dechnobow

本業はグラフィック/WEBデザイナー。趣味でテクノ/ハウスDJ及び楽曲制作を行う。

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最近の記事

そして、みんなクレイジーになっていく

ガルシアマルケスの「百年の孤独」が文庫化されて大騒ぎになってるけど、そんなことよりビルブリュースター「そして、みんなクレイジーになっていく」を文庫化、しなくてもいいから再販して欲しいぞ。とんでもない値段で取引されててまったく手が出ない。という訳でまた無性に読みたくなってしまったので、このレアな書籍を所有している好事家の友人から再び(2度目)貸してもらった。 DJの歴史をそれこそラジオ草創期から丁寧に紐解くこの書籍の素晴らしさは、人づてに聞いた話や参考文献を著者の直感や憶測で繋

    • クラスメイトの女子、全員好きでした

      木曜深夜のドラマ「クラスメイトの女子、全員好きでした」がアツい!ジャイアンの声優として有名な木村昴がドラマ初主演の本作。物語は売れない作家志望の主人公が突然文学賞を受賞するシーンから始まる。 しかし記者会見場で小説の着想についての質問を受けた主人公は、なぜか挙動不審な様子でアイデアが浮かぶツボがあるという苦し紛れの嘘を付く。そう、実は受賞した小説の元ネタは中学の時にクラスで埋めたタイムカプセルから出てきたクラスメイトの女子の誰かが書いた創作小説だったのだ。 その後、副賞として

      • 愛着ある無用の長物達へ

        長年使い続けてる鞄がある。鞄というかリュックだが。吉田カバンのPOTERのタンカーで、30年くらい使っていてもうボロボロで朽ち果てそうだ。もはや身体の一部になっている。後ろ手でチャックの位置も正確に分かるし、というかむしろ身体の方がこの鞄への物の出し入れや背負う際の可動域に適切な進化を遂げている。 使いやすいというより身体がこのカバンに完全に順応してしまったのだ。腹話術人形に身体を乗っ取られてしまった腹話術師のように。養蜂というシステムにその生態ごと委ねてしまった蜜蜂のように

        • 浪費家のジレンマ

          少し遠出して激安スーパー、ロピアやOK、業スーなどに出向き大量に商品を購入してリュックと両手にエコバッグを抱え歩いてると新天地を求めて彷徨うジプシーのような気分になる。 大量消費は銭失いだが浪費は美徳である。僕は吝嗇家ではないので基本的に物欲に満ち溢れており、隙あらば浪費に走るだろう。ビックリマンチョコを箱買いするのなんかいいね。本当に欲しいものは値段を度外視して手に入れる。それが幸福の秘訣かもしれない。 iPhoneの新機種を出るたび買い替える行為は消費だろうか?浪費だろう

        そして、みんなクレイジーになっていく

          エアコンバブル

          ダイニングにエアコンを付けることにした。業者を呼んで昨日作業してもらったのだが、ちょうど夜ご飯の支度と重なって自宅はかなりカオスな状況に。米を研ぐ俺の背後で室外機を運ぶ業者。カレールーを溶かす俺の背後でエアコン本体を運ぶ業者。飯の支度が済んだ後も大相撲中継を観戦する横で室外機のホースを室内に通す業者、電動ドリルでエアコンを設置する業者など。 男女2人でベランダと居室に分かれて作業しているのだが、何やら息を合わせて行う共同作業があるらしく合図を出すために室内を怒号が飛び交う。

          エアコンバブル

          ONE BEAUTIFUL DAY

          僕は元々CDのジャケットデザインがやりたくてデザイン業界に入った。しかし音楽とあまり関わりのないデザイン会社に入ってしまったので仕事としてジャケットデザインをする機会には恵まれなかった。 今は転職を経てCDジャケットではないけど音楽アーティストに関わるWEB制作などやらせてもらっている。このキャリアパスはまったく偶然なんだけど、願ってればいつかは叶うものなんだな。 その一方で回数はかなり減ったけど趣味として音楽制作やDJ活動を続けている。そこで出会った知り合いや仲間とはいまだ

          ONE BEAUTIFUL DAY

          安西先生、広瀬すずとバスケがしたいです…

          昨日迷ってた無線ルーターは結局AX23Vを購入。決め手はこれ以上のスペック今の自分家の環境では必要ないなという判断。そもそも光1GBだしNASも使ってない。もし感度が悪いようならもう一台買い足してメッシュWi-Fi構築で問題ない。ヤー! そういえば遅ればせながらバスケの韓国戦を見た。1戦目は韓国の執拗なディフェンスと高い3ポイント成功率に阻まれ格下チームに3クォーターまでに20点も差をつけられるという屈辱的な試合展開。そのあと4クォーターでオリンピック予選の時みたいな怒涛の逆

          安西先生、広瀬すずとバスケがしたいです…

          無線LANルーター見聞記

          インターネット事業者を変えることになったのでこれまでレンタルで済ませてた無線LANルーターを購入することにした。価格comで調べるといま一番ホットな機種がTP-Link Archer AX23VというAmazon限定の4000円弱の激安モデル。Wi-Fi6対応機種の中でも圧倒的コスパを誇る。 もうこれでいいじゃんという気がしてしまうが…鉄筋コンクリート造の自宅の端の部屋までしっかりWi-Fiが届くのかどうか不安が残る🤔ちなみに同メーカー1ランク上の機種だと1万越え。 ルーター

          無線LANルーター見聞記

          経済圏を鞍替えすることになった話

          昨日は社員旅行2日目だったため月曜だけども日誌はお休み。こればっかりはしゃーない。飲みと観光、ボードゲーム、パーティーゲームの連続で脳がバグった。特にバスの中で突然始まったゴーバックジャンプゲームの中毒性がヤバかった。久々心の底から笑った気がする。 さて土曜日は家電を買いに近所の電気屋へ。目的の家電は早々に決まったけど、そのあとネットの乗り換え営業に捕まる。こういうのいつも早々に断るんだけどちょっと今回のは割引の金額が想像の二回りくらい上行ってて…この話聞いて乗り換えないやつ

          経済圏を鞍替えすることになった話

          あのちゃんのこと-序-

          最近あのちゃんがよくテレビに出ている。ほとんど見ない日がないくらいだ。これはもうブレイクタレントといっても過言ではないだろう。かく言う自分もあのちゃんが好きだ。もっとも特徴的なのはそのハイトーンでしゃがれた声質と舌足らずな喋り方だ。一人称は「ボク」。典型的ボクっ娘かと言うとそうでもない。陰キャでコミュ障だが、悲観主義ではなくポジティブなどかなりややこしい属性の持ち主である。 元はアイドルだが今はタレントと音楽活動がメインでまれに声優も行う。デデデデのおんたん役はハマり役、幾田

          あのちゃんのこと-序-

          誰も知らない漫画の素晴らしさが分かることと誰もが知ってる漫画の素晴らしさが分からないこと

          スパイファミリーという漫画を読み始めた。どうやらジャンプで連載されていてアニメ化もされて大人気らしい。これまで装丁や街中で展開されるタイアップ商品やコスプレなど作品から切り離されたイラストやキャラ単体で目に触れる機会はあったけど内容については一切知らない。 この超有名コンテンツを知らないということは一つの価値だと思う。かまいたちの漫才でもそんなネタがあったけど、決して流行に乗り遅れた人の負け惜しみではない。誰もが容易く情報にアクセスできる便利な世の中において、知らないままでい

          誰も知らない漫画の素晴らしさが分かることと誰もが知ってる漫画の素晴らしさが分からないこと

          圧倒的クオリティーを担保するための理想的な関係性とは

          前ハマってると書いた葬送のフリーレンの著者のインタビューをwebで漁ってて、マンガ大賞2021を受賞した時のエピソードに驚いた。原作と作画の二人はまだ顔を合わせたことがなく、仕事は原作のネームを作画担当が確認し質問があればメールでやり取りする程度だという。 担当編集を介してるとはいえ会ったことのない人にこれだけ信頼を置けることにまず驚きだし、細やかなニュアンスをネームやテキストレベルで読み取って表現できるってすごすぎる。それであのクオリティーを保ってるんだから天地がひっくり返

          圧倒的クオリティーを担保するための理想的な関係性とは

          いつもと違う毛色

          今日はいつもと違う道を通ってランチに向かった。というのも先日の飲み会終わりに流れでラーメン食う話になって、何人かで会社から繁華街方面へ向かう際、いつもと違うルートを知ったのだ。 かなり酔っていたし夜だったのでまったく同じルートを辿れてるか定かじゃないけど概ね合っていた。それにしてもこの道ここに繋がるんか!の瞬間はいつだってアメージングだ。脳みその使い方がいつもと違う感じ。きっと視覚から空間把握へと至るニューロン経路も更新されたに違いない。 見覚えのない通りの家屋は佇まいから門

          いつもと違う毛色

          ミュージックラバー

          先週の金曜はイレギュラーという名の月次締め会にて泥酔のため日誌が更新できませんでした!大変申し訳ない。 今週末はその流れで序盤低空飛行。日曜はユニクロへ。天気もイマイチだったので最近ハマっている葬送のフリーレンという週間少年サンデー連載の漫画を読んだりして過ごした。 それにしても飲み会で何気なく音楽の話題を振った所みなさんとんでもなく造詣が深くて驚く。ブルースからフォーク、カントリー、ロック、ハードロック、ハードメタル、プログレ、ジャーマンロックと連想ゲームのように話題が広が

          ミュージックラバー

          ビッグシルエットというムーブメントについて

          いつからだろう?スケーターカルチャーやシティボーイ台頭の影響でファッションにビッグシルエットの流れがここ最近ずっとあって、自分もTシャツとかXLでしか買わなくなった。パンツもだいたいテーパードパンツかワイドパンツだ。 こういうムーブメントはハイブランドから端を発して流行り出すとユニクロとかファストファションブランドが追い打ちをかけておっさんが着だすころにはブームは終焉に向かうんだけど、相変わらずコスり続けられてるから今回のは根深い。 コロナで外出が少なくなって体型がルーズにな

          ビッグシルエットというムーブメントについて

          ヒコロヒーについて思うこと

          ヒコロヒーというテレビ界において特異なポジションを持つ女芸人がいる。今日はヒコロヒーについて日頃思うことを語りたい。ちな私はお笑いオタクでも社会学者でもない。これはいちテレビ視聴者としてのただの感想であり、つまり過度な期待は禁物ということだ。 まずはヒコロヒーの特異なポジションについて。一般的に女芸人は美人すぎると容姿が邪魔して面白くても笑えない。その一方でブスだと自虐方向に走りがちで心の底から笑えない。普通だとそもそも印象に残らない。高学歴だと癪に触る。偏見だらけだが一般論

          ヒコロヒーについて思うこと