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擦り切れたコンタクトレンズが夜の灯りをあたたかくぼやかして苦しみを虚像にしてくれる
『好きだけど 届くな それが幸せ』
イヤリングの痛みに気づかないほど必死で大切だった。きっと欲を出せば軽蔑されてしまう。どうせ1番になれないから、苦しみながら貴女を愛すよ。すべての瞬間に琥珀糖をキラキラとまぶしたような幸せをひとつも逃したくないから。溢れそうな叶わぬ恋を閉じ込めて。
A Dream Journal
夢を見ている。
気づけばオリンピックの開会式を見ていた。見たことないくらいド派手で。雑踏に埋もれたくなくて錆びれた外階段からぼーっと光を追う。もっとちがう関係であなたと一緒に見たかったなあ。こんな、普通の人のふりしたくないよ。夢の中だから叶わないけれど。夜空に浮かぶ光の渦に呑み込まれそうになる。壊れそうで壊れない発射台。ああ、わたしは普通の幸せを選べるのに。幸せになれないのかな。コンビニフレ
わたしの好きな方がお誕生日のブログで昔飼っていた愛犬にそっくりな犬と幸せそうに肩を並べていた。誕生日を迎えたその方も大きくて朗らかで賢くて優しくて笑顔まで愛犬にそっくりで。記憶が遠すぎて朧げだけれど、低気圧で辛い今日を和ませてくれてくれてありがとう!
ざらつく生活。あなたに会いたい。寂しい。夢想ばかり前のめりで、仮想現実と現実が右目と左目で乱視する。君に届くな。君に届くな。
無意識下にある自分の特別で大切なものが、表現に投影され、初めて気づく。大切を探したい。紡ぎたい。わたしの生きるタスク。譲れぬ大切。
消化不良は嫌だ。
心臓に突き刺さったナイフをわたしの特別が抜いてくれた
絶望が背骨を辿って津波のように押し寄せてくる。荒廃した街並みは瞼の裏に鮮烈に焼き付いている。真っ赤なアラートが耳小骨を地響きのように揺らして破壊する。さあ、どうしようかな。目を背け続けるのもアリかもしれない。でも、向き合い踠き続けるのもいいな。そう思えるようになったのは、ある表現がぐるぐる巻きに幽閉しておいたトラウマという刃物を抜いて昇華してくれたから。傷つきにより、未知なる心の動き、感情と出会
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