視座を高くし、自分にとって本当に大事なもののために行動しよう(『菜根譚』前集四十四)
今回取り上げるのは『菜根譚』前集四十四からの言葉。
成功しようとするならば、周囲より一歩高いところに立たないといけない。
そうしないと、塵の中で着物についた埃を振るい落としたり、泥の中で足を洗ったりするように、何事もうまくいかなくなってしまう、という意味。
つまり、成功を収めるには周囲よりも高い視座を持っていなければならない、ということですね。
大局的な視点を持ちなさい、と言い換えてもいいかもしれません。
「塵裡に衣を振るい、泥中に足を濯う」という部分は、戦国時代の楚