金曜ビター倶楽部

袋小路の恋|7【小説】



 光が届かない海の底は、どのくらい暗いだろう。
 何を頼りに泳いで、何を頼りに息をするのか。
 塗りつぶされた世界にも、掬い取れる余白はあるのか。
 沈んでく。一緒ならばこのままで構わない。
 唇を合わせたときだけ、息ができる。
 どうせ見えないのなら、眼は閉じたままで。

 日が暮れた外の世界から、さらに深い闇が満ちた部屋に入ると、ダイスケはすぐにサエを抱いた。言葉なんかなくてもいいと思っ

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ありがとうございます!肩揉みますね!
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無言の音

“さようなら” って美しい言葉だよね

彼女はときどき変わったことを言う。なんで? と聞いたら、除夜の鐘みたいだから、と季節が歪んだ答えが返ってきた。雨あがりの紫陽花が夕日の下で光る、今は6月だ。

--*--

初めて彼女と話したのは1年生の2学期で、席が隣になったから。赤い目をして、よろしく… と呟く彼女に「眠そうだね」と話しかけた。

「しんかいさん読みだしたら止まらなくて」

「君の名は。

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ありがとうございます
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東武東上線はなぜエモなのか

ちょっと前、あるnoteが僕の中で話題になった。

こげちゃ丸さんの『金曜日にさようなら』という掌編。名作揃いの #金曜ビター倶楽部 の中でも個人的に好きなトーンが全編に流れてる。

金曜日の深夜に漂う「あの空気」が好きな人はぜひ読んでみてほしいのだけど、こげ丸さんとTwitterしてる中で彼がふとつぶやいたことばに捕まった。

都心に比較的近いのに、改札からホームまでスロープで繋がっているような

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虹の味がしました!
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生まれて初めての夜更かしは、いつか観たサーカスよりもワクワクし、好きなコの横顔を盗み見る一瞬よりもドキドキした

夜更かしをしたことがない子どもだった。

 平日はもちろんのこと、たまの休日でさえ二十三時前後には鞴のような寝息を立てていた僕にとって、それ以降――つまり深夜帯は、言うならば存在しない時間だった。

 十五歳、中学三年の秋頃だったと思う。所属していた腐れサッカー部を総体敗退を期に引退してからというもの目に見えて体力があり余り、なかなかスムーズに寝つくことが出来なくなっていた僕は、このタイミングでよ

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小説家になろう&エブリスタにて小説連載中✒️
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金曜日にさようなら

モゴモゴ言う癖、いつか直してね

--*--

ぼくが想いを寄せるあの人は、三つ年上の先輩で同じチームのアートディレクター。昇進の最年少記録を更新したうちの会社のエース。この業界で名前を知らない人はいない、新進気鋭のスターデザイナーだ。

先輩が手がける作品は尖っている。刺激的なコピー、それに負けないインパクトあるビジュアルは世間の話題になることも多い。数々の賞を総ナメにした新聞広告。年鑑にも載っ

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ありがとうございます
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妄想満月

光のさじ加減で、月は今夜も満ち欠けを繰り返している。

いつから月が満ち欠けを繰り返していたのか。真偽のほどは統計やデータである程度わかるのかもしれないけど、それが本当かどうかなんて誰も知りやしない。

ねえきみは満点の星空と満月という最高の組み合わせを見たことがある?

満点の星空と満月という組み合わせは胸が高まるし、最高に幸せな気分になれるので、ぜひ目にしてほしい。

光の当たり具合が絶頂に達

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今日を幸せに生きることができましたか?
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壊れちゃえばいいとか、もう言えない

最後に、誰かを本気で好きになる片思いをしたのは、いつだっただろう。
「一緒にいて楽しい」とか「ちょっと気になる」とかではなくて、何もできないまま好きな気持ちをひた隠しにして、壊れそうなくらい気持ちを抑え込んで、そんな恋を最後にしたのは、いつだっただろう。

ふと、昔一緒のサークルでちょっとした有名人だった人を思い出した。
彼、今何してるんだろうなと思い、検索をかけた。
そうすると、私が知っていたの

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夜中に食べるクッキーが好きなの、内緒です笑
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【短編小説】 午前4時半、川を歩く

ソファーには疲れ切った2人が並んでいた。いつの間にか30分寝ていたけれど、「退出10分前です」のコールで起き上がった。

19歳の君は、18歳の高校生の私も19歳だと伝えくれて、なんとか午前3時までカラオケに居た。マフラーを急いで回し、駆け足で外に出た。

悴んだ両手を絡ませ、全身の熱を思い切り吐くように温める。行き先のない道を2人が歩く。駅から徒歩圏内の街が静寂で、2人の黒い影がやけに目立った。

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A1ゴシックをどうぞ〜!
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傘をさしてくれた人。

忘れられない人がいる。名前も知らないどこかの誰か。恋ってわけじゃない。けれど、心に何かを残してる。

生きていますか?

それだけでも確かめられたらいいのに。

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恋愛経験もまだ少なかった若き頃、あるバンドマンに夢中だった。彼の部屋で過ごす時間がただただ幸せで、この関係をなんと呼ぶかなんて知らないふりをしていた。友達に怒られようと、呆れられようと、彼に必要とされれば夜中でも会いに行った。

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私の好き②刀剣乱舞。日課です。
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アルエ

いる。やっぱり今日もいる。

 学区内の書店に併設された、こぢんまりとしたCDショップの片隅にとある女学生の姿を発見した僕は、思わず息を呑んだ。

 古びた十円玉を彷彿とさせる栗色のショートヘアに、アナクロ教師陣へのアンチテーゼとも取れる前衛的ミニスカスタイル。形の良い耳にはチープな有線イヤフォンと、そして軟骨ピアスがワンポイントできらり。いっちょまえにメイクまで施しており、元より大人っぽい顔立ち

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小説家になろう&エブリスタにて小説連載中✒️
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