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U23サッカー、大人の階段のぼるのはサポ側も


耐えて耐えて呼び込んだ勝利

ロスタイム、股、股、ネット

チマ、うまいな〜あのタッチ


自分の背骨のくぼんだスジを

通って汗が流れていくように

スーッとちょうどいい速さで

通していくようなパス、タイミング


必要以上にムダな動きをしない

あぁ、うまい人の動きの質だ

上にいくにはフィジカルか


小久保と藤田には

敗退したライバル国は

文句言いそうだが日本人です


インドネシアだってという

理屈は用意したくないけれど


ルーツなんてねみんな辿れば

海を渡ってこの離れ孤島に

やってきて住み着いたわけで


先に来てそこで生まれたかで

マウント取るのはもういい


僕らだって過去をさかのぼれば

どっから来たかわからんので


もう常識的に当たり前だと

世間にも定着したんだなと思うし

生まれたところや皮膚の色は

関係ないことですから


でも長い年月かかりますね

こういう最前線に帰化選手以外で

実際来るまで数十年かかる


あとあのウズベキスタン側の観客

相手が何言ってるかわからん怖さ

聞き取りづらいときの妙な怖さ


その威圧感みたいなのを勝手に

コッチが感じてしまうときがある


これこそ、気圧される感覚でね

あの野太いのには叶わないなぁと

相変わらず思った


前半からのハイプレスで獰猛に

攻め込んでくるウズベクとそれを

後押しできてる野太い歓声が

ものすごく印象的だった


ウズベキスタン戦を観ていて

日本人はニッポンコールを

リズムに乗せ連呼しているけど


滑舌がいいからなのか、そもそも

言語を理解しているからなのか

聞き取りやすいんです、内容が


たしかに骨格の違いもあるけれど

ナニイウテルカワカラヘーン歓声

言い知れぬパワーや雰囲気がある


男くさいオスの雰囲気をつくれる

完全に前半は選手と観客が一体で

日本を圧倒していた雰囲気つくった


日本の観客は小さくかすかに聞こえる

バモニッポンリズム連呼の通常運転


選手を鼓舞する効果はなさそうだった

効果があれば日本はあんなにミスを

重ねたりしていなかったはずでね


よく失点しなかったなくらいのレベル

失点につながりそうなミスやピンチは

たくさんあったし決められなかっただけ


選手のほうもプレーの老獪さとか

成熟とはまた違うが落ち着き

堂々とした駆け引き、佇まい


プレー面でも、ファウルに見える

形に持っていく体の使い方や

ファウルへの誘い方が相手はウマイ


誘われてファウルしてた日本

前半は気圧され気味でミス多発

ああいうところでシュンとして

押し黙る感じは長年変わらない

やはり国民性もあるんだろうか


荒木が相手GKと接触したシーン

あれも意図的に見えない程度の

意図的なエルボーを食らわして


ああいうのを真似しろとは言わぬが

やるよな、あいつらならと思わせる


クリーンだけでないサッカーも

カードを出させようとする駆け引きも

含めてそれがサッカーだろう


なんだろうなぁ、青年と若者の違い

みたいな感覚を持ちました


ケンカ強そうな、笑顔の奥に牙がある

油断してたらヤられるぞ的な雰囲気の

ウズベキスタン側、ズルさもしたたか


日本人は相対的にケンカしなさそう

笑顔がピュアすぎ、悪くはないが笑

正々堂々だが、シタタカさとは無縁

クリーンに勝とうとしすぎる欠点


戦いの場では悪くないが良くもない

相手も遠慮しないし、カマしても

結局はビビってもくれないのは

結構な損だと気づいているだろうか


相変わらず歌うことに充実感で

そこに国民性と無心で従う継続性

従事して安心する理由付けの献身性


プレーに合わせて歓声を自然に

あげるほうが相手に対する攻勢の

雰囲気がつくれるのに残念だ


有名なサポの某朝日も年取ったな

初老の雰囲気でもバモニッポン


なんだろう、年相応の振る舞いは

日本人には感性が合わないのか

年取っても若者色の延長が強めだ


あえて残してるのか、それとも

変えようとしないから残ってるのか


そこは表彰式に映った宮本新会長の

落ち着いた佇まいとは対照的だった


宮本は振る舞いも国際的な対応

所作や落ち着きにもムダが無い

リーダーらしい雰囲気をちゃんと

日本人ながらに、まとってる

ちゃんと役員ヅラできてますね笑


日本人が幼く見えてしまうのは

なんか、妙につくられた感の強い

こうすれば怒られない的な感覚で


同調しながら、統率に陶酔し

所作や礼儀を状況を踏まえて

変えられない意識がぬぐえない


何か参考書片手になぞりながら

決められたことをこなすこと

もしくは演じてる自覚症状無い


外国の真似をすればいいとも限らず

かといっていまのそのスタイルで

自国をサポートできているか?

といえば疑問は残る


意外と日本人はサポーター論は

展開しないし変に守ってるだけで

改善点を誰も指摘しないから不思議


いつも押された展開でシュンとなり

後押しとは程遠い無言の観客になる


サポートには相手に脅威を与える

雰囲気をつくることも含まれる

思うようにいっていないとき

周りが鼓舞して流れを戻すような

上級者レベルの雰囲気は理想的だが

日本人には難しいのかもしれない


顔立ちもさることながら

初老でも初老らしい雰囲気を

自然にまとっている外国人

プレーに一喜一憂しながら

自然と楽しみ声をあげる感じ


同じ太鼓を叩くのも抑揚があり

気分が上下するし流れ見て休む

自然な高揚感を素直に出せてる


それは若者や参考書をなぞりこなす

一定のリズムを愛し、継続する献身性

幼く非力に映る日本人とは対照的


野太い声が出ないのは仕方ないが

歓声に対する感性が違うみたいな


野球でいうなら、重いストレート

打ち返すにもパワーや芯をとらえ

軸がぶれないと差し込まれそうな外国


日本人はピュッと速いが軽い

そんなストレートでバットを

合わせると内野の頭は越える


タスクありきで迷いなく遂行する

それは実に見事にハマる国民性

だからうまくハマると強豪国にも

勝てたりするのだと思う


サポートする意識が高いなら

もう一段、違う雰囲気づくりに

トライしてみたらどうだろうか


明らかに劣勢で流れが悪いとき

相手のチカラを削ぐような

雰囲気をつくることも重要だ


それが日本のプレーに合わせて

声や歓声を生み出し試合のリズムを

スタジアム全体の雰囲気を飲み込み

変えてしまうくらいならホンモノ


たぶん基本的に必要なのは

「応援」じゃないんだと思う


日本は何でも「応援」してしまう

そのやり方を真似て一体感を求める


応援というより観戦してる延長で

自分もテンション上げることで

プレーを後押しする雰囲気をつくる


そういう感覚の雰囲気が日本でも

つくれたらいいのになと思うが

これも数十年かかることなのか


応援する行為や約束事を意識せず

プレーや試合に自然と熱狂する

ラフプレーには声張り上げて抗議

怒号に近いけん制、ブーイング


特にアウェイではバモニッポンで

相手のチカラを削ぐことはできない


リードした途端に歌い出すのではね

リードされても同じく歌うだけでは

カミカゼ待ってるだけではないか


もっと試合を素直に観て

プレーに素直に反応して

歓声をあげ、ボルテージをあげ


相手をのみこむくらいに

雰囲気をつくれたら

観客も大人の階段をのぼれるかな


雰囲気づくりのうまさはまだまだ

外国に、一日の長がある気がする


選手やチームは結果出したが

サポや観客にはまだまだ伸びしろが

その変化を良しとするか否かで

意識は変わっていくのかもしれない


この視点の議論があまりに少ない

実はわかっていても太鼓やリズム

すぐ歌に逃げてしまうからだろう


あえて言うならサポーターも

選手同様に「採点」をすべきだ


でもこれもやっていくと自然と

形式的になっていくのかもしれない


日本人のメンタルはいつの時代も

素直に表現する事をためらわせる

その雰囲気は変えられないのかな






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