- 運営しているクリエイター
記事一覧
譜面を作ってる人の頭の中②_【バンド譜編】
ピアノの譜面を雑誌に掲載するようになってからは正確に言えば9年だったと思う(今の連載が7年続いており、その前に2年…とは言っても持ち回りだったので3ヶ月に1度だった…の短い連載があったからだ)。
この話の①の時に「楽譜によって付けるコードは変わる」というお話をしたが、もう少しだけ具体的にお話しておきたい。そのために、今度は「バンド演奏のためにミュージシャンに配る楽譜」について、説明する必要がある。
譜面を作ってる人の頭の中①_【ピアノアレンジ編】
たまにはちょっとだけ専門的なことを書こうと思う。
今日書きたいのは、音楽での「コード」の話。「ド・ミ・ソ」が「C」になる、あの「コード」のこと。あ、といっても「コードの事、わかりやすく教えます」的なものじゃないですのであしからず。
売られているポピュラーの楽譜を見ると、よく譜面にコードが付いてる。だれかがその曲を聞いて楽譜を作ってくれて、この場所のコードは「C」なんだよと教えてくれてるわけだ。
「そろそろグランドピアノを買ってくださいね」
小学生の時、ピアノの先生が、僕を迎えに来た母親に言った言葉をタイトルにしてみました。考えてみれば、たいへんな事をずいぶんサラッと言ってるなぁと、当然思いますよ。
うちは一般的なサラリーマンである父親と、一般的な専業主婦である母親と、男一人女一人の子供で構成された普通の家族なんです。白菜じゃあるまいし「あ、そうですか」と答えて、帰り際に楽器屋さんに寄って、店員さんに適当にグランドピアノを見繕っても
自由に楽しくピアノが弾きたい生徒さんと、そのピアノの先生方へ。
はじめに先日、昔ピアノを習っていた先生とお話をしたところ「ひとり、レッスンをしてあげてほしい男の子がいるの」と言われました。「何かを人に教えた経験が無いのでできません」とお断りしようと思ったのですが、今後の経験になるかもと、最終的にやってみることにしました。実は、その先生も教え方に悩んでいるようだったのです。
いざ、レッスンの時間。僕はどんな楽譜を持ってくるのか知らなかったのですが、彼が持ってき