短き書評:梅原猛『日本人の「あの世」観』中公文庫。冒頭一章は日文研創立期のイベント基調講演を文字起こししたもので、著者の最高傑作の一つと私は思ふ。同時講演のレヴィ・ストロースやドナルド・キーンに対抗する必要から普段の梅原文にある冗長さや勇み足がなく、スツキリ簡潔にまとまってゐる。
【イノベーションを生み出す!?ブリコラージュとは!?】 南米の住民が、非予定調和的なものをコミュニティの存続に重要な影響を与えていることが研究で分かった 「何の役に立つのかよくわからないけれどというグレーゾーンの直感は捨ててはいけない」 (悲しき熱帯 レヴィ・ストロース)