サポーター論

米国の無観客試合は応援音声もエンターテイメント

Twitchから米国女子プロサッカーNWSL・ナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ(National Women's Soccer League)チャレンジカップを生中継で見られます。

無観客なのに伝わる臨場感!?

今シーズンのNWSLはチャレンジカップを約1ヶ月間の集中開催とし、無観客試合で開催しています。生中継を見て「あれぇ?」という驚き。無観客試合なのに臨場感があります。鮮やかなパス交

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拝啓 サイバーエージェント様

かなりセンセーショナルなタイトルであれですが。

先日、私が応援しているFC町田ゼルビアの公式から次のような案内がありました。例のリモート応援のやつですね。
https://www.zelvia.co.jp/news/news-154910/

この案内を見て「???」となったのは、私だけでしょうか。
というのも、この手の募集では恐らくゴール裏の応援団体へと協力を仰ぐなど、よりよく演出できるやり方

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応援スタイルの文化論(?) まとめ

過去の記事はこちらから。
その1
その2
その3

私がこの論で述べたかったのは、Jリーグの応援スタイルをリーサー氏が述べる「文化の伝播変容」モデルでは説明できないということです。

確かにJリーグの黎明期、あるいはその直前において、「サッカーの応援=ゴール裏」という形を海外サッカーから持ち込んだのは事実かもしれません。しかしながらここまで見てきたように、今日のゴール裏において海外サッカーから持ち

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応援スタイルの文化論(?)その3

その2の続きです。

前回の最後に、ゴール裏のサポーターたちが応援スタイルに組み込む要素には一定の文法があると書きました。今回はその話です。

一見すると様々な要素の模倣と組み合わせで成り立っているように見えるゴール裏ですが、その中にも「パクリ」と呼ばれてしまう事案はあります。その「オリジナル」と「パクリ」の境界線とは、一体何なのでしょうか。

ある時、外国籍の選手のチャントを作成する際に提出され

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命名「リモーター」から感じる新しい価値を誰が創ろうとしているのか?

皆さんは川淵三郎さんにどのようなイメージをお持ちですか?・・・先駆者?老害?政治的?元日本代表?キャプテン?元日本サッカー協会会長?日本のスポーツに革命を起こした人?独裁者?サッカーだけでなくバスケットボールもプロ化した人?私は3度ほど川淵三郎さんとお話ししたことがあります。日本サッカー協会会長の時です。といっても、こちらは当時、サッカー界でもミジンコくらいの存在であったので、川淵三郎さんからは「

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私もスキです。
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「無観客での試合」どうやって応援するか!?Jリーグ新型コロナウイルス感染症対応ガイドラインから読み取るサポーターの応援方法

2020年5月14日にJリーグは「Jリーグ新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」を発表しました。私は、電子書籍「with コロナ COVID―19とコアサポーター 5つの視点で探すJリーグの明日」で、5月末までに発表された各種情報から「無観客での試合」「制限付きの試合」がどのように行われるかの展望と対策を書かせていただきましたが、どうやらJリーグは、さらに厳しい基準を示したようです。

ネット

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応援スタイルの文化論(?)その2

その1の続きです。

なお方針としてクラブ名は書かず、調査を行ったサポーターグループの詳細も明かさない方向で行きます。本稿の目的はあくまで、ゴール裏サポーターにおける応援スタイル創造の過程を、これまでの文化論とは違った形で明らかにすること。もちろんクラブ名は横断幕の写真等ですぐ分かってしまうものでしょうが、あまり粗探しの情報源にはして欲しくない思いがあります。

まずは横断幕の文言とルーツから、ゴ

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応援スタイルの文化論(?)その1

2016年から約3年間、とあるJリーグクラブのゴール裏サポーターグループで人類学的なフィールドワークをやっていました。根本的な動機は、自分自身取り憑かれてやまないゴール裏の魅力を、人類学の力を借りて言語化したい、というところでした(できたかどうかはかなり微妙ですが)。

結局できあがった論文はみっちりとエスノグラフィーじみたものを書き連ねた感じだったのですが、その中でも僕が魅力を感じていたのは、ゴ

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with コロナ COVID―19時代は「クラブとサポーターのチーム力」が試される。5つ目の視点は東京ヴェルディのコールリーダーを務める嘉納伸吾さんの単独インタビュー。

「with コロナ COVID―19とコアサポーター 5つの視点で探すJリーグの明日」の中に掲載したコールリーダー の座談会と単独インタビューだけを読みたいという声にお応えして、小見出しをつけて限定公開することにしました。今回は、コールリーダーが何を考え、何に悩み、どこに向かおうとしているのか?について紹介します。ぜひ最後までお読みください。

 JリーグはJ1を2020年7月4日に再開、J2とJ

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私もスキです。
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海外のサッカークラブをサポートするということ

その日、僕はコットブスから電車でベルリンへ向かっていた。中断が明けたばかりのドリッテリーガのコットブス対1860ミュンヘンを観て、宿へと帰るところだった。

僕と1860ミュンヘンとの付き合いはちょっとだけ奇妙な感じだ。あの日韓W杯が終わったばかりの頃、サッカーに取り憑かれた僕は深夜にテレビはかじりついてヨーロッパサッカーを観ていた。当時はまだセリエAがぎりぎり盛り上がっていた頃。

そんな時期に

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