 「アジアの純真」 (PUFFY)

だいぶ針すなお先生っぽくて好き

【2023年6月号】 「新宝島」 (サカナクション)

実際に掲載されたのは上ですが、気分的に色を付けたくなったので
勝手にカラーにしてInstagramに投稿したものが下です。

【2023年7月号】 「少年時代」 (井上陽水)

【2023年8月号】 「島唄」 (宮沢和史)

【2023年9月号】 「瞳を閉じて」 (平井堅)

顔の彫りを描きたくて、このアングルに

【2023年10月号】 「Get Wild」 (TM Network)

【2023年11月号】 「異邦人」 (久保田早紀)

【2023年12月号】 「星屑の街」 (ゴスペラーズ)

こちらも活動期間長すぎて、どの時期の絵を描くかで悩みましたねぇ

2024年

【2024年1月号】 「いい日旅立ち」 (谷村新司)

2023年10月に逝去。この号は谷村さんの曲が多く掲載されました。

【2024年2月号】 「なごり雪」 (伊勢正三)

【2024年3月号】(連載100回)「贈る言葉」 (武田鉄矢)

だいぶシンプルだな

【2024年4月号】(最終回)「SAY YES」 (CHAGE & ASKA)

101回目の…ということで、ついに終了です!

おわりに

「名曲タイムトリップ」は、日本の誇る素晴らしい名曲をたどるという連載でした。まさか101回も続くとは思っておりませんでしたね…!
さて、2024年5月号からは新しい連載が始まります。
既に次号予告も出ておりますが、新連載もなにとぞよろしくお願いいたします!ここ数年で話題になった曲を多く取り上げることになると思いますよ!
お楽しみに!

【2024年5月号】 NIGHT DANCER (imase) 

サポートをいただけましたら なるべく自分の言葉でメッセージをお返ししようと思います。 よろしくお願いいたします。うれしいです!