私は今まで、ずっと勘違いしていた。庭のアゲハの幼虫だが、キアゲハではなく、ナミアゲハだったのだ。つまりこの植物で生まれ育つのは、すべてナミアゲハ。「キアゲちゃん」と呼ばれていた彼らは、さぞ困惑して育ったのに違いない。そういえば「え? 自分ってキアゲハなの?」という顔をしていた。
さて、キアゲハならぬナミアゲハだが、丸々と太ると、突然姿を消す。ワンダリングと呼ばれる、蛹になる場所を探す旅を始めるのだ。そうして気に入った場所を見つけると、そこで蛹になる。けれど場所が悪く、外敵などにやられてしまう場合も多い。人間の都合に巻き込まれることも。虫の運は興味深い。
里芋とトマトに大量発生していた幼虫を見なくなった。 毎日、目を皿にして観察し、いたら地面に落とすようにしてた。 地面には捕食者がたくさんいるから、 数が減って行ったのかも知れない。 土中の窒素過多で発生しやすいらしいから、 今後は気をつけないと。 食物連鎖ってすごいね。