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Jリーグサポーターは、長引く新型コロナウイルスとの戦いに勝てるはずだと考える11の理由。

新型コロナウイルスの感染拡大、終わりの見えない自粛に不安となり、強いストレスを感じて、多くの人が「コロナ疲れ」を起こしてしまう恐れがある。今は、外出を控え、人との距離を保って感染拡大を減らしていくより他ない。ただ、この戦いは長く苦しい。

多くのJリーグサポーターは難局を乗り切れるはずだ。

そう考える11個の理由が見つかった。この戦いにきっと勝てる。いつの日か、Jリーグが再開されたとき、笑顔でみんなと再会できるはずだ。

理由1 スタジアムでストレスを楽しんできた。

「2008Jリーグ新GM講座プレ講座」の講師を務めたリバプール大学のローガン・テイラー教授はサッカーが手の使用に制限がある「実に異色なスポーツ」であること、また、90分間を通し、あるいは次の試合への不安を抱えるファン・サポーターの姿から、「われわれがビジネスの対象としているのは、悩みや苦しみ。楽しみの部分は非常に少ない。」と語った。サポーターは、愛するクラブが勝てず、得点できず・・・という現実に、ストレスを感じながら苦しむ時間が長いことを承知した上で、その先にある喜びのためにスタジアムに通ってきた。一般的な人と比較するとストレスへの耐久性が高いと考えられる。

理由2 列整理の意識が高い。

ソーシャルディスタンス「感染拡大を抑制するために人と人との距離を2m以上保とう」と言われている。例えば、スーパーマーケットのレジの列を2m間隔にすると列が長くなる。それを嫌って距離を詰めてしまう人も多くいる。しかし、サポーターは試合前の入場待機列で長い列に拒否反応を示さない。また、割り込みに対する対処方法も経験している。大きな問題を起こさずにソーシャルディスタンスを推進することが可能だ。

理由3 なんとなく戦いには勝てる気でいる。

「今日は勝てるぞ!」という根拠のない意気込みを持ってスタジアムに乗り込んだ経験が誰にもあるはずだ。新型コロナウイルスとの戦いにも、先立つ不安よりも「まあ勝てるだろう」という気持ちで臨むことができる。

理由4 離れていても仲間と繋がっている。

Jリーグが開催されないと会えない仲間がたくさんいる。しかし、試合がなくても「今、そこにJリーグはある」。日頃から、週に1回の試合がある日だけではなく、仲間と常に繋がっている意識が強い。また、SNSや動画通話等を活用して、実際に遠隔でもコミュニケーションを取り続けている仲間・友人が多いこともサポーターの特徴だ。だから、Jリーグが再開されるまでの間もサポーターは孤独ではない。繋がっている安心感がある。

※元ネタです。

理由5 世界を意識している。

サッカーの世界はボーダレス。ボール一つさえあれば、どこでもプレーできる。国境や国籍は形式的なものであり、常にサッカー関係者やファン・サポーターはワールドワイドで繋がっている。だから、新型コロナウイルスの感染が拡大する中でも世界の動向を見つめて自分の行動を決めることができる。そして、不安が渦巻く世の中に往々にして生まれがちな国籍、民族、人種による差別に立ち向かうことができる。

理由6 炎上や乱闘を傍観できる。

ストレスを溜め込む人が多いと、些細な言葉尻等からでもネット上の炎上や乱闘が起きやすくなる。しかしサポーターは炎上や乱闘に日頃から遭遇することが多い。ムキになることなく収まるまで傍観してやり過ごすことができる。

理由7 情報戦の裏を知っている。

感染拡大以来、人々の不安を煽るようなニュースがテレビ、新聞、ネットに溢れている。また、真偽が疑わしい情報も拡散している。しかし、サポーターは、こうした情報の真偽を慎重に見極めなければならない場面に、これまでも多く遭遇している。例えば「移籍した大物選手による元所属クラブを卑下する発言」「超大物選手を獲得か?という不確実な先行記事」等々。「何らかの思惑があって誰かが情報を漏らしているかもしれない」「メディアが誇張しているかもしれない」という心の準備があるので、悪戯に不確実な情報に踊らされることが少ない。

理由8 新しい楽しみ方を見つける。

どんなに苦しいときでも、何か小さな喜びを見出すことができるのもサポーターの特徴だ。例えば「試合には負けたが応援では勝っていた」「J2に降格したが、一致団結して応援をより良いものにできる」「ひどい負けだったが途中出場したA選手のドリブルは素晴らしかった」。こんなことができるんだ!コロナウイルスとの長い戦いの中でも新しい楽しみや貢献方法を見つけ出したサポーターは多くいる。

理由9 我慢する目的を設定できる。

目的の無い戦いは辛い。ストレスの重圧に押し潰されそうになる。しかしサポーターには #家にいよう #StayHome の明確な目的がある。それがJリーグの早期再開だ。再開するためには新型コロナウイルスの感染拡大が収まっていなければならない。「早くスタジアムに行きたい」・・・だから、サポーターは我慢することができる。

理由10 無期限出禁に慣れている。

行きたいところに行かれない。会いたい人に会えない。行きたい店に行けない。これは、いわば「出入り禁止」しかも「無期限」のようなものだ。しかしサポーターは「無期限出禁」という文字を何度も見慣れている。そして「無期限出禁」のほとんどは、いつの間にか解除されてい入場を許されていることも知っている。だから先の見えない戦いにも耐えられるはずだ。

理由11 諦めが悪い。

サポーターは諦めが悪い。追い詰められてもきっと勝てると思っている。みんなで励まし合って生き抜こう。


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石井和裕 @ece_malicia
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