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平凡な社会人が北海道の市町村をすべて制覇するとどう変わるか?

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転勤で北海道にやってきた平凡な社会人(平野タツキ)が北海道の179の市町村をすべて制覇するとどう変わるのか?を綴った物語。 北海道には何があるのか? すべての市町村を制覇すること… もっと読む
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第20話 北海道当別町ーここはスウェーデンー

第20話 北海道当別町ーここはスウェーデンー

God morgon

日本語でおはよう。

北海道でスウェーデンを味わえる場所がある。

それが、当別町。

北海道のスウェーデン、当別町。

◆北海道のスウェーデン当別町は、札幌から車で1時間以内の場所にある。

そんな当別町には、スウェーデンヒルズと呼ばれる場所がある。

名前の通り、スウェーデンの雰囲気を漂わせた場所である。

この場所を訪れたスウェーデン人が「ストックホルムの郊外にそっく

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第19話 北海道栗山町ー 一期一合 ー

第19話 北海道栗山町ー 一期一合 ー

栗山のお酒をひとりで呑む。
ひとりで呑む酒にも、慣れてきた。
ひとりで呑む酒が、日常になった。

10年前、飲めなかった、お酒。

7年前、飲めるようになった、お酒。

5年前、みんなで飲んでいた、お酒。

1年前、ひとりで飲むことが多くなった、お酒。

自分も成長し、時代も変わる。

一期一合。人生の旅に、盃。

◆北の大地に、日本の酒由仁から、栗山へ。

由仁で見た景色も秋っぽかったが、栗山は

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第18話 北海道由仁町ー赤く染まる魔法の箒ー

第18話 北海道由仁町ー赤く染まる魔法の箒ー

もし、魔法が使えたら?

誰しも、人生で一度は考えることだと思う。

・会いたい人のもとに飛ぶ。
・お金降らせる。
・雨を晴れにする。
・病気を治す。
・楽をする。
・自由になりたい。

人の「夢」とか、「欲望」「悩み」を叶える、解消するのに、「魔法」の存在を望む。

残念ながらこの世界では「魔法」は使えない。

でも、魔法がかかったような景色は存在する。

季節という魔法が、あなたの世界の色を変

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第17話 北海道上川町ー九月の雪ー

第17話 北海道上川町ー九月の雪ー

9月、山が白くなる。

山の山頂に雪が降る。すこし早い冬が近くにやってきた。

◆冬を目指す北見から玉ねぎ畑をみながらひたすら国道39号線を進む。
石北峠を越える。峠は9月なのにすでに気温は5℃ほど。

本州では、9月はまだ夏。

一方、ここではもう晩秋初冬である。

やっぱ北海道。最北の大地だ。

石北峠を下ると、層雲峡がある。

層雲峡(そううんきょう):北海道上川町にある峡谷である。大雪山国

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第16話 北海道北見市ーキツネとタヌキー

第16話 北海道北見市ーキツネとタヌキー

自分を見つめる視線の中に、キツネの視線ではない視線を感じる。

この視線は、タヌキだ。

◆キツネとタヌキ北見には、キタキツネと触れ合える日本で唯一の動物園「北きつね牧場」がある。

キタキツネが放し飼いされている。

のびのび走り回るキタキツネ
のんびり昼寝をするキタキツネ

破壊的なかわいさ。なまらめんこい。

社会で生きる人たちの日々のストレスも、ここに行けば解消される。

キタキツネは、北

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第15話 北海道置戸町ー人と、木と、オケトと、オケと、クラフトとー

第15話 北海道置戸町ー人と、木と、オケトと、オケと、クラフトとー

木を使ったものづくりは、この町を伝える。

木が育った土や空気、その木を加工するために使う道具。

ここ置戸町には、置戸の地域の営みと密接に結びつくオケクラフトがある。

オケクラフト

置戸(おけと)のオケ、桶のオケに、クラフトを合わせた言葉。

そんなオケクラフトに出会った。場所はオケクラフトセンター森林工芸館。

オケクラフトセンター森林工芸館は、置戸町の地域クラフトブランド「オケクラフト」

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第13話 北海道津別町ー愛らしく甘いクマー

第13話 北海道津別町ー愛らしく甘いクマー

北海道の津別町には、食べれるクマがいる。

そいつは、可愛い。愛らしい。そして、甘い。

◆甘いクマとの出会い
そのクマがいたのは、津別町の道の駅「あいおい」。

釧路から網走方面へ続く国道240号線沿いにある道の駅。

この道の駅「あいおい」のすぐそばには、今は廃線廃駅になった相生線の終着駅「北見相生」が残っている。

昔、ここには鉄道が通っていた。今はない。

今、そこはカフェになっている。

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第12話 北海道美幌町ーさいはての美幌峠に霧が降るー

第12話 北海道美幌町ーさいはての美幌峠に霧が降るー

あなた忘れる 旅だけど
霧が心を まよわせる
なにも見えない峠に立てば
にくしみだけが遠ざかる
ああ さいはての美幌峠に霧が降る

◆さいはての美幌峠に霧が降る屈斜路湖から美幌峠へ。

峠からの屈斜路湖。

。。。

『霧の摩周湖』の再来。『霧の屈斜路湖』

霧というよりは雲な気もする。(実際、風がかなり強かった。)

美空ひばりさんの『美幌峠』の一節に、

ああ さいはての美幌峠に霧が降る

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第11話 北海道弟子屈町ーまぼろしのブルーー

第11話 北海道弟子屈町ーまぼろしのブルーー

オンネトーでの疲れを癒すため、川湯温泉で一泊。

翌朝、摩周湖を目指す。

この旅の最大の目的は、「摩周ブルー」を見ること。

日本一の透明の湖。世界では、バイカル湖につぐ2番目に透明な湖。

約7000年前の巨大噴火によって生成された窪地に水がたまったカルデラ湖。

アイヌ語でカルデラ湖は「キンタン・カムイ・トー(山の神の湖)」。

なお、摩周の由来はよくわかっていない。

摩周湖のほぼ中央部に

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第10話 北海道足寄町ー古代の海と原野の道ー

第10話 北海道足寄町ー古代の海と原野の道ー

警告。警告です。

準備なしで、”らわんぶき”と”オンネトー”を連続で観に行くのはやめましょう。

あなたの車が”新車”であれば、後悔します。

せめて遠回りで。急がば回れ、行きましょう。

◆秋のあし摩周北見編開幕道東には、摩周湖という湖があります。

日本では一番、世界ではバイカル湖についで2番目に透明度の高い湖で、急激に深くなっていることとその透明度から青以外の光の反射が少なく、よく晴れた日

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第9話 北海道南幌町ーwelcome to my houseー

第9話 北海道南幌町ーwelcome to my houseー

長沼からの帰り道に、南幌に寄った。何も調べずに、南幌に寄った。

「ハート&ハート」と書かれた看板と塔が見えたから、とりあえず寄ってみた。そこにあったのは温泉とあいすくりーむ屋さん。

温泉もあいすくりーむ屋さんも”あっとほーむさ”を感じる。

そして、どちらも少し「キャベツ」を主張する。

◆長沼からの帰り道、南幌に寄ってみた。長沼のハイジ牧場からの帰路、南幌に寄った。

↓長沼の記事はこちら↓

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第8話 北海道長沼町ー路線のない町にある黄色い列車ー

第8話 北海道長沼町ー路線のない町にある黄色い列車ー

長沼町には鉄道路線が通っていない。でも、黄色い列車がある。

◆長沼の牧場に行こう。凡人会社員の平野タツキです!

「ただの会社員が北海道179市町村を巡るとどう変わるのか?」を研究しつつ、実際に行って、良かった場所やモノや物語を紹介していく連載記事です!

ぜひ、これからも、お楽しみください!よろしければ”スキ”ボタンと”フォロー”よろしくお願いいたします!とても喜びます、がんばれます!

では

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第7話 北海道美瑛町ーその青はまるで空の青ー

第7話 北海道美瑛町ーその青はまるで空の青ー

そういえば、この日。曇天だったのに、青い空が見れました。

◆上富良野から美瑛へフラワーランドかみふらのから、次に向かったのは、美瑛。

北海道美瑛町:北海道上川郡にある町。アイヌ語の「ピイェ」(油(転じて油っこい・油ぎっている))に由来するとされる。由来に反して、なだらかな丘陵と豊かな自然環境と景観が特徴で、「日本で最も美しい村連合」に加盟しています。

確認してみたかった。本当なのか。”美瑛の

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第6話 北海道上富良野町ー北の国からー

第6話 北海道上富良野町ー北の国からー

富良野から富良野へ。お花畑からのお花畑へ。

中富良野町のファーム富田から、次に目指したのは上富良野町のフラワーランドかみふらの。

少し小高い丘の上にあるお花畑「フラワーランドかみふらの」

上富良野町:北海道のほぼ中心に位置する。1897年(明治30年)の開拓以来、農業を中心に発展してきた町で、1948年(昭和23年)に農作物としてのラベンダー栽培を始めた地。

フラワーランドかみふらの:色と

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