心を磨き融通無碍となる

松下幸之助 一日一話
10月 4日 心を磨く

人間の心というものは、ほんとうに自由自在なものだと思います。何か困難な問題が起こったとしても、心の働きによっていかようにでも考えられると思うのです。もう辛抱できない、あしたにでも自殺したいという場合でも、考え方を変えるならば、一転して、あたかもひろびろとした大海をゆくがごとき悠々とした心境に転回することさえできるのです。それが人間の心の働きというもの

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流石!お目が高いっ!!ありがとうございます!!
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「着眼大局、着手小局」

大きなビジョンをみながら目の前の事に真摯に取り組むことが大切だ。

荀子

古典で学ぶ働き方改革②(荀子が語る問題解決の基礎)

弊社は間もなく創業60年を迎えますが、事業がないが年続くと何かと固まってしまっている部分があります。そんな環境で働き方改革に取組む場合、その様な様々な思い込みが改革の壁になる場合が多くあります。特に厄介なのは、「今のやり方では問題ないから今のやり方を変える必要はない」といった変化への抵抗感や、「そんなこと出来るわけがない」といった諦めによって、その先を考えることを放棄してしまう思考停止状態です。な

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「東アジアの思想」という話-14

【儒学の国教化】
『易経』の正統が孔子の『論語』です。

・『易経』→『論語』→『孟子』→『荀子』
※他にも『孝経』がありますが、割愛します。

「荀子(彼は法家の権威主義を出自としている)の誤りは、道徳を道具や公共の規範としてしか考えなかったことにある。その反対に、孟子の誤りは、そしてこれは儒家一般の誤りなのだが、政治的な道具について考えるに至らなかったことにある。そのために、孟子は、王が仁であ

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「東アジアの思想」という話-11

【『荀子』の思想的世界】
〈「礼」の理想と道理と現実〉
孔子の後継者が孟子です。「礼」を重んじる孔子は「仁」(理想)を説きました。孟子が「義」(道理)で補い「仁義」としました。ただし、理想と道理があったとしても、現実性がありません。

孟子の甘っちょろい「性善説」に対して、荀子は現実的な「性悪説」を説きます。礼による秩序(現実)です。

・孔子『論語』――礼による仁(理想)
・孟子『孟子』――礼に

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「東アジアの思想」という話-7

【『論語』の思想的世界】
『論語』は東洋の宝石です。比喩ではなく、文字どおり切磋琢磨され生き残ってきました。

〈『論語』〉
儒学の最高の教典が『論語』です。

「孔子は仁を説く。仁は慈愛の徳であって、孝弟忠信のごとき家庭的及び社交的道徳を推し広めて、一層広大なる意義あり普遍的価値あるに至らしめたものである」
――宇野哲人『中庸』(講談社、1983年)

ふつう中国の書は書いた人の名がつけられます

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「好不調はある前提で」遇不遇者時也

遇と不遇とは時なり
―遇不遇者時也―

[原文](荀子)
遇不遇者時也。

[書き下し文]
遇と不遇とは時なり。

[原文の語訳]
遇と不遇とは時による。

[解釈]
遇と不遇とは時機によるということです。

好不調はいつまでも続きません。好調に安堵し傲慢になってしまったり、不調を悲観しすぎて何もしないようではいけません。転機に準備ができていないと対応できなくなります。

バイオリズムにあるように

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「有名無実は泥棒と同じ」盗名不知盗貨

名を盗むは貨を盗むに如かず
―盗名不如盗貨―

[原文](荀子)
盗名不如盗貨。

[書き下し文]
名を盗むは貨を盗むに如かず。

[原文の語訳]
名声だけを得ようとするのは、貨幣を得ようとするのと同じである。

[解釈]
実を伴わずに名誉だけを得ようとすることは、何もせずにお金を得ようとする、まるで盗むようなこと同じだということです。

実績もないのに媚やコネだけで出世するのと給料泥棒が同じ、有

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「手抜きしない」道雖邇、不行不至

道は邇しといえども、行かざれば至らず
―道雖邇、不行不至―

[原文](荀子)
道雖邇、不行不至。

[書き下し文]
道は邇(ちか)しと雖(いえど)も、行かざれば至らず。

[原文の語訳]
道は近いといっても、行かなければ到着しない。

[解釈]
近いといっても行かなければ到着しない。簡単だからといってもやらなければ結果は出ないということです。

「いつでもやれる」といって放置しておいては、いつま

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「素直に無知を認める」迷者不問路

迷える者は路を問わず
―迷者不問路―

[原文](荀子 大略編 五十四)
迷者不問路。

[書き下し文]
迷える者は路を問わず。

[原文の語訳]
迷う者は道を尋ねない。

[解釈]
道に迷うような人は、知る人に道を聞かずに進んでしまうということです。

知っている人に尋ねることをしないで結局迷ってしまっては無駄が増幅されるだけです。

無知の知を自己認識し、周りに対して素直に助けを求めることも必

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